「ジョイPRO洗浄」を徹底解説!合成洗剤で手荒れする方必見のアイテムも紹介

今回は新しくなった「ジョイPRO洗浄 泡持ちMAXまとめ洗い用」と「ジョイPRO洗浄 泡切れMAXすぐ洗い用」の解説をしていきます。

合成洗剤だと手が荒れてしまう方向けのアイテムも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 「ジョイPRO洗浄」の特徴
- 「ジョイPRO洗浄」を確認して感じたこと
- 合成洗剤で荒れる方向けのおすすめアイテム
「ジョイPRO洗浄」の特徴
では、「ジョイPRO洗浄」のボトルや成分などについて見ていきましょう。
ボトルを確認
まず、ボトルを確認してみると、これまでのジョイにはなかった「PRO洗浄」という文言があります。


ただ、旧ジョイには「強力洗浄」と記載されているので、「PRO」というワードとどちらが良いのかは微妙なところです。
「泡持ちMAX」は「強力洗浄」で洗浄力重視、「泡切れMAX」は「速攻洗浄 最速すすぎ」ですすぎ重視ということも分かりますね。

ボトルの裏面にも「泡持ちMAX」は泡の持ちの良さや洗浄力について、「泡切れMAX」はすすぎやすさや時短という点が記載されています。

成分を確認
続いて、それぞれの成分を見ていきましょう。
注目したい点は、界面活性剤の濃度です。

「泡持ちMAX」は界面活性剤の濃度が34%、「泡切れMAX」は24%となっています。

旧ジョイの界面活性剤の濃度は28%でした。
配合されている界面活性剤は以下の通りです。
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
→アニオンの界面活性剤で洗浄力も刺激も強め - アルキルアミン
→両性界面活性剤で洗浄力も刺激もそこそこ強め - ポリオキシエチレンアルキルエーテル
→ノニオンの界面活性剤で洗浄力も刺激も低め
また、液性が中性なので手肌に優しいです。

アルカリ側に傾くと洗浄力があがるので、弱アルカリ性になっているかもと思いましたが中性でしたね。
「ジョイPRO洗浄」を確認して感じたこと
「ジョイPRO洗浄」を確認して感じたことは以下の3つです。
- 厳しい新商品
- 濃縮化の流れ
- 逆さボトル
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①厳しい新商品
「ジョイ」に限った話ではなく、食器用洗剤はいくところまでいったので大きく進化することができないということです。
今回の商品のように、界面活性剤の量などで差をつけるしかありません。
ですが、そこで大きく差が出るわけでもないので、大手でよくあるのは香料で違いをつけるというやり方です。

香料で洗浄力に違いは出ませんが、使う側では良い悪いの判断材料にしやすいです。
大きく違いをつけるとすると洗剤革命を起こさないと難しいので、主成分が界面活性剤ではないという話になります。
界面活性剤が主成分である以上、違いは若干しか出ないでしょう。
②濃縮化の流れ
業務用の洗剤は一斗缶での洗剤が主流でしたが、希釈用のボトルに水で5~6倍に薄めて使用する濃縮タイプの洗剤が出てきました。
おそらく業務用で起こった流れが家庭用でも今後出てくるのではと予想しています。
「ジョイPRO洗浄」は界面活性剤の濃度が濃い方で34%ありますが、40~60%となってくるとドバっと使うわけにはいきません。

少量ずつ使うポンプタイプが出てくるかもしれませんね。
③逆さボトル
新しくなった「ジョイPRO洗浄」は逆さボトルタイプがありますが、「まとめ洗い用」のみです。
おそらく逆さボトルが使いにくいという声が一定数あったのではと思います。

逆さボトルは結構量が出てしまいますが、通常ボトルの方が微調整ができます。
新しくなった「ジョイPRO洗浄」について、さらに詳しく動画で見たい方はこちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画をどうぞ!
合成洗剤で荒れる方向け!おすすめアイテム
食器用洗剤のほとんどは「合成洗剤」なのですが、いくら肌に優しいとうたっている合成洗剤でも手に合わずに荒れてしまうという方もいるのではないでしょうか。
合成洗剤が合わない方におすすめなのは、石けんで食器洗いをするという方法です。
そこで、石けんの中でもおすすめな「綿雪水石けん」について、特徴や洗剤との違いについて紹介していきます。
「綿雪水石けん」の特徴
「綿雪水石けん」は食器洗い用の無添加水石けんです。
特徴としては以下の3つがあります。
- 肌についていたとしても、弱酸性の皮脂に中和されて働くことをやめる
- シャワーですすぐとヌルヌルも泡もすぐに消えるので、すすぎ残りしにくい
- すすぎやすくすすぎ残りしにくいので、手に洗剤が残る確率が低く時短になる
石けん自体が肌に優しいというわけではなく、すすぎやすくてすすぎ残りしにくいという点が手肌に優しいということにつながります。
洗剤との違い
界面活性剤が主成分の洗剤と違い、石けんはすすぎ残りしにくいです。
ただし、しっかり泡立つ状態で使わないと石けんはうまく汚れを落としてくれません。

石けん自体の洗浄力が弱いのではなく、うまく使えないと汚れ落ちが悪くなってしまいます。
使い分けするとすれば、油汚れがある場合は合成洗剤、油汚れがない場合は「綿雪水石けん」がおすすめです。
ただ、しっかり泡立てて使えば「綿雪水石けん」でも十分に油汚れは落とせます。
ちなみに、食器洗いとシンクの掃除をする方法について詳しく動画で見たい方はこちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画をどうぞ!
まとめ
今回は新しくなった「ジョイPRO洗浄」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
「すぐ洗い用」には泡切れにつながる成分、「まとめ洗い用」には泡持ちにつながる成分が配合されている可能性もありますが、結局は界面活性剤の濃度の違いと感じました。

食器用洗剤は「界面活性剤で汚れを落とす」というくくりの中ではある程度変化が出てくると思いますが、主成分が界面活性剤である以上やはり難しいと思います。
合成洗剤だと手が荒れてしまうけれど洗浄力はほしいという場合は、石けんで食器洗いする方法がおすすめです。
「綿雪水石けん」は無添加ですすぎ残りしにくいので、肌にも優しく節水や時短にもつながりますよ。
今回の記事が少しでもみなさんの掃除のやる気につながれば嬉しいです。