油汚れ用洗剤「なまはげ」の誕生秘話!
こんにちは!茂木和哉です。
今回は「なまはげ油汚れ用」が誕生した経緯をお話ししたいと思います。
ちなみに「なまはげ油汚れ用」とは、一般向けの油汚れ用洗剤です。
おかげさまで、今では多くの方々にご愛用いただいる「なまはげ油汚れ用」ですが、実はそもそも業務用洗剤として私が開発したものでした。
それは、今から10年ぐらい前の事です。
始まりは自信作「スパークリーナー」から。
私が創業して一番最初に作った洗剤で、「スーパ―クリーナー」と言う業務用の油汚れ用洗剤がありました。
これです。
記念すべき第一号だったので、少しでも良いものしようと成分配合を何度も何度も見直し、長い時間をかけ完成させた、今でも思い入れのある洗剤であり自信作でもありました。
完成度があまりも良かったので「早く誰かに使ってもらいたい!」とい気持ちになり、すぐに近くの飲食店へ飛び込み営業を始めたのでした。
買ってもらいたい気持ちより、とにかく早く試してもらい評価を聞きたいをいう気持ちが強かったんですね。
そして、何件目かで伺った焼肉屋さんである方と運命的な出会いをします。
その方は、焼肉屋さん裏の勝手口を開けたら、肉をスライサーでカットしていました。
「ごめんください。油汚れの洗剤のご案内にきました。」
と話しかけたら、作業をストップして私の話を真剣に聞いてくれました。
そして、出会ったその日に1本サンプルを渡すことまでできたのです。
非常にラッキーでした。
訪問したお店、時間、そして対応してくれた方、全てが良かったわけですから。
今思えばなラッキーどころの話ではないかもしれません。
なにせこの出会いが、なまはげ誕生につながるわけなので。
汚れ落ちが良いだけではダメだった…
そして1週間後。
サンプルの評価を聞きに行こうと、再度お店に伺い勝手口を開けました。
すると、前回対応してくれた方が、すぐに私に気づき「あの洗剤、すごく良かったですよ!」と笑顔で話してくれた。
「そうでしたか~。それは良かったです。」と私。
冷静にふるまったのですが、とても嬉しくて心の中では、もうガッツポーズしまくりでした(笑)
が!
続けて「ただ、うちでは使えないですね…」との事…
私の頭の中は「???」
とりあえず落ち着いて、理由を聞くことにしました。
そしたら納得しました。
その理由とは、焼肉ロースターにトップリングと言う部品があるのですが、そのトップリングが黒く変色してしまうとの事です。
このゴールドの丸い部品がトップリングです。
なぜ変色するのかと言うと、スーパークリーナーの高いアルカリ度では、真鍮素材であるトップリングが腐食してしまうからです。
トップリング以外の油汚れの洗浄については高評価でしたが、トップリングに使えないのが致命的でした。
なぜなら、ここの焼肉屋さんでは、トップリングの洗浄が何よりも大変で苦労しているからです。
アルカリ洗浄剤では、変色してしまう真鍮製のトップリングをどうやって洗浄していたかと言うと、中性洗剤とブラシで時間をかけて毎日時間をかけて丁寧にゴシゴシ洗いってました。
さらに、それでも完全には落ちないため、月曜日にパートさん数名で全テーブルのトップリングを2時間ほどかけてクレンザーで磨いていほどです。
その労力、時間、コストといったらかなりのものです。
初めて職人魂に火がついた瞬間
小原さんから「トップリングを変色せずにこびり付きをラクに落とせる洗剤はつくれるんですか?」
と聞かれた私は、反射的に「できます。」と即答しました。
まだ小さな灯ですが、初めて職人魂に火がついた瞬間でした。
そして、それから何度も何度も試作品を作っては試してもらい、長い月日の末にようやく、「油汚れが劇的に落ちるのに真鍮素材が変色しない洗剤」を完成させました。
完成した洗剤の出来は、完璧でした。
トップリングを変色させることなく、ものの見事に油汚れを落としていく様は感動的でした。
その方にも大変喜んでいただき、私もすごい洗剤を作ったもんだと一喜一憂していました。
その洗剤こそが「なまはげ油汚れ用」のベースなのです。
そして数年後。
さらに一般の方でも使いやすいようにカスタマイズして今の「なまはげ油汚れ用」が完成しました。
このタイミングでも、運命的に出会ったある方との秘話があるのですが、又の機会にお話しします。
試作品作りの協力してくれた、「その方」とは、秋田牛玄亭の小原さんです。
以前当時の事を二人で語り合いました。
そんな、「なまはげ」をこれからもどうぞよろしくお願いします♩
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