【ヌルヌル・黒ずみ】ウタマロクリーナーでお風呂の排水口掃除はできる？実際にお掃除してみました
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茂木流掃除講座【茂木和哉】
「シャボンの泡」でキッチン泡ハイターを手作り！お風呂の排水口掃除をする方法
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60秒で読める！AI記事要約
市販の「キッチン泡ハイター」を自作する方法を紹介する記事です。
「キッチンハイター」と無添加水石けん「シャボンの泡」を混ぜて作る方法が詳しく解説されています。
成分を確認し、洗剤の安全性を確認しながら自己責任で行う点が強調されています。
自作泡ハイターを使って、お風呂の排水口の黒カビやぬめり、石けんカスなどの汚れを落とす工程が写真付きで説明されており、掃除の効果も検証されています。
こんにちは！のぞみです。
お掃除で欠かせないアイテムに、塩素系洗浄剤・漂白剤がありますね。
わたしはよく「キッチン泡ハイター」を使うのですが、実は水石けんの「シャボンの泡」を使って自作することができるんです。
今回は手軽にコスパよく作れる自作のキッチン泡ハイターで、お風呂の排水口掃除をしてみたいと思います♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉（@motegikazuya）さんのYouTube動画です！
目次
キッチン泡ハイターの成分をチェック
まずは「キッチン泡ハイター」の成分を見ていきましょう。
今回は最近買った、こちらの「キッチン泡ハイター」を参考にしていきます。少し前にリニューアルがされて、泡の持ちがよりよくなりました。
裏面をみると成分は「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(純石けん分(脂肪酸ナトリウム))」とありますね。
ボトルには2つの成分しか書かれていませんが、塩素系洗浄剤ですからアルカリ剤の水酸化ナトリウム、そして界面活性剤のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムも入っていると思います。
どの塩素系洗浄剤はアルカリ度を高くして、塩素の成分が飛びにくくしていますからね。
またアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、リニューアル前の「キッチン泡ハイター」で使われていた界面活性剤です。
今回のリニューアルで泡持ちがアップしたのは、おそらくメインの界面活性剤が純石けん分に変更されたからかと思います。
まとめると「キッチン泡ハイター」には、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(純石けん分(脂肪酸ナトリウム))、水酸化ナトリウム(アルカリ剤)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)」の4つが入っています。
今回は「キッチン泡ハイター」を自分で作っていくのですが、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)のところは「キッチンハイター」を、界面活性剤(純石けん分(脂肪酸ナトリウム))のところは水石けんの「シャボンの泡」を使います。
「シャボンの泡」の成分をチェック
つぎに一緒に混ぜていく「シャボンの泡」の成分を見ていきます。
「シャボンの泡」は無添加の水石けんで、成分は「炭酸カリウム(アルカリ剤)、界面活性剤(脂肪酸カリウム)」となっています。
これ以外の成分は入っていない非常にシンプルな作りなので、「キッチンハイター」のなんらかの成分と反応してしまうことはないだろう、と判断しました。
ちなみに脂肪酸カリウムというのは、「キッチン泡ハイター」に入っていた脂肪酸ナトリウムとおなじようなものです。
また炭酸カリウムは水酸化ナトリウムとおなじアルカリ剤ですが、水酸化ナトリウムよりはずっとアルカリ度の低いものになります。
洗剤同士を混ぜて使うので、もちろんメーカーさんは認めていない使用方法となります。
自己責任でやっていくことになりますが、成分はしっかり見たうえで大丈夫と判断してやっていきます。
自作泡ハイターの作り方
それでは自作の泡ハイターを作っていきましょう。
ビーカーに水を190グラム、キッチンハイターを100グラム混ぜます。
そして「シャボンの泡」を10グラム混ぜます。これで合計300グラムになりますね。「キッチン泡ハイター」は400ml入りなのですこし少ないくらいの量が完成する予定です。
いま「シャボンの泡」とハイターを混ぜましたが、この時点でなにかガスが発生したり色が濁ったりなどのトラブルは起きていません。
石けんはほかの洗剤と混ぜると、ジェル状になったり白く濁ることがあります。安全のために、予想外の反応がないかはよく見ておいてくださいね！
ちなみに少し黄色っぽくみえるのは、キッチンハイターの元々の色です。
液がしっかり混ざったらスプレーボトルに移し替えます。
スプレートリガーを閉めて、自作泡ハイターの完成です。
繰り返しですが、メーカーは認めていないので自己責任となります！
成分表示をしっかり見て、「シャボンの泡」で使われている界面活性剤とアルカリ剤はキッチンハイターと混ぜても影響ないだろう、と判断したうえで行っています。
掃除前の汚れをチェック
それでは作った自作の泡ハイターでお風呂の排水口掃除をしていきましょう。
まずは汚れ具合から見ていきます。
おそらく一番汚れがひどいのは、排水口のフタについている黒カビです。
側面にぐるっとカビが生えています。
排水口の目皿にも、ホコリや髪の毛、全体的にぬめり汚れやヌルヌル石けんカスがついています。
ヌルヌル石けんカスというのは、石けんが皮脂や油に洗浄力を奪われてできるベタベタとした汚れです。お風呂場の洗い場周りにつきやすい汚れですね。
排水口の筒にもヌルヌル石けんがたくさんついていますし、裏面にはブヨブヨ石けんカスもついています。
ブヨブヨ石けんカスというのは、皮脂や油汚れと石けんが反応してできる、ブヨブヨとした汚れのことです。
浴室やシンクの排水口につきやすい汚れで、今回も排水口にべったりついていますね。
