1.2円でトイレ掃除!?汚れ落とし・除菌・消臭が一度にできる万能洗剤を作ってみた
こんにちは!のぞみです。
最近はいろんなものが値上がりしていますね。
お掃除アイテムのように毎日使うものは、少しでも節約したいところです。
そこで今回は「節約」をテーマに、トイレ掃除をしていきますよ〜!
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
使い捨てグッズを何度か使って節約
節約トイレ掃除、1つ目のポイントは使い捨てグッズを何度か使うことです。
わたしはお掃除アイテムを洗ったりおていれするのが面倒で、よく使い捨てのものを使っています。
掃除の負担はかなり減るのですが……1度で捨ててしまうと、どうしてもコスパが悪くなってしまいます。
そこで今回は、すでに別の場所のお掃除につかったアイテムを使い回していきます♪
自作洗剤で節約
節約トイレ掃除、2つ目のポイントは自作洗剤を使う、です。
トイレ掃除洗剤にもいろいろありますが、安いものでも1ボトル数百円はしてしまいます。
そこを家にあるもので自作することで、なんと1ボトルあたりたったの数円にすることができます!
コスパ良し!自作トイレ用洗剤の作り方
まずはトイレ用の洗剤を作るところから始めていきましょう。
空のスプレーボトルに水を98g入れて、食器用洗剤を1グラムくらい混ぜます。
今回は家で使っている「キュキュットクリア除菌」を使いますね!
そしてボトル入りの塩素系洗浄剤「キッチンハイター」を1グラム混ぜます。
塩素系を使っているので、安全のためにゴム手袋を着用してくださいね。
スプレーのトリガーを閉めてしっかり混ぜたら、自作トイレ用洗剤の完成です!
自作洗剤をつくるときの注意
今回の自作洗剤では、食器用洗剤と塩素系洗浄剤を混ぜて使っています。
水で100倍に薄まってはいますが、洗剤をほかの洗剤と混ぜて使うことは基本NGとなっています。
万が一のことがあっても自己責任となるので、気をつけてくださいね。
わたしは今回、しっかり成分をチェックしてから混ぜています。
食器用洗剤の主成分は界面活性剤で、「キッチンハイター」にも界面活性剤は含まれています。
これまでに何度か試していますが、ガスが発生したり、変色してしまうことはありません。
もちろん入っているのは界面活性剤だけではありませんし、何倍に薄めるかによっても変わってくるかと思います。
今回のやり方で、絶対に大丈夫!とも言い切れないので、みなさんも試すときは自己責任でお願いしますね。
「キッチンハイター」と食器用洗剤をいれる理由
今回つくった自作洗剤に、「キッチンハイター」と食器用洗剤の2つを入れたのにはきちんと理由があります。
まず「キッチンハイター」を入れたのは、除菌効果が高いから!
トイレには気になる菌がたくさんありますが、塩素系を使えば効率よく除菌をしてくれます。
そして食器用洗剤をいれたのは、皮脂汚れを落としやすくするためです。
トイレにもフタや便座、手すりなどなど、手や肌が触れる場所がたくさんありますね。
そこにはどうしても皮脂汚れがついてしまいます。
軽い皮脂汚れであれば水拭きでもある程度落とすことができますが、しっかり取るなら界面活性剤を使うのがおすすめです!
なので今回は、界面活性剤をプラスするために食器用洗剤も混ぜてみました。
界面活性剤のちょうどいい濃度は?
自作洗剤をつくるとき、迷うのが「水で何倍に薄めるか?」です。
界面活性剤の濃度が高ければ汚れはよく落ちてくれますが、コスパが悪くなりますし、拭き上がりもヌルヌルベタベタしてしまいます。
そこでちょうどいい割合の参考にしたのが、花王さんの拭き掃除用洗剤「クイックルホームリセット泡クリーナー」です!
「クイックルホームリセット泡クリーナー」の界面活性剤の濃度は0.4%で、サラサラの拭き心地が特徴ですね。
今回使った食器用洗剤をはじめとして、大手メーカーさんからでている食器用洗剤は、界面活性剤の濃度が30%前後になっています。
なので水で100倍に薄めれば、界面活性剤の濃度は約0.32%となりますね!
