知らなきゃ損!台所洗剤を○○するだけで劇的に油汚れが落ちる方法
こんにちは、のぞみです♪
今回は「汚れを落として27年」掃除のプロフェッショナル 茂木さんから台所洗剤を煮込んで、ガンコな油汚れを掃除する方法を教えて貰ったので、まとめてみました!
「台所洗剤を煮込む!?」なんて驚いている人もいるかもしれませんが、頑張っても取れなかった油汚れがすっかり取れちゃいます♪
動画で分かりやすく、じっくりと観たい方は、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画へどうぞ!
サクサクッと結果だけを知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください!
目次から読みたいところに飛べます♪
煮込み台所洗剤の作り方
- 台所洗剤
- なべ
- キッチンスケール
- 水
ちなみに、今回利用する台所洗剤は「CHARMY Magica 酵素+」です。
食器用洗剤であれば何でもいいですが、濃度が変わるので大手の食器用洗剤の方が安心です♪
ここからは煮込み台所洗剤の作り方をご紹介します。
希釈液を作るポイントは、界面活性剤の濃度が5%くらいになるようにすること!
大手の食器用洗剤では大体6倍希釈すると5%くらいになります!
- なべに食器用洗剤(17g)を入れる
- 食器用洗剤も含めて、100gになるよう水(87g)を入れる
- なべを火にかけて沸騰するまで煮込む
※煮込み台所洗剤を100g作る場合
水で薄まってしまうので、台所洗剤の洗浄力が落ちてしまうと思う人もいるかもしれません。
しかし、頑固な油汚れの場合は、濃度が高い方がいいという訳ではないので、安心してください♪
重要なのは、洗剤の濃度ではなく、界面活性剤の種類や濃度です!
台所洗剤を煮込むと汚れ落ちが良くなる理由
台所洗剤を100℃近くまで煮込むことで、熱の力を最大限に利用して、頑固な汚れを簡単に落とすことができます。
イメージは、通販でよく見る機械を使ったスチーム洗浄ですね♪
スチーム洗浄は熱した水(熱の力)だけで汚れを落としますが、煮込み台所洗剤は界面活性剤の洗浄力も加わります。
界面活性剤とは、油と水を仲立ちしてくれる成分のことです。
油と水に馴染む二つの成分があることで、汚れを浮き上がらせて、水だけでは落ちない汚れを落ちやすくしてくれます。
洗剤には必ず界面活性剤が含まれています。
つまり、煮込み台所洗剤は、界面活性剤と熱の2つの洗浄パワーを使って汚れを落とすので、より簡単に頑固な油汚れを落とすことができるということです!
高価なスチーム洗浄機を買うのではなく、安価な台所洗剤で頑固な油汚れを落とせるというのは嬉しいですよね♪
煮込む台所洗剤の選び方
界面活性剤の種類が、より汚れを落としやすい種類だと、汚れ落ちが強くなります!
分かりやすく「ウタマロ洗剤」「Magica」「Joy」3種類の洗剤に入っている界面活性剤を見てみましょう。
- アルキルベタイン
- アルキルアミオンオキシド
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- アルキルスルホン酸ナトリウム
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- アルキルアミオンオキシド
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ウタマロ洗剤は1種類の界面活性剤のみですが、MagicaやJoyは界面活性剤が3~4種類入っていますね♪
また、ウタマロ洗剤は両性界面活性剤だけですが、MagicaやJoyにはアニオン界面活性剤が入っています。
アニオン界面活性剤は両性界面活性剤よりも洗浄力が強い界面活性剤です。
つまり、より洗浄力の強い界面活性剤が複数入っているので、汚れ落ちはMagicaやJoyの良いということになります!
3つの中で一番洗浄力が高くなる台所洗剤はJoyです♪
ちなみに「洗浄力が強い界面活性剤を濃く作れば、汚れ落ちが良くなる!」と思ってしまいますが、実はそうではないので注意してください!
多すぎても少なすぎても、色々な不都合が起きるので、界面活性剤の濃度は5%にしましょう!
界面活性剤の濃度が5%を切ると、頑固な油汚れに対する洗浄力がイマイチになってしまいます。
逆に、界面活性剤の濃度が5%を超えてくると、煮込み台所洗剤で拭いたところに洗剤が残ってしまいます…!
煮込み台所洗剤の洗浄力をアップさせる方法
煮込み台所洗剤は、熱の力と界面活性剤の力を使うことで、高い洗浄力を発揮します。
これだけでも十分に油汚れを落とすことができますが、更に煮込み台所洗剤の洗浄力をアップさせる方法があります!
- 少し重曹を加えて煮込む
- セスキ炭酸ソーダを入れて煮込む
- 水の代わりにアルカリ電解水を煮込む
この方法は煮込み台所洗剤をアルカリ性に傾かせる方法です。
熱と界面活性剤の洗浄力に、アルカリ性の力も加えるとかなり洗浄力が上がりますよ♪
煮込み台所洗剤を使った掃除方法
熱と界面活性剤で洗浄力が強くなった煮込み台所洗剤ですが、温度は100℃近くあり、とても熱くて触ることができません…!
ここでは、煮込み台所洗剤を使った掃除の手順をご紹介します。
煮込み台所洗剤を使った掃除方法はいくつかあるので、自分に合った掃除方法を選んでみてください♪
- 厚手のゴム手袋をつけ、キッチンペーパーに煮込み台所洗剤をつけて、汚れをこする
- 厚手のゴム手袋をつけ、スポンジに煮込み台所洗剤を染みこませて、汚れをこする
- 自作ブラシを作って、それに煮込み台所洗剤をつけて、汚れをこする
この中では、用意するものが少なく安価な自作ブラシを使う方法がおすすめです♪
ゴム手袋のように、煮込み台所洗剤に手を付けないので、やけどの心配が少なく安心です!
- 割り箸を1本用意する
- 洗って使えるキッチンペーパーを適当な大きさにカットする
- キッチンペーパーを割り箸に巻き付けて、その上から輪ゴムを巻き付ける
普通のキッチンペーパーではすぐに破れてしまうので、自作ブラシを作るときには、強度の高い「洗えるキッチンペーパー」がおすすめです♪
煮込み台所洗剤を使った掃除の実践
掃除の手順は「煮込み台所洗剤を付けた自作ブラシで汚れをこする→乾いたキッチンペーパーで拭きとる」だけです♪
気になる人は乾拭きの前に、水拭きをしても大丈夫です。
時間が経って煮込み台所洗剤の温度が下がってきたら、再度、加熱をして沸騰をさせてましょう!
一番、油汚れが酷かったコンロの排気口についた汚れでも、擦らず拭きあげるだけで、画像のように綺麗さっぱり汚れが落ちました♪
汚れ | 掃除の結果 |
コンロの天板についた油汚れ | 拭くだけで綺麗に汚れが落ちた |
壁面についた油汚れ | 拭くだけで綺麗に汚れが落ちた |
コンロの排気口についた汚れ | 拭くだけで綺麗に汚れが落ちた |
まとめ:煮込み台所洗剤はコスパの良い掃除方法
洗剤と水だけで頑固な油汚れが落ちるので、煮込み台所洗剤は非常にコスパの良い掃除方法です。
ただし、鍋で希釈液を煮込んだり、自作ブラシを作ったりしなければならないので、何かと手間がかかります。
コスパよりも手軽さや時短を重視する人は、不向きな掃除方法とも言えます…!
手間をかけず、短い時間で頑固な油汚れを落としたいという人は「マジックリン」や「油汚れ用洗剤 なまはげ」といった製品がおすすめなので、ぜひ活用してみてくださいね♪