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【真剣勝負】浴場のタイルや浴槽についた頑固水垢をラクに落とす鬼洗剤!

osaki

今回は、浴場のタイルや浴槽についた頑固水アカをラクに落とす鬼洗剤をご紹介します。

のぞみ

秋田県内のとある公衆浴場をお借りして、色々試していきます!

公衆浴場には結構頑固そうな汚れがあるので、色々な洗剤を使いながら洗浄テストしてみようと思います。

この記事で分かること
  • 頑固な汚れに使う洗剤の種類
  • 色々な洗剤の洗浄テスト

浴場のタイルや浴槽についた頑固水アカをラクに落とす鬼洗剤を動画で見たい場合は、こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動画へどうぞ!

頑固な汚れに使う洗剤の種類

今回は業務用の洗剤を使っていきます。
使う洗剤は次の3つです。

  1. 「黄鬼」
  2. 「赤鬼」
  3. 「金鬼」
のぞみ

洗い鬼シリーズの洗剤を3つ使って、浴場の色々な汚れに試していきます。

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色々な洗剤の洗浄テスト

洗浄テスト①床と壁の端にある褐色の水アカ

ではまず落としてみたい汚れが、床と壁の端にある褐色の水アカです。
なぜここが赤くなっているかというと、鉄分が含まれているので赤くなっています。

業界用語で水アカのことを「スケール」と言うこともあり、今回の褐色の汚れは酸化鉄系のスケールということになります。

のぞみ

この酸化鉄系のスケールを落としていきたいと思います。

まず、「黄鬼」の原液をつけてみます。
本当は薄めで使いますが、なぜ原液でつけるかというと、汚れに反応するか見たいためです。
「黄鬼」の原液をタイル一面につけて、歯ブラシでこすってこのまま少し放置します。

そして、別の一面に「赤鬼」をつけて、歯ブラシでこすっていき、一度流してみます。
左側が「赤鬼」、右側が「黄鬼」です。

見比べてみると、この褐色汚れには「赤鬼」の方が効果的でした。
「黄鬼」の方は茶色が残っているような感じがあります。

見た目で鉄分の汚れだとしても、必ずしもそうでないケースもあります。
色々な水アカ成分が混ざっていると、見た目だけでは判断できません
今回もそうで、見た目では「黄鬼」の方が良く落ちそうな感じがしましたが、試してみると「赤鬼」の方が良く効きました。

洗浄テスト②目地の白く固い汚れ

次に落としたい汚れは、目地のところに出てきている白い固い汚れです。
タイルをくっつけている成分が出てきているのか、もしくは水アカだと思います。

水アカだった場合、汚れの種類はカルシウム系だと思います。
そんなカルシウム系の汚れに対しても、「黄鬼」が良く効きます。

「黄鬼」を汚れにかけると、シュワシュワと泡が出てきます。

泡が出てきたら、歯ブラシでこすっていきます。
分厚いカルシウムの汚れはほったらかしにしておいても落ちていきますが、こすり洗いをすると良く落ちます。

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汚れは結構ボロボロと出てきます。

こすり洗いと一緒に「黄鬼」をつけておくと、汚れは崩れながら薄くなっていき、溶けて消えてます。
ただ、あまり放置してしまうと目地まで溶けてしまうので、何時間も放置するのは良くないです。

のぞみ

汚れが取れたら流して終わり、という流れです。

「赤鬼」はカルシウムの水アカにも良く効き、シリカスケールという非常に頑固な水アカにも効果的です。
ただ、カルシウムの汚れだけで比べると「黄鬼」の方が洗浄力が上なので、目地の白い汚れには「黄鬼」のみを使用しました。

しかし、「赤鬼」でも「黄鬼」でも、頑固な固い汚れは反応するので、落とすことが出来ます。
本当であれば今回のように汚れが分厚くついている場合は、金ベラなどでカリカリと取ってからつけると洗剤の量も少なくなりますし、早く汚れを落とすことができます。

分厚くついていると、落とすのに時間はかかってしまいますが、繰り返し洗っていくとキレイに落とすことが出来ます。

洗浄テスト③タイルの白っぽい水アカ

続いて、タイルの上についている白っぽい水アカを落としていきます。

まずは「黄鬼」をつけて、次は「赤鬼」を別の箇所につけてみます。
「赤鬼」はさっきの褐色の汚れには反応しましたが、どうなるでしょうか。

そして、ここで「金鬼」も、混ざらないようにつけて、それぞれ歯ブラシでこすっていきます。

こすってみると、「黄鬼」はあまり落ちていなさそうですし、「赤鬼」も先程の褐色汚れほど反応していません。
「金鬼」は落ちていそうな感じがしますが、一度放置してみます。

放置後に流してみると、一番落ちているのは「黄鬼」で、次いで落ちているのは「赤鬼」でした。

「金鬼」はそうでもなかった感じがするので、カルシウムが結構多く含まれている水アカだったということになります。

洗浄テスト④浴槽のヘリの白い汚れ

最後に浴槽のヘリについている白い汚れを落としていきます。
素材は、おそらく御影石でしょう。

この汚れはシリカスケールだと思うので、「金鬼」を試していきます。

のぞみ

「金鬼」はシリカスケールに効果的なため、他の洗剤は使わず、「金鬼」だけ使っていきます。

ただし、御影石は使い方に注意しないと、酸でやられてしまいます。

そのため難易度が高めですが、「金鬼」を汚れにつけて、歯ブラシでこすりながら広げていきます。
放置しすぎると変色する可能性があるので、一旦拭きあげます。

まだ少し汚れが残っていたため、今度は「金鬼」と「超人たわしZ」でこすっていきます。
こすり終わったら洗って拭きあげます。
「金鬼」をつけてこすった所は、汚れがよく落ちており、キレイになりました。

表面の色合いが少し変わって見えるので、光沢が取れてしまった可能性があります。

まとめ

今回やってみて改めて思いましたが、同じ浴場の水アカでも、よく効く洗浄剤は全然違います。
それぞれの場所別で効果的な洗剤は次の通りです。

場所別の効果的な洗剤まとめ
  • 床と壁の端にある褐色の汚れには、「赤鬼」
  • 目地の白く分厚くついた水アカには、「赤鬼」と「黄鬼」
  • タイルの上についている白っぽい水アカには、「黄鬼」
  • 御影石の水アカには、「金鬼」

今回使った洗浄剤はすべて業務用の洗浄剤で、一般の方には販売していない商品です。
なぜかというと、危険度だけでなく難易度も高いためです。

使い方が難しく、濃度や素材につける時間を間違えたりすると、素材が変色するリスクがかなり高いです。
そのため、酸洗いの経験がある業者さんや公衆浴場で実際に掃除している方に販売している商品です。

一般の方でも使える商品でテストしている記事はこちらです。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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