お風呂:床

トータル20分!キッチンハイターで濃いめの洗浄液を作ってお風呂の床掃除をする方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回は「キッチンハイター」を使って、お風呂の床をお掃除していこうと思います。

以前「キッチンハイター」で「ハイター漬け」する方法を試してみたのですが、せっかくですから少しやり方を変えてやってみますよ~!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

また、前回試したハイター漬けのやり方が気になる方は、こちらの動画をチェックしてみてくださいね♪

お掃除で使うアイテムの紹介

お掃除を始める前に、今回の床掃除で使うアイテムをご紹介していきます。

まずは使い捨てのニトリル手袋、薄手のパウダーフリータイプを用意しました。

「キッチンハイター」は塩素系洗浄剤ですから、安全のためにゴム手袋を着用しましょう!

お掃除中は換気扇もしっかり回しておきます。

そして洗剤を塗り広げるのに、こちらのバスブラシを使います。

用意したのは「バスボンくん」です。

メインはこちら!「キッチンハイター」です。

ご存じの通り、塩素系洗浄剤ですね。

「キッチンハイター」は原液のままでは使いません。

洗剤を薄めるための水をコップにいれて用意しておきました。

「キッチンハイター」と水をどれくらいの量で薄めたらいいのか、きちんと計量したいのでキッチンスケールも用意しました。

「キッチンハイター」にも界面活性剤が含まれていますが、もっとたくさんの界面活性剤が欲しいので食器用洗剤をプラスします。

使うのは「ジョイW除菌」です。

洗剤は基本的に混ぜるな危険ですから、塩素系に食器用洗剤を混ぜるときはあくまで自己責任でお願いしますね。

今回のお掃除でも、「ジョイW除菌」は混ぜて使っても問題ないか成分を確認しています。

成分についてはお掃除の最後に、詳しくみていきましょう。

ほかには「キッチンハイター」を薄めるときに使う、洗面桶です。

そして最後はバスブーツです。

これで今回つかうアイテムはすべてになります!

「キッチンハイター」から洗浄液を作る

まずはお風呂の床掃除に使う、「キッチンハイター」の希釈液を作っていきましょう。

今回は合計で100グラムの洗浄液を作っていきますね!

キッチンスケールに洗面桶をのせ、メモリを0に合わせたら「キッチンハイター」を25グラム入れます。

そしてお水を73グラム入れます。

最後に食器用洗剤の「ジョイW除菌」を2グラム入れます。

これで「キッチンハイター」25グラム、水75グラム、洗剤2グラムとなり、合計で100グラムの希釈液の完成です!

繰り返しになりますが、「キッチンハイター」と他の洗剤を混ぜて使うことは推奨されていません。つくるときはあくまで自己責任でお願いしますね。

食器用洗剤をまぜるのが不安であれば、「キッチンハイター」を水で薄めるだけでもいいかもしれません!

洗浄液ができたら、バスブラシにつけてこすり洗いをしていきましょう~!

汚れの程度にあわせて量を調整

ちなみに、今回100グラムの洗浄液を作るのに「キッチンハイター」は25グラム使っています。

なので出来上がった洗浄液は、4倍希釈液ということになります。

黒カビなどの汚れは、塩素濃度が濃いほうがよく落ちてくれます。

なので汚れがひどいときは「キッチンハイター」を多めに、汚れがそこまでひどくないときは水を多めに、と調整するといいですね!

ちなみに「キッチンハイター」の2倍希釈液をつくると、「強力カビハイター」や「カビキラー」と同じくらいの塩素濃度になります。

洗剤の値段は「キッチンハイター」のほうが安いので、コスパよくお掃除したい人にも今回のお掃除法はおすすめですよ~♪

お掃除前の汚れの状態をチェック

お掃除を始める前に、いまの汚れの状態を見ておきましょう。

まずは床のタイルです。目立った汚れがないのでビフォーアフター!とはお見せできないのですが……お掃除法だけでも参考にしてもらえたらなと思います。

排水口のフタには、黒っぽい汚れが付いています。

フタを横からみると、黒いカビのようなものがありますね。

排水口をもう少し見てみます。

ぐるっと一周、黒っぽい汚れが付いています。

そしてお風呂のカウンター下です。

ここは洗いにくい場所なので汚れがたまりがちなのですが……我が家のお風呂は比較的キレイですね。

あ、でもカメラを左側に向けると赤っぽい汚れがありました。

タイルの溝に、黒カビのような汚れもありますね。

壁と床のあいだにあるコーキングはキレイですね。

コーキングはカビがついてしまうとガンコになりますから、汚れていなくてよかったです。

というように、そこまで目立った汚れはありませんでしたが、じっくりみてみるとポツポツ汚れている感じでした。

果たして今回のお掃除でどこまでキレイになるのでしょうか~?

