衣類についた泥汚れがガンコな理由と落とす2つの方法
こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
皆さん、泥汚れにお困りではありませんか?
例えば、
「息子が泥で汚れた野球のユニフォームを毎日洗濯するのが大変…」
「ネットで評判の洗濯洗剤や漂白剤を試してみたけどスッキリ落ちない…」
「石鹸でゴシゴシ擦って洗うのが辛い…」
などなど。
ということで今回は、泥汚れがなぜガンコなのか?どうやったらラクに落とせるか?について詳しくお話したいと思います!
泥汚れがガンコな理由
泥汚れがなぜガンコなのかというと、油汚れや皮脂汚れのように漂白剤や界面活性剤でも落とすことが出来ない「不溶性」の汚れだからです。
漂白剤で落とせないというとこは、白物衣類用の塩素系漂白剤でも過炭酸ナトリウムが主成分の酸素系漂白剤では落とせないということになります。
界面活性剤で落とせないということは、どんな洗濯洗剤で洗っても落とせないことになります。
例えアルカリ度が強い洗濯洗剤でも落とすことができません。
「じゃあなんで洗濯洗剤で洗うと泥汚れが薄くなるの?」
と思われた皆さん、それは洗濯洗剤の働きで薄くなったのではなく、洗濯機の働きによるものなんです。
だから薄くはなるけど、キレイに落としきるまではなかなかいけません。
ではどうやって泥汚れを落としたらいいのか?
方法は2つあります。
「物理的洗浄」で泥汚れを落とす!
まず1つ目の方法ですが、先ほど洗濯機で洗えば薄くなるとお伝えしましたが、まさにそれです。
難しくいうなら「物理的洗浄」によって薄くなっているわけです。
石鹸も界面活性剤なのですが、石鹸でゴシゴシ洗うと泥汚れを落とせますよね?
先ほど界面活性剤では泥汚れを落とすことができないとお伝えしたのですが、なぜ落とすことができるのか?
これも「物理的洗浄」によるものです。
ゴシゴシするから落ちるんです。
石鹸が直接泥汚れに働きかけているわけでなく、ゴシゴシしやすくさせることで間接的に手助けしてい感じです。
なので泥汚れがよく落ちる石鹸は、もちろん固形石鹸になりますし、できるだけ固くて持ちやすいものになりますよね。
だから「アタックプロEX」や「ブリースティック」、「ウタマロ石鹸」は、泥汚れがよく落ちるわけです。
「化学的洗浄」で泥汚れを落とす!
漂白剤や洗剤で落ちないからといって「化学的洗浄」が全く通用しないわけもないんですよね。
有効な方法もあります。
例えば「繊維分解酵素」と「分散剤」です。
「繊維分解酵素」の働きで泥汚れを落とす
衣類の汚れ落としに効果のある酵素は、
・油脂分解酵素
・タンパク質分解酵素
・デンプン分解酵素
・繊維分解酵素
の4種類があります。
その中の「繊維分解酵素」が泥汚れ落としに効果があるんです。
他の3つは効きませんからね。
では繊維分解酵素が、どんな働きをして泥汚れを落とすのか?という、それは繊維分解酵素が、衣類の生地に働きかけ繊維が緩めてくれるからです。
生地が緩むことで、網目状の繊維に挟まったり絡みついていた泥汚れが、繊維から落ちやすくなります。
「分散剤」で泥汚れを落とす
「分散剤」も繊維分解酵素と同じように、泥汚れに直接働きかけるようなものではありません。
ではどうやって泥汚れを落とすのかというと、生地から泥汚れを引き剥がして落としてくれるんです。
例えば、水が入ったバケツに分散剤配合の洗剤を入れ、よくかき混ぜて洗浄液を作ります。
その洗浄液に泥で真っ黒になった野球のユニフォームをしばらく入れて置きます。
そうすると、洗浄液の方にユニフォームの泥がどんどん引っ張り出されて、ユニフォームがキレイになり、洗浄水が真っ黒くなるという感じです。
分散剤としてとっても効果が高く、泥汚れだけでなく他の汚れにも働きかけ、しかも安価な成分があります。
それが「リン酸ナトリウム」です。
昔は普通の洗濯洗剤にも使われていた成分ですが、環境汚染に繋がるということで今は普通の洗濯洗剤には使われなくなりました。
そうです、「有リン問題」です。
しかし、今も一部の洗濯洗剤に「有リン洗剤」はまだあるんですよね。
それが「泥汚れ専用洗剤」です。
泥汚れの落ちがいい泥汚れ用洗剤には、リン酸ナトリウムが入っていると思って間違いありません。
しかし私は、昔は問題のあった有リン洗剤でも、今の時代は特別問題があると思っていません。
なぜかというと、下水道がだいぶ普及し昔のように自然環境に直接汚水が流れ出すようなことがほとんど無くなったからです。
繊維分解酵素&分散剤配合の「茂木和哉泥汚れ落とし」
化学的に泥汚れを落とす2つの方法をご紹介しましたが、実はこの2つの方法で泥汚れを落とす洗剤があります。
それが「茂木和哉泥汚れ落とし」なんです!
「繊維分解酵素」で緩んで取れやすくなった泥汚れを「分散剤」で引き離して落とす。
それが「茂木和哉泥汚れ落とし」の洗浄力の強さの理由なんです。
「繊維分解酵素」と「分散剤」の2つの働きがセットで効くのがいいんです。
どっちか1つだけではダメなんです。
そして分散剤には、リン酸ナトリウムを使っていません。
先ほど、有リン洗剤でも今の時代は特別問題がないと私は思っていると、お伝えしたのですが、あえてリン酸ナトリウムに頼らずに、今ある泥汚れ用洗剤よりよく落ちるものを作りたかったんですよね。
かなり難しくて完成させるまでに時間がかかりましたが、難しければ難しほど燃えるタイプなので、なんとか完成させることができました。
皮脂汚れや汗じみも落とせて除菌と消臭までできる「茂木和哉泥汚れ落とし」
「茂木和哉泥汚れ落とし」で落とせる汚れは、泥汚れだけではありません。
「炭酸ナトリウム」の「アルカリパワー」で皮脂汚れや汗じみもしっかり落とすことができます。
さらに「過炭酸ナトリウム」を配合しているので、除菌と消臭までできます。
なのでまさに汗をかきやすい小さな子供の服や靴下、野球やサッカー、ラグビーなど屋外スポーツをされている子供のユニフォームやソックスに最適な洗濯洗剤なんです。
「茂木和哉泥汚れ落とし」の使い方
「茂木和哉泥汚れ落とし」の使い方は、お湯に適量溶かして、ただ洗濯物をつけていくだけです。
基本これでそこそこ汚れた泥汚れを落とすことができます。
ひどい泥汚れや、洗浄液につけた直後にもみ洗いしていただくと効果的です。
つけ置き後は、すすぎ目的のため洗濯洗剤を追加せずに洗濯機洗いしますが、洗浄液ごと洗濯機に入れて大丈夫です。
でももしつけ置き洗いに使ったバケツやオケの底に砂や泥が溜まっている場合は、洗濯機が故障してしまうかもしれませんので洗浄液は入れないでください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
実は「茂木和哉泥汚れ落とし」は、とても思い入れのある息子のような洗剤なんです。
なぜかというと、業務用洗剤しか作ったことがなかった私が、初めて一般向けに開発した商品だからです。
なので「茂木和哉」より先に作ってます。
商品名も「ユニフォームウォッシュ」、「泥汚れZ」、「茂木和哉泥汚れ落とし」と変えてきました。
そして今は、去年野球を始めた長男のユニフォームを洗うのに使っています。