眠っている酸素をたたき起こす!茂木和哉流魔法水!
今回は、茂木和哉流魔法水をご紹介します!
その前に、液体タイプの酸素系漂白剤について説明させてください。
市販されている液体タイプの酸素系漂白剤は、酸性なのはご存知でしたか?
前回も説明しましたが、その理由は、主成分である「過酸化水素水」を安定させるためです。
過酸化水素水が安定している状態とは、液が酸素を全く出していない状態です。
一方、不安定な状態とは、液が酸素をブクブク出ている状態と言うことになります。
過酸化水素水は、アルカリ性~中性では安定させるのが難しいので、濃度が安定する酸性側にあえてpHを調整しています。
なので市販されている液体タイプの酸素系漂白剤は、すべてが酸性となるわけです。
酸素系漂白剤は、酸素の働きで除菌、消臭、洗浄をしますので、本当は、使う時に安定しているのは、もったいない状態なのです。
しかし、残念なことに市販品を買って使う以上は、安定した状態でしか使うことが絶対にできないのです。
なぜなら酸性以外の商品がないわけですから。
もし、眠っている酸素をたたき起こし、効果を最大化させた状態で使うことができたらどうでしょうか?
漂白力がグンと高まるので、少なくとも、今よりシミや頑固な汚れに悩まされることはなくなりますよね?
実は、液体タイプの酸素系漂白剤の眠っている酸素を叩き起こし、効果を最大限にアップさせる方法があるんです。
それが、茂木和哉流魔法水です!
以前も茂木和哉流魔法水を紹介したことがありますが、茂木和哉流のポイントは、過炭酸ナトリウムを使う点です。
以前のものと今回のものとの違いについては後で説明するとして、先ずは、実際に茂木和哉流魔法水2の作り方を作っていきたいと思います。
用意するものはこちらです。
・粉末タイプの酸素系漂白剤
・液体タイプの酸素系漂白剤
・マグカップと歯ブラシ
・はかり
を用意します。
酸素系漂白剤をマグカップの100g入れます。
確認のためpHを測って見ます。
約pH3ですね。
はやり酸性です。
これを中和していくのですが、そうなんです!使うのは粉末タイプの酸素系漂白剤なのです。
粉末タイプの酸素系漂白剤を使うことで、中和することだけでなく、液中の酸素量を増やすことができます。
さらに純度の高い酸素系漂白剤が加わるわけですからね。
では入れていきますが、pHは一気に高くなってはいけませんので、ちょっとずつ入れていきます。
まずは2g入れます。
入れたら歯ブラシで良くかき混ぜて溶かします。
そして、pHを測ります。
はいpH7ですね。
一発で中性にできました。
これで完成です。
配合割合は、液体タイプ100gに対して粉末タイプが2gとなりました。
使う酸素系漂白剤によって多少は変わりますが、問題があるほどの差はでませんので、皆さんがお試しになる場合は、この比率でお試しください。
そして、重要なポイント。
「完成したらすぐに使うこと。」
先に説明した通り、この状態がブクブク出ている不安定な状態なので、徐々に効果が落ちていきます。
効果MAXで使うためにもすぐに使います。
もちろん作り置きはできませんよ。
この茂木和哉流魔法水のお薦めな使い方が、
・洗濯しても落ちなくて残ったシミ、黄ばみなどの汚れ
・カーペットや布ソファーなど洗濯機で洗えないところについたシミ
などです。
もし、油分が強めの汚れに使うとしたら、過炭酸ナトリウムをもう少し入れてアルカリ性にし、さらに台所洗剤を少量入れると効果的です。
そうすると以前紹介した、茂木和哉流魔法水の出来上がりです。
アルカリにした方が洗浄力が高まりますが、ウールや絹などの動物系の繊維には使えません。
うまく使い分けて、ぜひお試しください!