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なぜアルコール除菌剤は、インフルエンザに効果があるのにノロウイルスには効果がないのか?

茂木 和哉

こんにちは!(@motegikazuya)です。

最近巷では、ノロウイルスとインフルエンザウイルスが流行してますが、皆さん予防、対策はちゃんとされてますか?

この2つは同じ「ウイルス」なのですが、実は予防、対策する上で大きく違う点があります!

それは、アルコール除菌剤の効果です。

インフルエンザウイルスには、効果があるアルコール除菌剤なのですが、ノロウイルスには、全く効果がないのです。

なぜなのか?

その理由は、それぞれのウイルスの体の表面のつくりが違うからです。

インフルエンザウイルスの体の表面は、脂質です。

アルコールは、油脂分を溶かす働きがあるので表面を溶かし、しっかり内部まで入っていけます。

だから、インフルエンザにはアルコールが効くのです。

しかし、ノロウイルスの体の表面は、タンパク質です。

タンパク質は、アルコールでは、溶かせませんので内部まで入っていけないのです。

これが、ノロウイルスに、アルコール除菌剤が効かない理由です。

ではどうやってノロウイルスの感染予防対策をしたらよいのか?

間違いのない方法は、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)です。

つけ置きができるものは熱湯消毒でもOKです。

熱湯消毒は、85度以上で1分以上のつければOKです。

熱湯に浸けおくというより煮るという感じですね。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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