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黒木真白で変色した木材をもとに戻す方法を徹底検証してみました

nishiyama

60秒で読める!AI記事要約

木製品のカビ取りには「黒木真白」が適していますが、木の種類や状態によっては変色することがあります。

そこでこの記事では、実際に変色しやすい木材を使って「黒木真白」の影響を検証しました。

変色してしまった場合は、「茂木和哉サビ落とし」を使用することで元の状態に戻すことが可能です。

これは「茂木和哉サビ落とし」の還元作用が「黒木真白」の酸化作用を打ち消すためです。
他にも「サンポール」などの酸性洗剤を試しましたが、木材の変色は完全には戻りませんでした。

変色を防ぐためには、酸やアルカリ性の強い洗剤よりも中性の「茂木和哉サビ落とし」が安全で効果的であると結論づけられています。

のぞみ
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

一般的なカビ取り洗剤の「カビキラー」や「強力カビハイター」で木製品のカビ取りをすると、木部が毛羽だったり変色してしまうことがあります。

なのでわたしは木製品には、木製品用のカビ取り剤「黒木真白」を使うようにしているのですが……木材の種類や木肌のコンディションによって、ときどき木肌が変色してしまうことがあるんです。

そこで今回は、どんな状態が変色なのか?「黒木真白」を使っても変色してしまったらどうしたらいいのか?変色しやすい木材をつかって実際に検証していこうと思います!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

今回の検証について

今回取り上げていく「黒木真白」は、木製品用のカビ取り剤です。

「カビキラー」や「強力カビハイター」といった一般的な塩素系漂白剤は液性がアルカリ性で、「黒木真白」は液性が中性なのが特徴です。

木製品は強いアルカリの洗剤を使うと、変色したり木肌が毛羽だってきてしまうんです。

なので中性の「黒木真白」なら、木製品にも使える!というわけですね。

ですが……「黒木真白」でも木部の種類や木肌のコンディションによって、稀に変色をさせてしまうことがあるんですよね。

ちょうど1年前、別の検証動画をとるときに変色しやすい木材を見つけたので今回用にとっておきました。

少し日焼けした木材と、白っぽい木材があります。

どちらも変色しやすい木材ではあるのですが、日焼けの程度によっても変色しやすさは変わるのか?「黒木真白」でも変色してしまったらどうしたらいいのか?を一緒に見ていきましょう♪

「黒木真白」の希釈液を準備する

まずは今回の検証で使う「黒木真白」の希釈液を作っていきましょう。

お掃除用のマグカップに水を20グラム、「黒木真白」を5グラム混ぜて20倍希釈液を作ります。

「黒木真白」は一般的な黒カビであれは300~400倍希釈、ひどめの黒カビであれば11~20倍希釈液でつかう洗剤です。

なので今回の20倍希釈液はかなり濃いめで、変色もしやすい濃さということになりますね!

「黒木真白」を木材に塗って変色するかをテスト

今回の検証では、ビフォーアフターがわかりやすいように木材の右半分にだけ「黒木真白」を塗っていきます。

まずは日焼けしていない下の木材から塗っていきますね。

ちなみにこの木材は買ってから2年くらいたっています。なんとなく新しい木材のほうが変色しやすいイメージがあるのですが……1年前に検証したときと比べて、特に変色しやすいさ・しにくさの違いは感じません。

日焼けしている上の木材にも「黒木真白」希釈液を塗り付けていきます。

水で濡れたときとはまた少し違うような、色味が濃くなってきた感じがします。これは「黒木真白」による変色といってもいいかもしれません!

日焼けした木材とそうでない木材の両方に「黒木真白」を塗りつけました。なにも塗っていない左側と比べるとかなり色が変わっていますね!

黒木真白は塩素系漂白剤ですので、酸化作用によって木材のなんらかの成分が反応しているのかと思います。

5分ほど放置してみるとこんな感じ。木材の節のところはすこし色が濃くなっています。

木材を水洗いして洗剤を洗い流してきました。木材の色は変わらず、濃い状態のままです。

「水で濡れているだけでは?」と思われるかもしれませんが、ちょうど指で刺している真ん中のあたりが水で濡れているだけで「黒木真白」は塗りつけていないところです。

洗剤も塗っていない左側と比べると、まったく色が違いますね。これは「黒木真白」で木材が変色してしまった、と見てよいと思います。

木材の変色を戻す方法

ここからは「黒木真白」で変色してしまった木材を元に戻していく方法を検証していきます。

「茂木和哉サビ落とし」で還元して色を戻す

まず使う洗剤はこちら!「茂木和哉サビ落とし」です。

「黒木真白」で変色しているところに「茂木和哉サビ落とし」を吹きかけ、歯ブラシで塗り広げます。洗剤をつけた瞬間、木材の色が白っぽく戻っていきますね!