実際にお風呂の床掃除をしてみました

ハイター洗浄液を塗り広げる

それではお掃除を始めていきましょう!

洗面桶でつくった「キッチンハイター」の洗浄液をバスブラシにつけ、お風呂の床に塗り広げていきます。

排水口のフタのまわりには気になる汚れがたくさんあったので、取り外してしっかり洗浄液をつけていきますね。

黒い汚れがついていた側面もしっかり洗っておきます。

お風呂の床全体に、「キッチンハイター」洗浄液を塗り終えました。

塗り終えた時点で汚れが落ちていたらすぐに洗い流していいのですが、せっかくですから今回はこのまま10分ほど放置しますね。

10分放置したときの様子は?

あれから10分ほど経過しましたので、フタのところの黒カビや床の汚れの様子を見てみましょう。

まずはお風呂の床で、赤カビや黒いポツポツがあったカウンター下です。

赤カビは10分放置したらキレイになくなりました!手前のポツポツはまだ残っていますね。

こちらは入口ドア付近の床です。

黒いポツポツが結構残っているように見えます。もしかしたらこの黒い汚れは、黒カビの仲間ではないのかもしれませんね。

黒カビや黒ずみなどの生き物汚れであれば、塩素系洗浄剤をつけておくことで色が薄くなります。

でも放置後の変化はありませんし、ブラシでこすってみても全然落ちません。

排水口まわりをみてみましょう。

ぐるっと一周ついていた黒ずみはかなりキレイになりました!

フタの側面についていた黒ずみ汚れは、赤くなって残っています。

おそらく塩素が反応している途中なのかなと思います!

今回は10分しか放置していないので、もう少し長めに放置してみれば側面の汚れは落とせるかもしれませんね。

水ですすいだ後の汚れの様子は?

シャワーで洗浄液をすすぎ終えました。

洗剤が流れたので、あらためて今の汚れの落ち具合を見てみましょう。

まずはカウンター下の床です。

赤カビは落ちていますし、黒いポツポツも見当たらなくなりました!

そして入口ドア付近の床です。

ここは溝に黒い汚れが残っていますね。

黒カビや黒ずみなどの生き物汚れではない可能性が高いので、最後に別の洗剤を使って落とせないか実験してみようと思います。

そして排水口まわりです。

ぐるっと一周ついていた汚れはだいたいキレイになりましたが、一部で少し黒ずみが残っているように見えます。

気になるのは排水口のフタですね。

側面に反応途中で残っていた赤みは、シャワーですすいだあとも残っている状態です。

今回のお掃除のメリット

ということで今回は「キッチンハイター」を使って、お風呂の床掃除をしてみました。

ハイター漬けであれば、希釈液をたくさん作って、お風呂の排水口に栓をして……と手間がかかってしまいます。

ですが今回のやり方は、濃いめの希釈液をつくってブラシで塗るというやり方です。

希釈液をつくる手間はかかってしまいますが、メリットもありますので1つずつお話していきますね♪

ハイター漬けよりも洗浄力が高い

今回のお掃除法では、塩素濃度の高い洗浄液を使っています。

黒ずみや黒カビがひどいときには、ハイター漬けよりも効果的です!

ただし、洗浄液をぬってブラシ洗いをしたら、すぐに黒カビが落ちてくれるというわけではありません。

汚れがガンコそうであれば、それなりの放置時間は必要になります。

今回も排水口のフタの側面についていた黒い汚れは、反応時間が足りず赤くなる程度で終わってしまいましたね。

汚れがひどいときは、放置時間を20分30分と長くしていったり、希釈液を4倍、3倍、2倍……と濃いめに作ってくださいね。

掃除時間が短くすむ

今回のお掃除では、放置時間を10分しかとっていません。

洗浄液を塗り広げる時間をいれても、トータルで20分くらいしか使っていません。

ハイター漬けでは、最低でも30分は放置しないといけません。

ハイター漬けよりも濃い洗浄液を使っているので、お掃除時間が短くすむのはいいことですね♪

コスパがいい

今回のお掃除法のメリットは、なんといってもコスパの良さです!

お風呂の黒カビや黒ずみを落とすとなると、一番に思いつく洗剤は「強力カビハイター」や「カビキラー」があります。

お店で300円くらいで購入できる洗剤ですね。

一方で「キッチンハイター」は、1ボトルあたり100円くらいで購入できます。

しかも水で薄めて使うので、一度のお掃除で使う量はほんの少し。

水で薄める手間がかかってしまいますが、「キッチンハイター」を使う方がコスパはいいですよね~!