「クイックルホームリセット泡クリーナー」と同じくらいの濃度になり、吹さん拭きあがりも似たような感じになります。
みなさんも洗剤を薄めて使うときは、もともとの洗剤の濃度をチェックして水の量を計算してみましょう♪
便座・便器まわりのお掃除
それではトイレ掃除をはじめていぎすね。
拭き掃除に使うのはスコッティファインの「洗って使えるペーパータオル」です。
一度食器の水気を拭き取るのに使ったもので、布巾かけで乾かしておきました。
このペーパータオルをはさみで半分にカットし、1枚は便座まわりを、もう1枚は床や壁を拭いていきます。
便器を拭き掃除
それではペーパータオルの1枚目を自作洗剤で湿らせ、便器を拭いていきます。
お掃除中にウォシュレットが作動して洗剤がながれてしまうともったいないので、コンセントは抜いておきますね。
便器のフタも拭いていきます。
しっかり拭きたいときは、フタをガバッと外して拭いています。
便座の裏をフチを拭き掃除
つぎは便座を上げて、便座裏を拭いていきます。
ちなみにトイレの説明書を読むと、ウォシュレットのトイレで塩素系の洗浄剤を使うのはNGとなっているようです。
変色や故障のリスクも0ではありませんから、こちらも使うときは自己責任でお願いします!
つぎは便座の溝をお掃除していきます。
プラスチックのヘラにペーパータオルを巻き付け、溝を軽くなぞっていきます。
ちなみに使っているのは、100円ショップのSeriaで購入したお掃除ヘラです!
便座の内側には、便座を温めるための配線が通っていることがあります。
万が一塩素系や酸性洗剤の成分が配線に触れてしまうと、サビたり故障してしまうかもしれません。
この部分のお掃除で強い洗剤を使うのも、自己責任になるのでご注意くださいね!
また、ヘラを使っているのであまり強い力を加えてしまうと溝が開いてしまうかもしれませんり
力加減には十分気をつけましょう!
便器と便座の隙間を拭き掃除
つぎは便器と便座の隙間を拭いていきます。
我が家のトイレは右側についているレバーを引くと、便座を浮かせることができます。
便座を浮かせて、ペーパータオルで拭いていきますね。
便器の中をスポンジで洗う
つぎは便器の中をお掃除していきます。
わたしはトイレブラシを持っていないので、今回は「毎日取り換えキッチンスポンジ」を使ってみようと思います!
半分サイズにカットしたもので、一度魚焼きグリルのお掃除に使いました。
基本的に使い捨てのスポンジなのですが、意外と丈夫なので何度か使えるんですよね!
それでは自作洗剤をスプレーして、スポンジで磨いていきます。
便器に手を入れて洗うのは抵抗がある人もいらっしゃるかもしれませんが……ゴム手袋を着用しているのでそこまで気になりません!
それにブラシを使うよりも、手で洗ったほうがゴシゴシ磨けますしね。
「毎日取り換えキッチンスポンジ」はキッチン用のスポンジではありますが、薄くて固くて、かなり研磨力があります。
便器の内側は水垢がついてしまうこともありますから、少しでも研磨力のあるものでこすっておきたいですね。
かなりガンコめに水垢がついているときは、専用洗剤を使って洗ってみましょう。
わたしは以前、水垢洗剤の「茂木和哉」を使って便器の水垢が落としてみました。
気になる方は、こちらの動画でやり方をチェックしてみてくださいね♪
便器の内側を洗い終えたら、使ったスポンジをゴム手袋と一緒に捨てます。
スポンジを持ったままゴム手袋をひっくり返すようにして脱げば、汚れたスポンジに触れることなく、ゴミ箱までもっていくことができますよ。
トイレの床・壁のお掃除
つぎはトイレの床と壁をお掃除していきます。
使うのは半分にカットした「洗って使えるペーパータオル」と、「クイックルミニワイパー」です。
ペーパータオルをワイパーにセットし、自作洗剤をシートに吹きかけます。
そしてワイパーで壁から拭いていきましょう。
塩素系を使うことでシミの漂白もできる
トイレ用洗浄剤にも「ドメスト」や「トイレハイター」といった塩素系洗浄剤があります。
今回の自作洗剤にも、塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」を入れていますね!
塩素系洗浄剤は、黒ずみ汚れや赤カビ、黒カビといった菌が原因の生き物汚れに効果的です。
さらに除菌・消臭効果もあるので、トイレ掃除にはピッタリなんですよね!
壁の拭き掃除に使えば、クロスのちょっとしたシミも落とすことができます。
もしシミになるくらいひどい汚れがついているのであれば、塩素系洗浄剤の成分を少し濃いめにいれて、放置してみましょう。
また、トイレにはおしっこが飛び散って、黄ばみになることがあります。
おしっこが原因の汚れのときは、「ハイター」のような塩素系洗浄剤よりも「サンポール」や「トイレのルック」のような酸性洗浄剤のほうが効くことがあります。
塩素系を試してみてそれでもまだシミが落ちなければ、酸性洗浄剤をつかってみるのもありですね♪
洗剤とクエン酸を混ぜればおしっこ汚れ対策に
今回のトイレ掃除では、食器用洗剤の「キュキュット」と塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」を混ぜて作った自作洗剤を使っています。
「キッチンハイター」は除菌効果が高いので、除菌を重視したトイレ掃除をしたいときにおすすめですね。
自作洗剤は安く作れるだけでなく、このように汚れにあわせていろんな組み合わせができることがメリットです。
たとえば以前、洗濯洗剤の「アタックZERO」と酸性洗浄剤のクエン酸を混ぜたもので、トイレ掃除をしたこともあります。
クエン酸を混ぜて使うことで、おしっこのニオイやおしっこの汚れがより落としやすくなります。
そのときの様子が気になる人は、こちらの動画を見てみてくださいね!