先ほど水で洗ってきたので水分で多少はサビ取り洗剤も薄まってしまいそうですが……それでも「茂木和哉サビ落とし」を塗った瞬間にじわじわ木材の色が戻っていきます

もしかすると水気が乾いてから「茂木和哉サビ落とし」を塗ってもいいのかもしれませんが、個人的に変色したらすぐ戻したほうがいい気もします。

日焼けしたほうの木材も、「黒木真白」で変色したところに「茂木和哉サビ落とし」を塗りつけていきます。

こちらも洗剤をつけた瞬間、木の色が白く戻っていきます!

「茂木和哉サビ落とし」の主成分は還元剤です。「黒木真白」の主成分は塩素系の酸化剤なので、酸化とは真逆の還元作用で木の色を元に戻してくれる、というわけですね♪

「茂木和哉サビ落とし」のサビ取り効果はいかほど?

「茂木和哉サビ落とし」の効果をみるために、十円玉のサビ取りもしてみましょう。

真っ黒にサビてしまった十円玉を2枚用意し、右側の十円玉に「茂木和哉サビ落とし」を吹きかけます。すると洗剤をかけた瞬間十円玉本来の色が戻ってきました!

ほかのサビにも使ってみましょう。これは我が家で愛用している真鍮(しんちゅう)のジョウロなのですが、「茂木和哉サビ落とし」を塗りつけるとサビがすぐに落ちていきます!

酸性洗剤でもサビは落ちる?

ちなみにサビ取りのやり方としては、酸性洗剤で落とす方法もあります。

左側のサビついた十円玉に酸性洗剤の「サンポール」をかけてみると……少しキレイになっていますね。

ですが木製品に「サンポール」をかけても……色はほとんど戻りません。やっぱり「黒木真白」による木製品の変色を元に戻すのなら「茂木和哉サビ落とし」を使うのが手っ取り早そうです!

ちなみに……「茂木和哉サビ落とし」と同じ還元作用のある「ハイドロハイター」を使っても、木材の「黒木真白」による変色はうまく戻すことができませんでした。

それに「茂木和哉サビ落とし」は液性が中性なので、素材に優しくサビ戻りの心配もなくサビ取りができるんですよね!

普段のサビ取りにも使えますし、いざというときのために1本持っておくと安心です。

5分ほど置いておくと?

「黒木真白」で変色した木材に「茂木和哉サビ落とし」と「サンポール」をかけて5分ほど放置しました。

水で洗い流して、どれくらい変色が戻ったか見ていきましょう。

まず日焼けしていなかったほうの木材は……「茂木和哉サビ落とし」を塗った右側は白い状態に戻りましたね。

日焼けしていた木材のほうも白く戻りましたが、少し黒い跡が残っているのが気になります。

ぽつぽつというかモヤモヤというか……これは初めての現象でびっくりです!もともとの木材になにかあったのかが気になりますね。

変色を戻すのにおすすめの洗剤は?

ここまで「黒木真白」で木材が変色するとどうなるのか?そして変色を元に戻すにはどうしたらいいのか?を検証していきました。

なんとなくですが、日焼けした木材のほうが「黒木真白」で変色しやすい感じがありましたね。

また変色したのを戻すのにいろんな洗剤を使いましたが、結局「茂木和哉サビ落とし」が一番手っ取り早く元に戻すことができました。

真鍮(しんちゅう)についていたサビもこのようにキレイになっています。

変色を戻すだけでなく、身の回りのもののサビ取りにも使えるので「茂木和哉サビ落とし」は1つもっておくといざというときに活躍しそうです♪

ちなみにこの真鍮(しんちゅう)のジョウロは「茂木和哉サビ落とし」とクレンザー「茂木和哉キッチン用」を使ってぴかぴかに仕上げたことがあります。

使いかたについてはぜひ茂木さんのこちらの動画を見てみてくださいね!

また今回、木材に「サンポール」もかけて検証してみました。

多少変色を戻すことができましたが、それでも酸によって木材がまた傷んでしまわないかが気になってしまいますね。

酸にもタンパク質の変質作用があります。たとえば強い酸が肌につくとやけどのようになってしまいますね。

木材も同じで繰り返し使っているとそのうち傷みが目立ってきてしまいます。

できるだけ負担を少なく、そして長く使い続けるのなら、酸やアルカリ洗剤よりも「茂木和哉サビ落とし」のような中性を使ったほうが安心です!

「黒木真白」についてもっと詳しく知りたい人は

今回あまり詳しく取り上げてはいませんが、木製品用のカビ取り剤「黒木真白」も中性洗剤です。

「黒木真白」についてもっと詳しく知りたければ、洗剤を開発した茂木さんが解説動画を挙げてくれています。

ぜひ併せてチェックしてみてくださいね♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「黒木真白」を使って変色するとどんな感じなのか?変色してしまったらどう戻したらいいのか?を検証していきました。

めったにあることではないかもしれませんが、いざというときのために知っておいてくださいね。

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。

茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!

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それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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