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油汚れが良く落ちる洗剤には、必ず「アルカリ剤」が含まれている!

茂木 和哉

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油汚れが良く落ちる洗剤に、必ず含まれているのが、
「アルカリ剤」と言われる成分です。

その名の通り、アルカリ性の化学物質で、
「アルカリビルダー」とも言ったりします。

そんなアルカリ剤ですが、
何のために洗剤に入れているかと言うと
油汚れや皮脂汚れの落ちがよくなるからです。

では、なぜ油汚れや皮脂汚れの落ちが良くなるのか?

そこを詳しく説明していきます。

油汚れや皮脂汚れは、酸性の汚れです。
酸性の汚れは、逆の性質のアルカリ性で中和させると
分解され、汚れが落ちやすくなります。
これを、中和作用と言います。

なので、油汚れ用洗剤や
粉末タイプの洗濯洗剤にはよく使われます。

ちなみに、液体タイプの洗濯洗剤は中性のものが
多いので、基本的には粉末タイプの方が、
液体タイプより洗浄力が高くなります。

しかし、アルカリ剤をたくさん配合したり
アルカリ度の強いアルカリ剤を配合させた洗剤は
洗浄力は高いのですが、その分刺激が強くなり、
肌を傷めたり、素材を傷めたりします。

洗浄力重視の業務用では、
そんなアルカリが非常に強い洗剤はよくあるのですが
安全性を重視する家庭用では、そのような強い洗剤はありません。

ただし、なまはげを除いてです!

なまはげは、業務用の洗浄力を誇りながら、
一般の方にもお使いいただける安全性です!
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さて、アルカリ剤は、洗剤に配合しなくても
アルカリ剤そのものとしても油汚れに効果があります。

例えば
炭酸ナトリウムや重曹(重炭酸ナトリム)などです。

洗剤を使わずに、これらを使って掃除をする
いわゆる「ナチュラルクリーニング」は
安全や環境の事を気にされる方には人気ですよね。

ただ、なまはげのような油汚れ用洗剤とくらべると
洗浄力ははるかに落ちますので、これから使おうと
思っている方は、その点をご注意ください。

 

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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