【検証】マジックリン泡ジェットはレンジフードのギトギト油汚れでも落とせるの?
今回は、「キッチンマジックリン泡ジェット」を使ってキッチンのレンジフードの整流板を掃除していきます。
整流板の内側はだいぶ汚れていると思うので、キレイにしていこうかなと思います!
- レンジフードの整流板の掃除方法
- 「キッチンマジックリン泡ジェット」と普通のマジックリンの比較
「キッチンマジックリン泡ジェット」を使った、キッチンのレンジフードの整流板の掃除方法を動画で見たい場合は、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画へどうぞ!
事前準備
今回の掃除で使用する掃除グッズ
今回の掃除で使用するのは、次の5つです。
- 使い捨てニトリル手袋(薄手・パウダーフリー)
- スコッティファイン「洗って使えるペーパータオル」
- マイクロファイバークロス
- 「キッチンマジックリン泡ジェット」
- 段ボール
整流板の内側は、油汚れがたっぷりついています。
そのため、いきなりクロスで拭くと真っ黒になってしまうので、使い捨てのペーパーを使います。
マイクロファイバークロスは仕上げ拭き用です。
そして、今回主役となる洗剤の「キッチンマジックリン泡ジェット」ですが、成分を見ると、これまである普通のマジックリンよりも汚れ落ちはおそらく悪いと思います。
しかし、実際にひどめの油汚れで使ったことがないので試していきます。
ただ試すだけでなく、普通のマジックリンとの比較もしてみます!
掃除前の準備
まず、整流板を下げていきます。
汚れがついているのが分かりますし、汚れが垂れてきてしまっていますね。
そのまま整流板を外して段ボールの上に置き、掃除していきます。
掃除前の様子
掃除前の様子を見ていきましょう。
角の方は、かなり油汚れが溜まっています。
ただ、黄ばんではいますがそんなに固い汚れではなさそうです。
あとは、全体的に油汚れの上にホコリが付いてる感じです。
隙間があって掃除しにくい箇所もあります。
固まっている油汚れもありますね。
油汚れはだんだん固まってきますが、黄ばんで固まってくるとガンコな汚れになります。
大体6ヶ月ぐらい過ぎてくると、黄ばみがひどくなって固まってくるといった感じです。
マジックリンの比較テスト
比較テスト
では掃除の方に入っていきますが、まずはマジックリンの比較テストをしていきます。
油汚れがついている場合、先にペーパーで拭き取った方が良いです。
しかし今回は「キッチンマジックリン泡ジェット」の洗浄テストも兼ねて掃除するため、このまま洗剤をかけていきます。
整流板の左半分に「キッチンマジックリン泡ジェット」、右半分に普通のマジックリンをかけて拭いていきます。
今回は、たっぷりめに洗剤をかけました。
まず、「キッチンマジックリン泡ジェット」をかけた左半分を拭いていきます。
見た目は酷い汚れですが、実際はそこまで固くないのでするっと落ちてくれます。
では、普通のマジックリンの方も拭いていきます。
こちらも問題なく拭き取れました。
比較テストの結果
比較テストの結果、普通のマジックリンの方は、拭いた後も泡の状態で残っていました。
泡の状態で残っているということは、まだ界面活性剤が十分に働ける状態ということです。油がまだ残っていたり、ちょうど油と反応しきった状態であれば泡は出ません。
そう考えると、「キッチンマジックリン泡ジェット」の方はもう泡が出てない状態で、白い筋がついています。
これは油汚れが乳化した状態だと思います。
こういうところで1つ判断すると、普通のマジックリンの方がよく落ちそうな感じがします。
では水拭きして、少し乾かしてみましょう。
乾いた後に油汚れや洗剤が残っていると筋の状態や白い跡が残るので、そこがどうなのか確認していきます。
乾いた状態で確認してみると、「キッチンマジックリン泡ジェット」の方はまだ少し汚れが残っている感じがします。
触ると少しヌルっとした感じがします。
反対に、普通のマジックリンの方はキレイに落ちており、ヌルヌルしている感じは少なく、しっかり拭き取れているという感じがします。
比較は難しいですが、今回の比較では普通のマジックリンの方がよく落ちたという感じがします。
キッチンマジックリン泡ジェットと普通のマジックリンの違い
「キッチンマジックリン泡ジェット」と普通のマジックリンを比較してみましたが、今回やってみた結果としては普通のマジックリンの方が洗浄力が高いと感じました。
まず、普通のマジックリンの方がアルカリ度が高いです。
界面活性剤の濃度も「キッチンマジックリン泡ジェット」が0.8%なのに対して、普通のマジックリンは1%と高いです。
ただし、「キッチンマジックリン泡ジェット」の成分は、溶剤が多めに入っています。
そのため、どちらかというと、溶剤の脱脂の働きを主に使って油汚れを落とすという感じがします。
一方、普通のマジックリンの方は溶剤も入っているだけでなく、アルカリの鹼化の働きや界面活性剤の働きもしっかり使えます。
鹸化とは、油脂とアルカリを混ぜたときに起こる加水分解のことです。
色々な働きをある程度高いレベルで使うことができるので、普通のマジックリンの方が洗浄力は高いと思います。
掃除方法
掃除方法
比較テストができたところで、引き続き掃除を進めていきます。
マジックリンで拭いた後の掃除の手順は、次の通りです。
- マジックリンで拭いた後、全体的にペーパーで水拭きする
- 金具の隙間は、ペーパーを厚めに折り、爪楊枝に巻いて拭く
- マイクロファイバークロスで仕上げの乾拭き
掃除後の様子
一通り掃除が終わったため、掃除後の様子を見ていきましょう。
普通のマジックリンの方も、「キッチンマジックリン泡ジェット」の方もどちらもキレイになりました。
今回ぐらいの油汚れであれば、「キッチンマジックリン泡ジェット」でも十分キレイにすることができると分かりました!
まとめ
今回は「キッチンマジックリン泡ジェット」を使って、整流板の内側に溜まった油汚れを落としてみましたが、いかがでしたでしょうか。
普通のマジックリンは、「キッチンマジックリン泡ジェット」と比べて洗浄力が高いと思います。
しかし、「キッチンマジックリン泡ジェット」の方も十分使えるので、もし気になっているという場合は大掃除に活用されるのもいいと思います。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。