面倒に感るトイレ掃除を毎日続けるための秘訣
茂木 和哉
茂木流掃除講座【茂木和哉】
鍋の焼けを落とす方法！重曹＆クエン酸 vs サンポールで検証
nishiyama
60秒で読める！AI記事要約
ステンレス鍋の内側の茶色い焼けを落とすため、重曹とクエン酸、酸性洗浄剤「サンポール」の2つの方法を試しました。
まず、重曹を水200mlと一緒に鍋で加熱すると、アルカリ度が高まり油汚れが効果的に落ちます。
その後、クエン酸を同量の水と加熱し、研磨力のある3COINSの「使い捨てロールスポンジ」でこすり洗いを追加することで、焼けが少し薄くなりました。
一方、「サンポール」を使用した方法では、数秒で焼けをきれいに落とすことができます。
重曹やクエン酸はナチュラルクリーニングにも使われる道具ですので、安全性を重視するなら重曹とクエン酸を使う方法、強力な洗浄力と短時間での効果を求めるなら「サンポール」がおすすめです。
ただし、「サンポール」はトイレ用洗剤のため取り扱いには注意が必要です。
使用時はゴム手袋を着用し、使用後はしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。
また、シンクに流す際の配管や排水への影響も考慮し、少量ずつ使うことが大切です。鍋の焼けが気になる方は、どちらの方法も用途に応じて試してみてください。
こんにちは！のぞみです。
ステンレスのお鍋は使い込んでいると、だんだん内側が茶色く変色してきますよね。
「焼け」と言ったりしますが、戻すにはいくつかの方法があります。
そこで今回は、クエン酸と重曹を使う方法、酸性洗浄剤の「サンポール」を使う方法の2つを試してみて戻り具合を比べてみましょう！
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉（@motegikazuya）さんのYouTube動画です！
目次
お鍋の焼けのようすをチェック
まずは今回焼けを戻していくお鍋のようすをお見せします。
我が家で天ぷらを揚げるときに使っているお鍋なのですが、内側がこのように茶色く変色しています。
ときどきお手入れをしているのでそこまで色は強くありませんが、元々のお鍋の色と比べると気になってしまいますね。
また水垢や油汚れもうっすらついています。
この汚れも一緒に落ちてくれるといいですね〜！
重曹で油汚れ落とし
わたしはお鍋の焼けを戻すとき、よく「サンポール」を使っています。
ですが強い洗剤ですしトイレ用の洗剤ですし、抵抗のある人も多いかもしれませんね。
そこでまずは重曹とクエン酸を使って、どれくらい焼けを戻すことができるのか？をみてみましょう！
はじめに重曹を小さじ半分ほど、そしてお水を200ml(200g)いれ、お鍋を火にかけます。
重曹はただお水に溶かすだけならpHが8程度とマイルドなアルカリ性なのですが、加熱しブクブク泡をだすとpH10くらいまでアルカリ度を高めることができます。
火にかけると早速ブクブク泡が出てきました。沸騰したときの泡とは少し様子がちがうのがわかりますでしょうか？
アルカリ度が高くなれば、油汚れがラクに落とせるようになります。
さらに熱いまま使えば熱の力も使うことができ、油汚れがより落としやすいんですよ〜！
わたしはよく、レンジの内側や炊飯器の拭き掃除、コンロ周りの壁にこびりついた油汚れを落とすときにホット重曹水を使います。
重曹と熱の力だけで落とせるので、洗剤のように成分残りを気にしなくていいのがラクチンなんですよね♪
ちなみに、加熱したホット重曹水はかなり熱くなっています。
拭き掃除に使うときは厚手の手袋を着用して、火傷しないよう気をつけてくださいね。
お鍋の沸騰がある程度収まったら、火を止めて一度すすぎ洗いをしてきます。
ぱっと見茶色い変色はそこまで変わっていないのですが、油汚れはしっかり落ちているはずです。
クエン酸で焼けを落としてみる
ここからはクエン酸を使っていきます！
水を先ほどと同じく200ml(200g)、クエン酸を小さじ1杯入れます。
クエン酸もお湯で溶かすと効きが良くなるので、鍋を火にかけていきましょう！
5分ほど火にかけてすすぎ洗いをしてみると……？残念ながらお鍋の焼けはそこまで落ちていません。
ここで一度こすり洗いをしてみましょう。硬めのスポンジでこすれば変色が落ちてくれるかもしれません！
使うのは3COINSの「使い捨てロールスポンジ」です。
ザラザラとした触り心地で意外と研磨力があるんですよね〜！
お鍋の上のあたりをこすってみると……コゲや焼けのような汚れが落ちていきました。スポンジにも汚れがついてきましたね。
