コーキングのカビ取りに!片栗粉+ハイターの最適割合を検証してみた
こんにちは!のぞみです。
コーキングのような柔らかいところに生えたカビは根っこがあってとてもガンコ。
落とすには長時間洗浄液をつけておく必要があるので、べったり貼りついていてくれる「片栗粉ハイター」が効果的です。
でも……いざ作るとなると、片栗粉とハイターをどれくらいの割合で混ぜればいいのか迷ってしまいますよね。
片栗粉が多すぎると使いにくいですし、なにより塩素濃度が下がってしまって効果も無くなってしまいます。
そこで今回は、片栗粉とハイターのぴったりな比率を見つけていこうと思います♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
検証方法について
今回使うアイテムはこちら!お料理用の片栗粉と塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」です。
この2つを混ぜて、とろみのある「キッチンハイター」を作っていきますよ。
わたしもこれまで何度か片栗粉ハイターを使ってお掃除してきました。
だいたい片栗粉:ハイターを1:1の割合で混ぜていました。
ですが今回はぴったりの割合を見つけたいので、いくつか検証していきますよ!
紙コップを5つ用意して、左から1グラム、2グラム、5グラム、10グラム、20グラムの片栗粉を入れておきました。
それぞれの紙コップに「キッチンハイター」を20グラムいれて、どれくらいとろみが付くのかを見ていきます。
片栗粉の量が少ない方が、ハイターの割合が多くなり、塩素濃度も濃くなりますよね。
塩素が濃い方が黒カビは良く落ちてくれますが、とろみが弱いと接触時間を上手くつくることができません。
十分にとろみはありつつ、片栗粉の量が多すぎない……という絶妙なところを探していきますよ~!
片栗粉20グラム+ハイター20グラム
片栗粉が一番多いものからやっていきますね!まずは片栗粉20グラム+ハイター20グラムです。
いつも作っている、片栗粉:ハイターが1:1の割合ですね。
「キッチンハイター」を入れて割りばしでかき混ぜていくと……しっかりした固いジェルになりました。
片栗粉10グラム+ハイター20グラム
つぎは片栗粉10グラム+ハイター20グラムを試していきます。
「キッチンハイター」を入れて割りばしでかき混ぜていくと……先ほどの片栗粉20グラムのときよりもサラサラとしています。
でも割りばしですくい取ることができるくらい、しっかりとしたジェルですね。
これくらいさらっとしているほうが、カビに塗り付けやすいかもしれません。
片栗粉5グラム+ハイター20グラム
つぎは片栗粉5グラム+ハイター20グラムを混ぜていきます。
「キッチンハイター」を入れて割りばしでかき混ぜていくと……シャバシャバとした液になりました。
割りばしにもほとんどくっ付いてきませんし、これはジェルとは言えませんね。
片栗粉2グラム+ハイター20グラム
つぎは片栗粉2グラム+ハイター20グラムを混ぜていきます。
先ほどの片栗粉5グラムでかなりシャバシャバしていたので、片栗粉2グラムはもっとシャバシャバになってしまうのでは?と思うのですが……検証ですし一応やっていきましょう!
「キッチンハイター」を入れて割りばしでかき混ぜていくと……混ぜた直後はシャバシャバとしています。
でも30秒ほど時間をおくと、割りばしですくい取れるくらいのジェルになりました!
片栗粉5グラムのほうは時間をおいてもジェル状になっていません。なぜ片栗粉の2グラムのほうだけがジェル状になっているのでしょう……?これは不思議ですね。
片栗粉1グラム+ハイター20グラム
最後は片栗粉1グラム+ハイター20グラムを混ぜていきます。
片栗粉の量が一番少ない1グラムですが……「キッチンハイター」を混ぜた直後はシャバシャバとしています。
ですが30秒ほどたつとジェル状に変化しました!この現象は2グラムの時と同じですね。
ちなみに片栗粉20グラムを混ぜたほうは時間がたってもあまり変化がありません。
どうやら片栗粉2グラムもしくは1グラムであれば、時間がたつとちょうどいいジェル状になるようです。これは不思議ですね……!
