酵素配合洗剤の注意点とは?

茂木 和哉

a0027_002342

洗剤の洗浄力を高める働きのある
洗浄成分のひとつ「酵素」。

近年、酵素が高配合されている洗剤が
だいぶ増えてきてます。

そんな洗剤に使われる酵素は
・タンパク質分解酵素
・脂肪分解酵素
・デンプン分解酵素
・繊維分解酵素
が代表的です。

酵素は、原価が非常に高いため
たくさんの種類の酵素が含まれているものや
高配合されているものは
どうしても価格が高めになります。

なので、
お店で特売している時など
まとめ買いしたくなるのではないでしょうか?

しかし!
まとめ買いはオススメできません。

なぜなら、長く保管すればするほど
酵素の働きが落ちていくからです。

せっかく酵素の洗浄力を期待して
酵素配合洗剤を購入しても長く保管してしまっては
酵素がほとんど効かない事があるのです。

なので、
まとめ買いせずにこまめに買うように心がけましょう。

ちなみに酵素は、pHの影響を受けやすいので
中性よりアルカリ側や酸側の洗剤の方が早く効きが悪くなります。

例えば、粉末タイプの洗濯洗剤は
弱アルカリ性ですので中性タイプの洗濯洗剤より
早く効きが悪くなるのです。

さらに酵素は温度でも影響を受けます。

温度が高いより低い方が安定します。

少しでも酵素の効果を落とさないためには、
直射日光を避け少しでも温度が低い場所に
洗剤を置くようにしましょう!

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました