カビ取り洗剤よりもよく落ちる!?キッチンハイターでお風呂の排水口掃除をしてみた
こんにちは!のぞみです。
みなさんはお風呂の排水口掃除に、どんな洗剤を使っていますか?
意外かもしれませんが、実はキッチン用の塩素系漂白剤「キッチンハイター」は排水口掃除にぴったりの洗剤なんです。
排水口の汚れを落としつつ、除菌と消臭までしてくれる……かなり頼れる洗剤なんですよね♪
そこで今回は「キッチンハイター」を使ってお風呂の排水口掃除をしていく方法をご紹介していきます。
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
お掃除前の汚れをチェック
今回お掃除していく場所は、約3週間ぶりのお掃除です。かなり汚れがひどいので……苦手な人は飛ばしてお掃除のようすから見ていってくださいね!
まずは排水口のフタです。ここはフタの横に黒いカビがポツポツ生えていますね。
別の面をみてみるともっと黒カビがひどく生えていました!
フタの脚のところにもカビが生えていますね……。気温の高い日が続くと、すぐこんな風にカビが生えてきてしまいますよね。
つぎはヘアキャッチャーを見ていきます。
ゴミが絡まっているのど、あちこちに黒カビが付いてしまっています。
ここは細かいパーツがあって汚れを落とすのは大変ですよね……。
つぎは排水口の中にあるパーツ類です。
内側の筒には、ぬめり汚れや黒カビ、ヌルヌル石けんカスが全体的に付いていますね。
ヌルヌル石けんカスとは、石けんが皮脂や油に洗浄力を奪われることでできるベタベタした汚れのこと。お風呂場の洗い場周りにつきやすいのが特徴です。
筒の外側にはブヨブヨ石けんカスがたくさんついています。
ブヨブヨ石けんカスとは、石けんが皮脂や油と反応してできたブヨブヨした汚れのこと。お風呂場やキッチンシンクの排水口などにつきやすいのが特徴です。
排水口の弁は内側にブヨブヨした汚れ、そしてぬめり汚れがついています……。
また写真は取り忘れてしまったのですが、バスタブ側にある栓も一緒に洗っていきます!
つぎは排水口周りです。ここは横に黒カビが生えていますね。
フタの横と同じように、穴の内側にポツポツと入り込んでしまっています。ブラシでは落ちないので大変なんですよね……。
排水口の四隅にある黒くて丸い跡は、ゴムの色移りです。
我が家の排水口のフタには黒いゴムがついていて、すぐ色移りしてしまうんですよね……。ゴムの色移りは塩素系漂白剤では落とすことができないので、今回は落としていきません。
この黒いゴムの色移りを落とすには、溶剤の「橙の雫」を使っていきます。
落とし方が気になる人は、ぜひこちらの動画をチェックしてみてくださいね!
排水口の内側も見てみましょう。
中の水はわりと澄んでいるのですが、外側にボソボソと汚れがついています。ここも洗っていきますよ~!
使用する掃除グッズ
つぎは今回のお掃除でつかうアイテムをご紹介していきます。
洗剤を入れる用のお掃除用のマグカップ、使い捨ての歯ブラシ、そして塩素系漂白剤を使うので、ゴム手袋を着用しましょう。わたしはニトリルゴム製の使い捨てゴム手袋を用意しました。
ここで今回の主役!塩素系漂白剤の「キッチンハイター」です。
排水口には黒カビやぬめり、ピンク汚れといった生き物汚れが多いので、塩素系漂白剤が効果的なんですよ。
また途中でお話していきますが「キッチンハイター」は塩素系漂白剤のなかでも特に塩素濃度が高いんです。
なので効率よくお掃除ができるんですよ♪
「キッチンハイター」を使う前に水洗い
それではお掃除を始めていきます。早速洗剤を使っていきたいところですが……まずはシャワーで水洗いをして落とせる汚れを落としていきます。
水洗いをすると塩素の効きがよくなる
「あとで洗剤を使うのにわざわざ水洗いするの?」と思われるかもしれませんが、実はこれも効率よくお掃除をするためのポイントなんです!
ブヨブヨ石けんカスやぬめり汚れは、水洗いでも十分落ちていきます。
そこで「キッチンハイター」を使う前に汚れをある程度へらしておいた方が、塩素の効きがよくなるんですよ。
塩素が汚れに食われにくくなることで、汚れ落ち・除菌・消臭力がアップするので、ぜひ水洗いをしてみましょう!
除菌もしっかりしておけば、しばらく汚れがつきにくくもなりますしね♪
排水口まわりも歯ブラシを使って水洗いしていきます。
そこまで汚れがひどくなければ「キッチンハイター」の塩素もしっかり働いてくれるはずなので、軽く水洗いするくらいで十分です。
塩素臭を抑えることができる
また水洗いをすることで、「キッチンハイター」を使っているときの塩素臭を抑えることができます。
実は塩素臭の正体は、塩素が汚れと反応して出ているニオイ。
なので汚れをある程度減らしておけば、反応するものがないのでニオイも軽減される、というわけです!
排水口はお掃除しているときのニオイがかなりきついですし……苦手な人も多いと思います。
塩素臭が苦手な人は、絶対水洗いをしてみてください!
「キッチンハイター」を塗りつけていく
水洗いが終わったら「キッチンハイター」を使っていきます。
水洗いだけではまだ黒カビは落とせていません。結構残っていますね。
今回はかなり黒カビがひどいので、塩素濃度が薄まらないよう「キッチンハイター」を使う前にマイクロファイバークロスで水気を拭き取ります。
パーツ類や排水口の中など、水気や汚れが多いところまでは拭く必要はありません。
水気を拭き取ったら「キッチンハイター」をお掃除用のマグカップに少しだして、歯ブラシでちょこちょこ塗りをしていきます。
しっかり密着させたいときは、ペーパータオルを使ってカバーすることもあります。でも手間なので今回はペーパー湿布なしでいきますね!