どうやら汚れは重曹とクエン酸である程度は緩くなったようです。
右半分をロールスポンジでこすり、水気を拭き取ってみると……？焼けはある程度薄くなってくれました。
ですが近づいてみてみると、まだ残っているところが若干あります。やっぱりクエン酸の酸性度では完全に焼けを落とすことは難しいのかもしれません。
「サンポール」でお鍋の焼け落とし
後半は残った焼けを「サンポール」で落としてみます。
「サンポール」は酸性度がかなり強いので、焼けがよく落ちるんですよね！トイレ用の洗剤を使うことに抵抗がある人もいるかもしれませんが……どれくらいラクに焼けが落ちるのか、参考にしてもらえたらなと思います。
「サンポール」をほんの少し鍋に垂らし、使い捨てロールスポンジで塗り伸ばします。
すると……ものの数秒で焼けが戻っていきました！
焼けが落ちたらすぐにすすぎ洗いをして洗剤を流していきましょう。
焼けはどれくらい落ちた？
水洗いをして水気もふき取ってきたので、どれくらい焼けが落ちたのかをお見せしていきます。
ビフォーの写真と比べてみてどうでしょうか？茶色い焼けはキレイに落ちて、新品のようにぴかぴかになっていますね！
重曹＋クエン酸、「サンポール」はどっちがおすすめ？
今回はステンレス製のお鍋についた焼けを、クエン酸と「サンポール」で落としてみました。
結果としてはクエン酸では少し焼けが残ってしまい、「サンポール」では一瞬で焼けが落ちていきましたね！
前半の重曹とクエン酸を使う方法は、先にホット重曹水で油汚れを落とす、そのあとにホットクエン酸水で焼けを落とす、と分けて行いました。
クエン酸を加熱するだけでは焼けは落ちていかなかったので、ロールスポンジでこすり洗いも加えたことがポイントですね。
ただぐつぐつ煮込むだけでは焼けは戻せませんが、こすり洗いも併用すればある程度は落とすことができます！
そして後半は「サンポール」で焼けを落としていきました。
「サンポール」は市販の洗浄剤のなかでも酸性度が特に強いので、塗り広げるだけで焼けが戻っていきました。
ただトイレ用の洗剤をお鍋に使うことに抵抗があったり、強い洗剤を使うのは少し怖い、と感じる人も多いかもしれません。
重曹＋クエン酸、「サンポール」のどっちがおすすめか？は、お掃除で何を重視するのかで変わってきます。
もし安全性を重視するのであれば、重曹とクエン酸を使うやり方がおすすめです。
どちらもナチュラルクリーニングに使われるアイテムですからね！
もし洗浄力やラクさ重視であれば「サンポール」を使うやり方がおすすめです。
市販の洗浄剤のなかでも特に酸性度が強いので、洗浄力の高さはお墨付きですね。
「サンポール」で焼け取りをするときの注意点
ただし……トイレ用の洗剤ですから、お鍋に使うときは自己責任となります。
使うときはお肌についてしまわないよう、かならずゴム手袋を着用しましょう。
またシンクに流すとき、もしかすると素材を変色させてしまったり傷めてしまったりといったリスクも考えられます。使ったあとはしっかり周りを洗い流してくださいね。
たくさんの量を一度にシンクに流すのも、配管や排水に影響を与えてしまいます。
ほんの少しの量でお鍋の焼けは戻すことができるので、使うときはほんのちょっとの量で試してくださいね。
「サンポール」 を使って落とす方法についてもっと詳しく知りたいかたは、ぜひ茂木さんのこちらの動画をチェックしてみてください！
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はステンレス製のお鍋についた焼けを落とす方法について、いくつか検証していきました。
焼けが気になっている人は、どちらかの方法で落としてみてくださいね。
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです！
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ～！
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう～♪
ABOUT ME
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。
独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン１つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。
汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
