歯磨き粉にも!?ラウリル硫酸ナトリウムとラウレス硫酸ナトリウム
こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
今の時代、化学物質を避けて暮らしていくのってかなり難しいですよね…
なぜなら掃除や洗濯に使う洗剤には、化学物質がたっぷり入ってますからね。
そうなると、いかに化学物質とうまく付き合っていくかが、暮らしを豊にするためには大切なポンインになると思います。
でも化学物質と一口に言っても、全てが危険で怖い物ではありません。
今では掃除の大定番となった重曹やクエン酸だって化学物質だし、さらに言えば塩や砂糖(ショ糖)、水だって化学物質ですからね。
では、具体的にどんな化学物質とうまく付き合っていけば良いのか?
ここからが今回のお話なのですが、私は「合成界面活性剤」だと思っています!
とても身近な化学物質「合成界面活性剤」
なぜかと言うと、暮らしにとっても身近な化学物質であり、安全性の振り幅がとっても大いからです。
どのぐらい安全性の振り幅が広いかと言うと、安全性が高いものはマーガリンやバター、マヨネーズ、アイスクリームの乳化剤として使われるほどです。
もちろん安全性が高い合成界面活性剤は、それほど気にする必要はありません。
気にしないといけないのは、危険性が高い合成界面活性剤です。
なので危険性が高い合成界面活性剤の種類を知れば知るほど大きな安心が手に入り、自分自身はもちろん、家族を危険な合成界面活性剤の被害から身を守ることに繋がっていきますし、結果暮らしが豊になるはずです。
でも、聞いた事のないカタカナだらけで長い名前の合成界面活性剤の名前をたくさん覚える事って大変ですよね?
そこで今回は、これだけは覚えていた方がいいと私が思う2つの合成界面活性剤ご紹介します。
要注意合成界面活性剤その1「ラウリル硫酸ナトリウム」
1つ目が、「ラウリル硫酸ナトリウム」です。
合成界面活性剤はどんなものでも、
・アニオン界面活性剤
・カチオン界面活性剤
・両性界面活性剤
・ノニオン界面活性剤
の4つのグループのどれからに必ず入ります。
このラウリル硫酸ナトリウムは、「アニオン界面活性剤」のグループに入ります。
4つのグループについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になると思います。
このラウリル硫酸ナトリウムは、近年危険性が問題視されながらも台所洗剤や洗濯洗剤だけでなく、シャンプーやボディソープにも使われることがある合成界面活性剤です。
ひと頃と比べると、シャンプーやボディソープにはあまり使われなくなってきてますが、肌荒れしやすいので、特に肌が弱い方や小さな子供、高齢者は避けた方がいいです。
最近はどうか分かりませんが、ベビーシャンプーや介護用シャンプーにも使われる事がありましたので、優しそうなイメージがするものでも油断禁物です。
また、ラウリル硫酸ナトリウムが使われているのは、肌に触れるものだけではありません。
実は歯磨き粉にも使われているんです。
小さな子供には避けたいところですよね。
我が家には8歳と12歳に息子がいますが、一度も歯磨き粉を使って歯磨きした事はないんですよ。
ちなみに台所洗剤や洗濯洗剤には、ラウリル硫酸ナトリウムと表記せずに「アルキル硫酸エステルナトリウム」と表記されます。
主婦湿疹にお悩みでしたら、食器用洗剤にアルキル硫酸エステルナトリウムが含まれているものはやはり避けるべきですね。
それと洗濯洗剤でも油断できません。
なぜなら洗濯機で洗い終わった衣類にアルキル硫酸エステルナトリウムが残っていることだってあるからです。
最近は「すすぎ1回」の洗濯洗剤が主流ですが、もちろん洗濯物への洗剤残りのリスクは2回すすぎよりも1回すすぎの方が高くなります。
さらに冬場の水が冷たい時期だと注意して使わないと溶け残りすることがある粉洗剤の方が、液体洗剤より洗剤残りのリスクは高まります。
もしラウリル硫酸ナトリウムが肌の弱い方や肌機能が未熟な赤ちゃんの肌着に残ったとしたら、肌トラブルに繋がる可能性が高まります。
実は、今では安全性が問題視されているラウリル硫酸ナトリウムも、一昔前まで、安全性が高い合成界面活性剤と言う事で、当時問題になっていた合成界面活性剤の代わりとして登場したんですよね。
最初は安全だと言われているのに、しばらく経つと問題視されるパターンって合成界面活性剤ではよくあるんです…
先ほど今ではラウリル硫酸ナトリウムは、あまり使われなくなったと言いましたが、変わって使われるようになったのが「ラウレス硫酸ナトリウム」と言う合成界面活性剤ですが、その「ラウレス硫酸ナトリウム」でさえ今では安全性が問題視されるようになりましたからね。
要注意合成界面活性剤その2「ラウレス硫酸ナトリウム」
と言う事で、2つ目の覚えておいた方がいい合成界面活性剤は「ラウレス硫酸ナトリウム」です。
「ラウレス硫酸ナトリウム」もアニオン界面活性剤のグループに入るのですが、「ラウリル硫酸ナトリウム」ほど危険度が高いものではありません。
しかし肌が弱い方にとっては強い刺激となることも考えられますので、肌荒れしやすい方やや赤ちゃんに使うボディソープやシャンプーを選ぶ際は気にされた方がいいと思います。
ちなみに洗剤の場合は、「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」と表記されます。
もし主婦湿疹にお悩みでしたら「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」が含まれていない食器洗剤を選んだ方がいいのですが、最近の大手洗剤メーカーの食器用洗剤には「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」ほんとよく使われています。
なので「合成洗剤」の枠の中から洗剤を選ぼうとせずに、「石けん」から選ばれるのも1つです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
とりあえず、今回紹介たい2つの合成界面活性剤は覚えて絶対に損はしないと思います。
特に肌が弱い方や小さなお子さんをお持ちのお母さんとお父さんは、ぜひ暗記してスラッと言えるぐらいまでなっていただきたいです♩
さらに洗剤やボディソープなどを購入する時は、ボトル裏面の成分表示をチェックすることを習慣化していただけたら完璧です!
くれぐれも表面には書かれているような「天然由来」や「石油系不使用」などの、なんか優しそうなイメージだけで選ぶのはやめましょうね!