隙間はコーキングで埋めるとラク
引き続き、トイレの床を拭いていきます。
ところでトイレの床には、意外と隙間がありますよね。
我が家のトイレには、便器と床の隙間、壁と壁のあいだに隙間があって、よく汚れがたまってしまっていました。
お掃除が面倒になってしまうので、このあいだコーキング剤で隙間を埋めてみたんです!
近づいてみると……見えますでしょうか?
便器のまわりにぐるっと一周、そしてトイレの床のタイルの隙間に、白いコーキング剤が付いています。
コーキング剤は、市販の「バスボンドQ」を使いました。
意外とカンタンに隙間を埋められるので、お掃除をラクにしたい人にはおすすめです!
洗浄ノズルと便座の表面をお掃除
最後にウォシュレットの洗浄ノズルと便座の表面をお掃除していきましょう。
もうペーパータオルがないので、トイレットペーパーで拭いていきますね。
ウォシュレットノズルを出したらトイレットペーパーに自作洗剤を吹きかけ、全体的に拭いていきます。
そこまで汚れがひどくないので、軽く拭く程度で大丈夫そうです。
汚れが落ちたら水で洗剤を流します。
ここはトイレの水を流しても水が当たらないので、水道水をいれたスプレーでシュッシュと水をかけていきます。
そして便座の表面を拭いていきます。
肌に触れるところですから、新しいシートで拭きますね。
今回はトイレットペーパーに自作洗剤をかけて拭いていきます。
キレイになったら、使ったトイレットペーパーを水で流しておしまいです!
おわりに
ということで今回は、食器用洗剤の「キュキュットクリア除菌」と塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」を合わせて自作洗剤を作り、それでトイレ掃除をしてみました。
自作洗剤のpHはどれくらい?
実は……「キュキュットクリア除菌」の液性は弱酸性、「キッチンハイター」の液性はアルカリ性です。
「キッチンハイター」のアルカリ度はかなり高いので、混ぜて作った自作洗剤はアルカリよりになります。
液性が中和されてしまうともったいないですし、できれば混ぜる食器用洗剤は、中性のものを選んだ方が安心ですね。
せっかくですし、今回の自作洗剤のpHを計測してみましょう。
pH測定器を使ってみると……pHは11.0もありました!かなり強めのアルカリ性です。
ここまでアルカリ度が高ければ、皮脂汚れはしっかり落としてくれます。
弱酸性の洗剤をまぜて作りましたが、もっとアルカリに近づけるなら、混ぜる食器用洗剤もアルカリ性や中性のものにしてみてくださいね。
自作洗剤は何円でできた?
今回のトイレ掃除のテーマは「節約」です。
作った自作洗剤は何円になったか、計算してみましょう!
まず塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」は600ml入りのものを200円で買ってきました。
今回使ったのが1グラム(1ml)ですので、約0.33円になります。
そして食器用洗剤の「キュキュットクリア除菌」は240ml入りで200円くらいでした。
今回つかったのが1グラム(1ml)なので、約0.83円になります。
……となると、2つの洗剤を合わせて、今回作った自作洗剤は約1.2円という計算になりますね!
たったの1.2円で100mlの洗剤が作れるなんて、かなりお得ですよね。
さらにプライベートブランドの洗剤を使えばもっと安くなります。
残った洗浄液はどうする?
今回は自作洗剤を100ml作りましたが、一度のトイレ掃除ですべて使い切ることはできませんでした。
自作洗剤は水で薄めているので、防腐剤の効果も薄まってしまっています。
作ったらできるだけ早めに使い切るようにしましょう。
トイレ掃除で使い切れなかったら、お風呂掃除やキッチンシンク掃除、洗面台掃除などに使うのもおすすめです!
また塩素系を使っていますので、余った洗剤はトイレの便器の水と混ぜて、しばらくつけ置きしておくのもいいですね。
コスパよく作れる洗剤ですから、いろんな場所のお掃除に使っていきましょう♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は食器用洗剤と塩素系洗浄剤を混ぜて、トイレ用洗剤を作ってみました!
100mlの洗剤がたったの1.2円で作れて、さらに汚れ落ちもいいなんて、理想の洗剤ですよね。
みなさんも一度、試してみてくださいね。
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