排水口の弁は内側にぬめり、ブヨブヨ石けんカス、黒カビのような汚れがついています。
排水口の水たまりはそこまで濁っていませんが、周りにブヨブヨ石けんカスがたっぷりとついています。
……というように汚れはかなりひどめでしたが、自作の泡ハイターでどこまでキレイにしていけるのでしょうか？
自作泡ハイターで排水口掃除！
それでは排水口掃除を始めていきます。
まずはパーツ類と排水口を水洗いしましょう。
自作泡ハイターに限らず、塩素系洗浄剤を使うときは、先に水洗いをしておくのをおすすめします。
塩素が汚れに負けにくくなりますし、塩素のツーンとしたニオイも抑えることができますよ！
今回作った自作の泡ハイターは、本家の「キッチン泡ハイター」よりも少し塩素濃度が低いくらいかと思います。
洗剤がしっかり効いてくれるように、水洗いで落とせる汚れは落としておきましょう！
塩素系洗浄剤・漂白剤はこすり洗いは基本的には不要で、放置しているだけで汚れが落ちてくれます。
ですがもし、カビの上に石けんカスが乗っていると、石けんカスが邪魔してしまいカビまで洗剤が届いてくれません。
なのでこすり洗いも併用して石けんカス汚れをどかし、しっかり洗剤がカビまで届くようにしてあげてくださいね！
水洗いが終わったら自作泡ハイターをパーツ類に吹きかけていきます。
本家の「キッチン泡ハイター」と比べるとすこし泡がシャバシャバとしている印象です。もしかすると界面活性剤の量が少ないのかもしれませんね。
または「キッチン泡ハイター」は泡立ちをよくするために、泡調整剤が含まれているのかもしれません！
排水口の中の水にも自作泡ハイターを吹きかけ、ブラシで軽くかき混ぜます。
バスタブ側からも洗剤をスプレーし、配管の中もしっかりハイター漬けしておきましょう！
一通り自作泡ハイターをかけたら、あとは汚れが落ちるまで放置します。
今回は排水口のフタに生えていた黒カビが一番ガンコなので、カビが落ちるまで放置、が目安となりますね。
除菌・消臭だけならもっと短時間でできるので、汚れ具合や目的にあわせて調整してくださいね。
お掃除をはじめて5分ほどが経過しましたが……なんとフタの側面に生えていた黒カビは、もう落ちていました！
黒カビが落ちているのなら、ぬめり汚れや石けんカスなどのほかの汚れも落ちているはずです。
あとは洗剤をシャワーで流して、お掃除完了です！
作った自作の泡ハイターはおそらく余ってしまうと思うので、洗面台の排水口や便器の水面ラインについた黒ずみライン落としなど、いろんなお掃除に使ってみてくださいね、
自作ハイターでどこまでキレイになった？
お掃除が終わりましたので、排水口のようすをお見せしていきます。
まずは排水口の中の水たまりです。もともと水はそこまで濁っていませんでしたが、周りについていた石けんカスはキレイに落ちていきましたね！
パーツ類も見ていきます。
石けんカスがべったりとついていた筒も、すっきりキレイになりました。排水口のイヤなにおいも全くしてきません。
一番汚れがガンコそうだった排水口のフタに生えた黒カビは、真っ白キレイになりました〜！
というように自作の泡ハイターでお風呂のカビやぬめり、石けんカスをしっかり落とすことができました！
今回のお掃除のポイント
最後は今回のお掃除のポイントをお話していきます。
洗剤を混ぜて使うのは自己責任
今回は「シャボンの泡」と「キッチンハイター」を混ぜて自作の泡ハイターを作っていきましたが、そもそも洗剤を混ぜて使うのはメーカーさんとしては認めていません。
特に塩素系洗浄剤は強い洗剤ですから、ほかの洗剤と一緒に使うことも推奨されていません。
なので試すときは自己責任になります！
ただ……衣料用の「ハイター」の説明書をみてみると「洗濯洗剤と一緒に使う」と書かれているところがあります。
洗濯洗剤の主成分は界面活性剤ですが、どんな界面活性剤であれば混ぜても問題ないのか？までは書かれていません。
洗濯水である程度洗剤が薄まっていれば問題ないのかもしれませんが……塩素系洗浄剤・漂白剤だからといって、絶対に別の洗剤と一緒に使ってはいけない！というわけでもなさそうですよね。
また、今回使った「シャボンの泡」で使われている界面活性剤は石けん、アルカリ剤は炭酸カリウムでした。
石けん成分もアルカリ剤も、参考にした「キッチン泡ハイター」の成分にもありましたね。
もともと使われている成分を加えただけですので、洗剤同士は混ぜるな危険！とは言いつつ、そこまでリスクはないだろうと判断しました。
とは言ってもわたしから絶対に大丈夫ですとは言い切れませんので、繰り返しになりますが試すときは自己責任でお願いします。
「シャボンの泡」はどんな洗剤？
今回使った水石けんの「シャボンの泡」は、無添加の水石けんです。
シンプルな構成なので、別の洗剤と混ぜて使うとしても扱いやすいですね。
また普通の石けんよりもアルカリ度が高く作られているので、基本は水で30倍に薄めて使います。
水で薄まっても汚れ落ちがよく、ひどめの汚れには濃いめにして使うといったアレンジもできちゃいます！
「シャボンの泡」についてもっと詳しく知りたいかたは、ぜひ開発者の茂木さんの動画をチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は「シャボンの泡」と「キッチンハイター」を混ぜて作った自作の泡ハイターで、お風呂の排水口掃除をしてみました。
洗剤や汚れの特徴をしっかり抑えて、効率よくお掃除していきましょう！
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです！
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ～！
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう～♪
ABOUT ME
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。
独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン１つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。
汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
