自作洗剤&道具でラクに!レンジフードのお掃除方法

60秒で読める!AI記事要約
● 掃除アイテム
– ゴム手袋、ペーパータオル、洗面桶、バスシューズ
– 中性食器用洗剤、「橙の雫」、キュキュットウルトラクリーン(中性)
– 自作洗剤、自作ブラシ(ペットボトル・割り箸)
– 食洗機、排水口ネット
● 自作ブラシの作り方
– ペットボトルをカットして汚れ取り用ヘラを作成
– 割り箸にヘラ状パーツを輪ゴムで固定
– シロッコファンのひだ汚れに使用
● 掃除の流れ
1. 分解と前洗い
- 整流板、フィルター、シロッコファンなどを取り外し
- ペーパータオルで前拭きし、油汚れを軽減
2. シロッコファンの前洗い
- 自作ヘラで固まった油をこそぎ落とす
3. 食洗機でパーツ洗浄
- 中性洗剤「キュキュットウルトラクリーン」使用
- 高温や素材への影響があるため自己責任で実施
4. 整流板の拭き掃除
- 自作洗浄液(お湯+食器用洗剤+「橙の雫」)を使用
- ペーパータオル+つまようじで細かい部分まで清掃
5. レンジフード本体の拭き掃除
- 洗剤拭き→水拭き→仕上げ拭きでベタつき解消
● 洗剤の工夫ポイント
– 「橙の雫」:溶剤として油汚れに強く、食器用洗剤の補助に最適
– お湯を使用:油汚れが落ちやすくなる
– 中性洗剤使用:素材を傷めにくく安心
● まとめ
整流板やレンジフード本体の油汚れは、自作洗剤+DIY道具+食洗機を活用することで効率よく落とせる。

こんにちは!のぞみです。
キッチンのレンジフードってなかなかお掃除しない場所ですが、久しぶりに見てみたら汚れがべったり……なんてことがありますよね。
特に内側にあるシロッコファンは油汚れがこびりつくし、洗いにくい形をしているし……。
今回はそんなレンジフードの内部、フィルター、そしてシロッコファンをできるだけラクにお掃除する方法をご紹介してきます♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
レンジフード掃除に使うアイテムの紹介
まずは今回のお掃除で使うアイテムをご紹介していきます。
①使い捨てニトリルゴム製手袋
汚れが多い場所ですし、ゴム手袋は必須ですね。
②洗って使えるペーパータオル
拭き掃除に使います。一度食器の水気拭きに使ったものを乾かして使います。
③お掃除用の洗面桶
こちらの洗面桶で自作の洗剤を作っていきます。
④中性の食器用洗剤
自作洗剤をつくるときに使います。中性であればメーカーや種類はなんでも大丈夫です。
⑤食洗機用中性洗剤 ウルトラクリーン
一部のパーツ類は食洗機で洗っていくので、食洗機用の洗剤も用意しました。中性なのがポイントですね。
⑥排水口ネット
これは食洗機の排水口に取り付けます。
⑦自作お掃除棒
「洗って使えるペーパータオル」を切って、割り箸に巻き付けたものです。
今回は2本用意しました。
⑧輪ゴム、割り箸、ペットボトル
こちらもお掃除に使います。自作ブラシは後ほど説明しながら作っていきますね。
⑨「橙の雫」
今回の注目グッズがこちら!溶剤の「橙の雫」です。
自作洗剤に混ぜて使うのですが、なぜ混ぜるのか?どんな効果があるのか?は使いながら説明していきますね。
自作ブラシをつくる
まずは輪ゴムと割り箸、ペットボトルを使ってレンジフードのお掃除アイテムを作っていきます。
はじめに使うのはペットボトルです。
半分ぐらいのところでカットして、根本のほうを斜めにカットしていきます。1つ目はもうこれで完成です!
これでシロッコファンの内側の汚れをこそぎ落としていきます。
切ったペットボトルの上半分は、小さいヘラを作るのに使います。
5ミリ幅くらいにカットしてくるっと丸め、割りばしに括りつけましょう。
いつもはセロハンテープで固定しているのですが、輪ゴムでも大丈夫です。
このループ状のヘラは、シロッコファンのひだについている汚れを落とすのに使います!
