ひのき風呂などの木部に生えた黒カビを木肌を傷めず落とす方法を伝授!
こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
お風呂がひのき風呂など木製だったり、木製のオケやイスをお使いの皆さん、
・木肌が白っぽくなってきて見た目が悪い…
・木肌が毛羽だって濡れるとヌルヌルしてすべる…
・木肌が傷んだで木のいい香りがしなくなった…
などのお困りごとはないですか?
もしあるようなら、それはカビが生えた時のお手入れ方法に問題があるのかもしれません!
というのも、カビキラーや強力カビキラーなどの一般的な塩素系カビ取り剤は、木製製品への使用はNGだからです。
もしそれを知らずにカビキラーや強力カビキラーを使い続けているとしたら、原因は間違いなく今お使いのカビ取り剤で間違いありません。
ではどうやってお風呂の木製製品に生えた黒カビを落としたらいいのか?
それは、木肌に優しいカビ取り剤を使えばいいです!
という事で今回は、木部のカビ落としに最適なカビ取り剤とはどんなものなのか?洗浄力はカビキラーや強力カビハイターと比べてどうなのか?
そのあたりを深堀していきます!
カビ取り剤の種類
まず先に皆さんに知っていただきたいのがカビ取り剤の種類です。
それが分かるだけで落ちがいいカビ取り剤はどんなものなのか?どんなカビ取り剤が木部に適してるのか?がわかります。
カビ取り剤を大きく分けるとしたら、
・塩素系
・酸素系
・その他
の3つに分けられます。
この中で1番洗浄力が強いのはダントツ「塩素系」です。
続いて「酸素系」、「その他」となりますが、木部に生えたカビはとってもガンコなので、「酸素系」や「その他」で落としきるのはまず無理です。
なので木部のカビ取りには「塩素系」の一択となります。
「でも塩素系だと木部を傷めてしまうんだよね?」と思われた皆さん、実は「塩素系」と言っても1種類ではなく、木部を傷めない塩素系もあるんです!
ちなみに「酸素系」には、
・過炭酸ナトリウムが主成分の粉末タイプ
・過酸化水素水が主成分の液体タイプ
の2つがあります。
「その他」には
・乳酸系
・塩化ベンザルコニウム系
・アルコール系
などがあります。
木肌がカビ取り剤で傷む理由とは?
木部を傷めない塩素系カビ取り剤がどんなものなのかをお話しする前に、なぜ木部を傷めてしまう塩素系カビ取り剤は木部を傷めてしまうのか?その理由を先に説明させてください。
理由はズバリ「液性」です。
アルカリ度が強すぎると木部が傷んでしまうんです。
木も人間と同じ生き物ですから、基本タンパク質で作られています。
そのタンパク質はアルカリに弱く、アルカリ度が強ければ強いほどタンパク質を壊す力も強くなります。
なのでアルカリ度が強いカビ取り剤を使い続けると、木肌がタンパク質が徐々に侵され白く見えるようになります。
この白く見える状態は、溶けずに残った木部の繊維が目立って見える状態です。
さらに木肌のタンパク質が溶けていくと、木肌表面に繊維だけが多く残った状態になります。
これが木肌表面が毛羽だった状態です。
毛羽だった木肌は、水で濡れるとヌルヌルしてすべりやすくなります。
なので、もしお風呂場の床面や浴槽のフチが毛羽だった状態まで進んだ木部だとしたら、とても滑って転びやすいため転倒事故につながるリスクが高くなるので注意が必要です。
ということで、木部の傷みは「アルカリ」によるもので、実は「塩素」が原因ではないんです。
中性タイプの塩素系カビ取り剤「黒木真白」
なので木部を傷めなくないなら「中性」の塩素系カビ取り剤を使えばいいということになります。
とは言っても、カビキラーや強力カビハイターなどの一般的なカビ取り剤は、全て「アルカリ性」です。
理由は、主成分の塩素剤自体がアルカリ度の強い「次亜塩素酸ナトリウム」だからです。
なので製品もアルカリ性になってしまうんですよね。
という事は、一般的なカビ取り剤の全てが、木部には適していないものになるんですよね…
でもご安心ください!
一般的ではない「中性タイプ」の「木部専用」の塩素系カビ取り剤が1つあります!
それが「黒木真白」です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この記事をここまで読んでくださった方のほとんどが、木部が傷む原因が塩素ではなくアルカリにあったことを初めて知ったのではないでしょうか?
でもせっかく木製のお風呂をお使いでしたら、黒カビが生えないようにしっかり換気をするのが一番です。
ちょっと面倒かもしれませんが、少しでも乾きやすいように水滴を拭き上げることも習慣化できたたいいですよね。
木肌が健康な状態ですと、木本来のいい香りも楽しめますからね!
でもうっかり木肌に黒カビが生えてしまったら、ぜひ一度「黒木真白」をお試しください!