このとき歯ブラシであまり強くこすらないようにしましょう。
「キッチンハイター」が液ハネし、顔や体にかかると大変ですからね……!
優しく塗りつけるくらいで大丈夫ですよ。
排水口には「キッチンハイター」を入れる
つぎは排水口のなかに「キッチンハイター」をいれてつけおきします。
量はだいたいキャップ1杯くらいで大丈夫かと思います!
歯ブラシで軽くかき混ぜて水が触れないところにも少し塗りつけます。
黒ずみがひどいところには、先ほどフタに塗りつけた「キッチンハイター」の原液を塗ってくださいね。
またバスタブ側の穴からも「キッチンハイター」を少しいれて、周りを歯ブラシでこすっておきます。
パーツ類は手で塗り広げる
つぎは排水口のパーツ類を洗っていきます。
お掃除用のマグカップに「キッチンハイター」を少しだして歯ブラシでパーツ類にちょこちょこ塗ったらそのまま手で塗り広げていきましょう。
「キッチンハイター」は薄くついていれば十分ですよ!
手で塗り広げることで、塗り忘れしにくいですしなにより洗剤の量を節約できます♪
ゴムのパーツは取り外して、「キッチンハイター」をつけたら手で揉むように塗り広げます。
本当はゴムに塩素系漂白剤は使用しないほうがいいのですが……そう頻繁に使っているわけではないですし、今回は短時間のお掃除なので使っていきますね。
汚れが落ちたら水洗い
一通り「キッチンハイター」を塗りつけていったら、あとは汚れが落ちるまで放置します。
30分くらい放置したほうがいいかな?と思ったのですが……なんと一番汚れがひどかったフタの黒カビがもう落ちています!
真っ白になっていますし、もう洗い流していきましょう。
ここの黒カビが落ちたならほかのところもキレイになったと思うので、水ですすいでしまいますね。
排水口を流したらバスタブ側からも水を流し、排水口の中に水流を作ります。
排水口の中の水が澄んできたら汚れが落ちた証拠なので、お掃除完了です!
お掃除後の汚れをチェック
お掃除が終わりましたので汚れの落ち具合を見ていきましょう。
排水口の水はもともとそんなに汚れていませんでしたが、より透き通っていますね。周りについていたボソボソした汚れもキレイに落ちました!
排水口まわりにぐるっとついていた黒ずみ・黒カビはキレイに落ちてくれました。
四隅にあるゴムの黒いのは色移りですので今回はなにもしていません。
パーツ類もみていきましょう。
排水口の筒には石けんカスがたくさんついていましたが、つるっとキレイになりました!
お水も弾くくらいツヤツヤですね。
それに排水口のいやなニオイも全くしません!
排水口のフタにポツポツついていた黒カビもキレイに落ちました。
穴がたくさんあってお掃除するのは面倒な場所ですが、「キッチンハイター」をつけて放置するだけでラクチンでした♪
あとは元の場所に戻し、排水口まわりとフタの水気を拭き取ってお掃除完了です!
今回のお掃除のポイント
ここまで「キッチンハイター」を使ってお風呂の排水口掃除をしていきました。
3週間ぶりのお掃除で、気温の高い時期だったのでたくさん黒カビが付いていましたね。
最後に今回のお掃除のポイントをお話していきます!
「キッチンハイター」は塩素濃度が高い
今回お風呂の排水口掃除に、「カビキラー」や「強力カビハイター」といったお風呂用の洗剤ではなく、あえて「キッチンハイター」を使っていきました。
実は塩素系漂白剤・塩素系洗浄剤は、スプレータイプのものよりもボトルタイプのもののほうが塩素濃度が2倍近く高いんです。
「キッチンハイター」はキッチン用の洗剤ではありますが、今回パーツ類に塗りつけて10分もしないで黒ずみ・黒カビをすっきり落とせましたね!
塩素濃度が高く汚れ落ちもいいので、排水口まわりのようなカビが生えやすい場所のお掃除には最適です♪
「キッチンハイター」でお風呂掃除をするのは用途外
「キッチンハイター」は汚れ落としだけでなく、除菌・消臭も同時にしてくれます。
お風呂の排水口はニオイが結構気になる場所ですし……一石三鳥なのはとっても頼もしいですよね!
ただし「キッチンハイター」は名前の通り、キッチン用の洗剤です。
メーカーさんとしてはお風呂掃除に使うことを想定していませんので、用途外での使用となってしまいます。
お掃除中に気を付けることとしては、同じ塩素系漂白剤の「カビキラー」や「強力カビハイター」と同じですが、使うときは十分気をつけましょう。
使うときは手にかからないように必ずゴム手袋を着用!そして具合が悪くならないよう換気扇を回してくださいね。
そして忘れてはいけないのが、素材の傷みについてです。
もしかするとお掃除する場所の近くに、塩素に弱い素材があるかもしれません。
素材が傷んだり変色してしまわないよう、かならず「カビキラー」や「強力カビハイター」といったお風呂掃除用塩素系洗浄剤の説明書きを読んでおきましょう。
浄化槽のある家では使えない
そして「キッチンハイター」のような塩素系漂白剤は、浄化槽のある家では使ってはいけないことになっています。
ただし少量なら大丈夫、など条件によっては使えることもあるそうです!
「キッチンハイター」をお掃除に使う前に、かならず浄化槽をメンテナンスをしている業者さんに確認してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「キッチンハイター」を使ってお風呂の排水口掃除をしていきました。
汚れ落ちはかなりいいので、みなさんもガンコな汚れを見つけたら試してみてくださいね♪
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