カビハイターとの違いは?初登場はいつ?キッチン泡ハイターを詳しく解説!
こんにちは!のぞみです。
こんにちは、弟のたくみです!最近掃除でよく「キッチン泡ハイター」を使ってるんだ。のぞみ姉ちゃんも……もちろん使っているよね。
そうね!「キッチン泡ハイター」は長く愛用されているし、たくさん語れるポイントがある洗剤ね。せっかくだし今回は「キッチン泡ハイター」の歴史や、ほかの洗剤とくらべたときの特徴など、あれこれ話していくわね!
ハイターシリーズがはじめて登場したのは?
まずは「キッチン泡ハイター」の歴史から!花王から塩素系漂白剤がでたのは1962年のこと。牛乳を加工した食品が出回るようになって、除菌のニーズが高まったの。当時は花王だけじゃなくってツムラや資生堂といったメーカーも塩素系漂白剤を作っていたみたいよ。
いまは薬や化粧品で有名な会社だよね。洗剤を作ってたなんて知らなかった!
当時は未開拓の市場だったからいろんなメーカーが参入したんだと思うわ。そして生き残ったのが花王のハイター!ちなみに当時の一番の競合はライオンの「ブライト」だったそうよ。ライオンの「ブライト」はいまでも酸素系漂白剤として残っているわね。
その時代を生き残ったハイターはきっとすごい洗剤なんだろうなぁ。
それからハイターシリーズにはいろんな用途のものが出てきたの。その中の1つが「キッチン泡ハイター」よ!
成分や用途を詳しくチェック
ここからは「キッチン泡ハイター」を詳しく見ていきましょう。「キッチン泡ハイター」の主成分は次亜塩素酸ナトリウムね。除菌効果が高くて黒ずみやぬめりのような生き物汚れに効果があるから、まな板や排水口の掃除で便利ね。
色移りを落としたり、ヌルヌルを落としたりできるよね。それは次亜塩素酸ナトリウムのはたらきなんだ!
次亜塩素酸ナトリウムはいろんなものに使われているわね。洗剤だとカビ取り洗剤やパイプクリーナー、哺乳瓶の除菌剤「ミルトン」があるし、それ以外だとかけ流しではない循環型の公衆浴場にも使われているわ。
そんなものにまで使われているんだ!
使える場所が違う?
「キッチン泡ハイター」はカビ取り洗剤と容器はほぼ同じだけど……違いってあるの?
せっかくだから2つの洗剤の用途を比べてみましょう!花王のカビ取り洗剤だと「強力カビハイター」があるわね。ボトルの裏面に書かれている用途を見ると、「キッチン泡ハイター」はステンレス製品を除く金属製品には使えなくて、「強力カビハイター」はステンレス製品も含めた金属製品には使えないような記載になっているわ。
へぇ、どうしてだろう?
実は次亜塩素酸ナトリウムは金属製品を傷めたり変色させてしまうことがあって……もしかすると「強力カビハイター」のほうが次亜塩素酸ナトリウムが多く配合されていて、塩素濃度が高いのかもしれないわね。
どっちもスプレーで似ている洗剤だけど、細かい違いがあるんだね!
ちなみにハイターシリーズで一番塩素濃度が高いのは、ボトル入りのタイプよ。たぶんボトル入りの方がスプレー入りのものより2倍くらい塩素濃度が高いはずだわ。
界面活性剤が違う?
つぎは成分を詳しく見ていきましょう。「キッチン泡ハイター」は次亜塩素酸ナトリウムのほか、界面活性剤のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムが使われているわ。これは界面活性剤のグループでいうとアニオン界面活性剤で、洗浄力がかなり高いものになるわ。
たしか界面活性剤は4つのグループにわけられて、洗浄力の高さに差があるんだったよね。
そうそう!「強力カビハイター」で使われている界面活性剤はアルキルアミンオキシドという両性界面活性剤ね。これはアニオン界面活性剤ほど洗浄力が高くないわ。
キッチンは油汚れもあるし、「キッチン泡ハイター」のほうは汚れがよく落ちるものを使っているのかな。
それもそうだし、2つとも同じ界面活性剤を使ったら違いがなくなってしまうから、わけているのかもね。
用途別に使う必要はない?
細かい違いはあってもやっぱり話をきくとやっぱり「キッチン泡ハイター」と「強力カビハイター」は似ている気がするなぁ。もしかして……「キッチン泡ハイター」でカビ取りをしてもいいのかな?
用途外の使用にはなるけれど、塩素系を効果的に使うならそれも一つの手ね。塩素系は熱や光で分解されやすいから、買ってから半年、一年……と経つと、効果が落ちてしまうの。だったらお風呂掃除もキッチン掃除も「キッチン泡ハイター」でやって、早めに使い切ったほうが効率がいいと思うわ。
場所ごとに洗剤を揃えないほうがいいかもね!
それと塩素系漂白剤はまとめ買いしないほうがいいわね。安いときにたくさん欲しくなるけれど……半年や一年で使いきれない量は買わないようにしましょう!
お店で買うときも、何ヶ月もずっと同じ商品が売られているお店よりも、入れ替わりが頻繁なお店のほうがいいかも……?
塩素系はまず予洗いをしよう
最後は「キッチン泡ハイター」を上手に使うためのワンポイント!塩素系漂白剤は使う前に予洗いをしてみましょう。塩素の効きがよくなるし、塩素のツーンとしたニオイも抑えられるわ。食器用洗剤で洗ってもいいし、面倒なら水洗いでも十分よ。
どうして予洗いをするといいの?
塩素は汚れと戦うと消費されていくもので、あまり汚れが多いと塩素が負けてしまうのよ。それと塩素臭の正体は、汚れと塩素が反応しているニオイなの。だから先に汚れを減らしておくといいってこと♪
そうなんだ。試してみたいね!
予洗いをした後は水気があると洗剤が薄くなるから、きちんと水気を拭き取ってね。せっかくの塩素が薄まらないように使いましょう!
まとめ
ということでここまで、花王の塩素系漂白剤「キッチン泡ハイター」について、あれこれ話していったけれどどうだった?
何気なく使っていた洗剤だけど、詳しく知るとまた違って見えてくるね!なんだか掃除したくなってきたよ!
洗剤について詳しく知れば、お掃除がもっと楽しくなるはずよ。塩素系漂白剤を使いこなして、効率よくお掃除していってね。それではここまでみてくださりありがとうございました。またお会いしましょう〜!