換気扇のパーツを外していく
つぎは今回お掃除する場所のパーツを外していきましょう。汚れ具合はのちほどじっくりお見せしていきますね。
整流板を外すとフィルターがついています。遠くから見てもわかるくらいに汚れがついていますね。
さらに筒状のシロッコファン、そしてファンの外側のパーツもあります。
奥にはオイルキャッチャーがあるのですが、外せるので一緒に洗っていきます。
お掃除前の汚れをチェック
つぎは汚れの状態を見ていきましょう。
まず気になるのはオイルキャッチャーです。傾けると垂れてくるくらいのオイルがたまっていました。
整流板は全体的に油汚れがついています。
まだ固まっていない液状の油汚れもありますが、一部はポツポツと固まった油汚れになってしまっています。
たしか最後に整流板掃除をしたのが一年前なのですが、一年でここまで汚れてしまうんですね。
こちらは整流板を外したレンジフードの内部です。
べっとりと油汚れとホコリがついていますね。
フィルターがついていたところには、なんとツララのようになった油汚れがついています。
ここまで汚れているとちょっとびっくりしてしまいますね……。
つぎはシロッコファンが入っていたところを見ていきます。
内側はそこまで目立った汚れはついていなさそうですが、こそげ落としていくときっと油汚れがたくさん取れてくると思います。
フィルターはご覧の通り……油汚れとホコリがたくさんついています。
そしてシロッコファンは一見キレイなのですが、角度を変えてみるとひだに茶色い油汚れがついています。
ひだは細かいし数が多いし洗うのが大変なんですよね……でも今回はしっかり落として憩いますよ。
さらにシロッコファンを固定している枠やネジも外して洗っていきます。触るとベタベタとした感じがするので、きっと油汚れがついているのだと思います。
シロッコファンを前洗い
今回のお掃除の大まかな流れとしては、パーツ類やシロッコファンといった取り外しのできるものは食器洗浄機で洗い、整流板のように大きなもの、取り外しのできないものは拭き洗いをしていきます。
さきに食器洗浄機で洗っていきたいのですが、いきなり油汚れがガンコそうなところは前洗いをしておきましょう。
シロッコファンのひだにはたっぷりと油汚れがついていたので、ペットボトルをくるっと丸めたものを括りつけた自作のヘラで汚れをこそぎ落としていきます。
1つ1つのひだの汚れを取るのは面倒なのですが……軽くこするだけでびっくりするくらいの油汚れが取れてくるんですよね。
ぐるっと1周、こそげ落とすとここまで自作ブラシが汚れてしまいました。
こまめに油汚れを回収していたペーパータオルもこのように油がたくさんつきました。
こうやってみると、整流板につく油汚れとシロッコファンのひだにつく油汚れの性質の違いがわかりますね。
整流板につく油汚れは垂れてきそうなくらい柔らかい汚れでした。
それに対してシロッコファンの油汚れは、へらでこそげ落とさないといけないくらいカリカリに固まっていました。
やはりシロッコファンはクルクル回って乾燥するので、汚れも乾いてしまうのでしょうね。
フィルターの前洗い
レンジフードのフィルターは食洗機で洗っていきますが、あまりに汚れがひどすぎて食洗機の排水口が詰まってしまいそうなので前洗いをしてから入れることとします。
ペーパータオルでざざっと油汚れを取っていきましょう。
数回撫でてみるだけで、こんなにペーパータオルが黄色くなってしまいました……!