話しながらかき混ぜていると、片栗粉1グラムのほうはこんなかんじになりました。
割りばしでもすくい取ることができるくらいもったりとしたジェルになっています。
これならコーキングのお掃除にも使いやすそうですね!
片栗粉の量が2グラムでも1グラムでも洗浄液がジェル状になるのなら、1グラムでつくった方がコスパがいいですね。
「キッチンハイター」の量が増えるので、塩素濃度も高いまま使うことができます。
密着力もチェック!
ここからは作ったジェルの密着力を見ていきましょう。
一番使いやすそうな形態になった、片栗粉1グラム+ハイター20グラムの物を使っていきます。
黒いボードを立てかけて、割りばしで洗浄ジェルを塗りつけていきます。
今回は割りばしで塗りつけましたが、実際にお掃除に使うときは古歯ブラシを使ったほうがラクチンだと思います。
ジェルを塗ってみると……こんな風にべったり貼りついています。
これなら何時間でも貼りついてくれそうですね!
コーキングの黒カビの落とし方
ここからはコーキングに生えた黒カビを落とすときの手順をお話していきます。
片栗粉ハイターはべったり貼りついてくれるのでそれだけでも十分洗浄力が高いのですが、より効果的に使う方法をご紹介していきますよ♪
いつものバスクリーナーで予洗い
まずはじめに、いつものバスクリーナーで予洗いをしていきましょう。
黒カビの上に皮脂汚れや石けんカスが付いていると、「キッチンハイター」の効きが悪くなってしまいます。
落とせる汚れは先に落としておいてくださいね!
水気をふき取る
予洗いが終わったら、片栗粉ハイターを使う前に水気をふき取ります。
水分が残っていると、そのぶん塩素が水で薄まってしまいますからね。
ガンコな黒カビを落とすなら、できるだけ塩素濃度が濃い状態で使いたいので、水気は必ずふき取っておきましょう!
歯ブラシで片栗粉ハイターを塗りつける
そしていよいよ、片栗粉ハイターの出番です!
古歯ブラシで作った片栗粉ハイターをすくい取り、黒カビに直接塗りつけていきましょう。
歯ブラシで塗りにくければ、反対側のプラスチックのところを使ってもいいかもしれませんね。
ラップをしてカビが落ちるまで放置
片栗粉ハイターを塗りつけたら、あとは黒カビが落ちるまで放置しましょう!
放置時間は、あまりひどくない黒カビであれば1時間、真っ黒のガンコそうな黒カビなら半日~丸一日ですかね。
いくらジェル状にしているとは言っても、あまり長時間放置していると洗浄液が乾いてしまうかもしれません。
長時間放置するなら乾燥防止に、ラップで覆っておきましょう。
ペーパーで片栗粉を取って洗い流す
カビが落ちたら片栗粉ハイターを洗い流しましょう。
そのまま排水口に流すと詰まりの原因になってしまうため、洗い流す前にペーパーで片栗粉をふき取るといいですね。
落ちていなければまた繰り返す
だいたいの黒カビはここまでの手順で落ちてくれますが、それでも落ちてくれないガンコな黒カビもあります。
もし丸一日放置しても黒カビが落ちていなければ、別の日にここまでの手順を繰り返しましょう!
ただし片栗粉ハイターは、1日たつと塩素濃度が下がってしまいます。
もう一回黒カビ落としをするなら、洗浄液も作り直してくださいね。
ちなみに今回、コーキング20cmくらいに片栗粉ハイターを塗りつけて、まだ半分くらいジェルが残っています。
片栗粉1グラム+ハイター20グラムあれば、コーキングをおよそ40cmカビ取りすることができます。
カビが生えている場所の大きさにあわせて、つくる洗浄液の量も調整してください♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は片栗粉ハイターの最適割合を検証していきました。
結果としてはかなり意外で、片栗粉1グラム+ハイター20グラムが一番使いやすいジェルになりました!
片栗粉の量は一番少ないのですが……時間をおくとジェル状に変化する、という驚きの結果でしたね。
片栗粉の量が少なくて済むと、「キッチンハイター」の塩素濃度が濃いままお掃除ができます。
コスパもよくお掃除できますし、ぜひ試してみてくださいね!
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