手間はどっちも同じくらい?

ハイター漬けと今回のお掃除法、どっちのお掃除のほうがラクかと聞かれると、正直微妙なところです。

どっちも手間はそんなに変わりませんが……ハイター漬けは長い時間つけ置きしているので、汚れが柔らかくなっています。

ゴシゴシこする必要はないので、もしかしたらハイター漬けのほうがラクにお掃除できるかもしれませんね。

ですが個人的に一番手間がかからないのは、「強力カビハイター」や「カビキラー」を使うことだと思います。

スプレータイプの塩素系洗浄剤なら、床に向かってシュッシュッと吹きかけるだけですから、希釈液をつくる手間がありません。

自分にぴったりのお掃除法を見つけるには?

というようにいろんなお掃除法をお話してきましたが、どのお掃除法を選ぶかはみなさん次第です。

コスパの良さ、汚れ落ちの良さ、手軽さなどなど……お掃除でなにを大事にしたいか?を基準に選んでくださいね。

たとえばお風呂の床掃除で

手軽さを重視するのであれば、スプレータイプの塩素系洗浄剤を使う。

コスパの良さを重視するのであれば、「キッチンハイター」を水で薄めて使う、といった感じですね。

混ぜても問題ないか成分でチェック

「キッチンハイター」と水、そして食器用洗剤をまぜて作った洗浄液は、こんな感じです。

濁ったりなにか浮いたりはしないで、ちゃんと透明のままですよね!

泡が出てきていますが、これは食器用洗剤に含まれている界面活性剤が働いている証拠です。

「キッチンハイター」と食器用洗剤の「ジョイ」を混ぜても、特に反応してしまうことはありません。

もちろん、「ジョイ」も「キッチンハイター」も、本来はほかの洗剤をまぜてはいけないことになっています。

ですがわたしは、成分をみて混ぜても問題ないと判断しました。

ここで成分をチェックしてみましょう。

まず「キッチンハイター」の成分をみてみると、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤)」と書かれています。

ここで注目したいのは、界面活性剤の種類です。

界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)は、界面活性剤の種類でいうとアニオン界面活性剤に当てはまります。

そして「ジョイ」で使われている界面活性剤は「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル」の3つとなっています。

1つ目のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは「キッチンハイター」でも使われている界面活性剤ですね!

「ジョイ」の2つ目の界面活性剤、アルキルアミンオキシドも洗剤でよく使われる界面活性剤です。

特に塩素系洗浄剤・漂白剤と一緒に使われることが多くて、「強力カビハイター」や「トイレハイター」でも使われています。

「ジョイ」の3つ目の界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、ノニオン界面活性剤です。

ノニオン界面活性剤はほかの成分との相性がよく、混ぜても問題がおきにくい界面活性剤といわれています。

なので「ジョイ」と「キッチンハイター」を混ぜて使っても問題はないかな、と判断しました!

ハイターで落ちない汚れを落とす方法

それではここからは、「キッチンハイター」で落としきれなかった汚れを落としてみます。

使うのは「茂木和哉オレンジクリーナー」です。

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「茂木和哉オレンジクリーナー」には、オレンジオイルが含まれています。

オレンジオイルが入っていることで界面活性剤やアルカリのはたらきだけでは落ちない汚れが落とせるので、今回残ってしまった汚れにも効果があるのか試してみたいと思います♪

それでは「茂木和哉オレンジクリーナー」を3回ほどプッシュします。

研磨力のある「超人たわしZ」で、ゴシゴシこすっていきます。

うーん……平らなところであれば研磨スポンジでこすり洗いしやすいのですが、お風呂の床のタイルはぼこぼこしていて上手くこすれません。

溝にしっかり入り込むように、毛の長いシリコンブラシを使ってみます。

……どうでしょうか!?「茂木和哉オレンジクリーナー」を吹きかけて毛の長いブラシでこすってみたら、だいぶキレイになりました。

でもまだうっすらと汚れている感じがします。

同じようにお風呂の床にも黒い汚れが残っているので、今度は爪でカリカリこすってみましょう。

どうやら硬くなった酸性石けんカスのようで、爪でこすると落ちていきました。

爪でカリカリこすれば落ちるということは、毛の長いブラシで強めにこすっても落ちそうですね。

だいぶ力を入れてこすらないといけないので……チャンネルブラシのようにけがしっかりしているブラシを使ってもいいかもしれません!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「キッチンハイター」で濃いめの洗浄液を作って、お風呂の床をお掃除する方法をご紹介しました。

ハイター漬けもメジャーなお掃除法ではありますが、今回のお掃除法もメリットがたくさんあります。

みなさんも一度試してみてくださいね♪

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。

茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!

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それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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