全体を拭き取って、前洗いはおしまいです。
食洗機洗い
いよいよ食洗機を使っていきます。
一応前洗いはしていますが、それでも油汚れがたくさん落ちてきそうなので排水口にはネットを被せておきましょう。
洗いたいパーツ類をいれて、食洗機用洗剤を投入します。
オイルキャッチャーは油がひどいので、ティッシュで油を拭き取ってから入れますね。
ちなみに我が家のレンジフードはパナソニック製なのですが、取扱説明書をみると「フィルターを食洗機で洗わないでください」と書かれています。
シロッコファンなどのパーツ類も、取扱説明書に書かれてはいませんがおそらく食洗機NGかと思います。
食洗機が使用NGとなっている理由の1つに、洗剤の液性があります。
食洗機用洗剤はアルカリ性のことが多く、素材への負担もそれなりにあるんですよね。
ですが今回使っている「キュキュットウルトラクリーン」は液性が中性!
なので液性が原因でパーツ類が傷んでしまうリスクは抑えられるかなと思います。
フィルターなどに食洗機使用がNGとなっている理由の2つ目は温度です。
食洗機の中ってかなり高温になりますよね。
高温になることで、塗装面や素材へ多少なりとも影響してしまうのかと思います。
これはどうしようもないですし、今回は検証もかねて自己責任のうえでレンジフードのフィルター、シロッコファン、パーツ類を食洗機で洗っていきますよ!
それでは食洗機洗剤の「ウルトラクリーン」を4プッシュほどいれたら、強力コースにしてスタートします。
整流板の掃除
食洗機をまわしているあいだに、整流板のお掃除をしていきます。
大きいものですし拭いてお掃除することになりますね。
まずはざっとティッシュペーパーで油汚れを拭き取ります。
整流板はIHコンロの天板の上に直接置くと傷の原因になるので、ダンボールなどを下に敷いて作業してくださいね。
ざっと拭くだけでこんなにも油汚れが回収できました!
つぎは洗剤を使って拭いていきます。
基本的に中性の食器用洗剤を使います。ですがそのままだとドロッとして使いにくいので、洗浄液を作りましょう!
お掃除用の洗面桶に、お湯を100〜200ml、食器用洗剤を5グラムほど混ぜます。
このままだと食器用洗剤が薄まっていて汚れ落ちがイマイチになってしまうので、溶剤をプラスしましょう。
「橙の雫」を5〜10グラムほど振り入れます。
軽くかき混ぜたら洗浄液の完成です♪
あとはペーパータオルにしみこませ、整流板を拭いていきます。
固くなっている油汚れも……?
するするっと落ちていきました!
「橙の雫」は洗剤のくくりで言うと溶剤で、油汚れを落としてくれます。
また食器用洗剤に含まれる界面活性剤も油汚れを落とす働きがあるので、お湯でかなり薄めてはいますがしっかり油汚れを落としてくれるんです!
ちなみに水ではなくお湯を使ったのもポイントです。
油汚れは少しでも温度が高いほうがよく落ちてくらますからね〜♪
全体を拭けたら、はじっこはペーパータオルをかぶせた爪楊枝で拭いていきます。
外してお掃除していますし、細かいところも丁寧にやっておきたいですね。
フックのところも忘れずに!
ペーパータオルを少し広げて、クルクルと拭いておきましょう。
レンジフード内部のお掃除
レンジフードの内側にはつららのような油汚れがありましたね。
ウェットティッシュでざっと拭いてから、自作の洗浄液をつけて拭いていきましたが……うっかり撮影するのを忘れてしまいました。
ざっと拭きあげてここまでキレイになっています。
つぎは水拭きをしていきますね。
水拭きをしたら新しいペーパータオルで仕上げ拭きもしていきます。
ペーパータオルはたくさん使いますので、新しいペーパータオルに洗剤をつけて拭く→汚れたらすすいで水拭き用にまわす、とすると最小限の枚数で拭けるはずです!
もちろん最後の仕上げ拭きだけは、新しいペーパータオルを使いましょう。
仕上げ拭きも終わったら、レンジフードのお掃除前半の終了です。
ここまでパーツ類を食洗機にいれ、整流板とレンジフード本体を拭き掃除する、というところまでやっていきました。
換気扇内部やシロッコファンの細かいところのお掃除のようすは後半でお伝えしていきます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はレンジフードお掃除の前半をお届けしました。
自作の洗剤やヘラを作ったのもポイントですね、ぜひみなさんも試してみてくださいね!
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