石けんの泡立ちをキープ!水石けんで皿洗いをするコツ&石けんがおすすめの理由
こんにちは、のぞみです。
今回は油汚れがたくさんついてるフライパンやグラスを、液体タイプの石けんで洗っていこうと思います!
合成洗剤に比べて泡立ちが弱かったり使いにくいイメージのある洗剤ですが、あるひと手間を加えることで洗浄力をキープすることができるんですよ♪
お皿洗いをしながら、合成洗剤と石けんの特徴についてもお話していこうと思います!
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
洗い物と洗剤&スポンジの紹介
今回洗っていく食器類はこちら!
丸いフライパン、その下に卵焼き用のフライパン、そしてコップとお皿、フォーク類があります。
フライパンではあまりもののフライドチキンからガーリックチキンを作りました。
また左側にある丸いお皿は、パスタを食べたお皿ですね。
フライドチキンの骨が乗っているお皿もありますし、今回は油で汚れている物が多いです。
そして今回使う洗剤はこちら!水石けんの「綿雪水石鹸」です。
そしてお皿洗いに使うスポンジはこちら、無印良品さんの3層スポンジです。
せっかくなので新品を出してきました!
それでは石けんを使ったお皿洗いを始めていきましょう~♪
油汚れをペーパーでふき取る
それでは水石けんを使って、お皿洗いを始めていきます。
はじめにお話したように石けんは「キュキュット」や「ジョイ」といった合成洗剤のように、洗浄力をキープしたまま洗い続けるのが難しいんですよね。
ですが石けんの洗浄力が低い、という意味ではありません。
きちんと石けんの特徴と使い方を知っておけば、洗浄力を最大限に生かしたままお皿洗いができます!
石けんは油汚れが多いと、アルカリが中和されて泡立つのをやめてしまいます。
なので石けんを使う前に、取れる汚れは取っておきましょう!
はじめにフライドチキンの骨をポリ袋にいれて捨てます。
そしてペーパータオルで食器についている油をふき取ります。
今回用意したのは、スコッティファインの「洗って使えるペーパータオル」です。これは今朝食器洗いをしたあと、水気をふき取るために使ったペーパータオルですね。
さすがに新品のペーパータオルを使うのはもったいない気がするので、一度使ったペーパータオルを用意しました。
汚れをふき取るのは、新聞紙でも大丈夫です!
ペーパータオルを少し水で濡らして、油を拭きとっていきます。
面倒に思われるかもしれませんが、このひと手間をしておくことで、石けんの働きが油に奪われなくなります。
石けんの洗浄力をキープさせるためには、大事なひと手間ですよ~!
スポンジに水石けんをつけてお皿を洗う
それではスポンジを水で濡らし、水石けんをたらします。
水石けんは「キュキュット」や「ジョイ」のような合成洗剤に比べると、液がサラサラとしています。
ボトルをギュッと押してしまうと洗浄液がたくさん出てきてしまうことがあります。
スポンジに乗らずに流れてしまうのはもったいないので、ここは慎重に出してくださいね!
スポンジを何度かわしゃわしゃとして、泡だったらいつもどおり洗っていきます!
まずは汚れが少ないものから洗っていきますね。
氷を作っている容器から洗っていきます。
ご覧の通り、石けんでもしっかり泡だっていますね~!
石けんはどれも弱アルカリ性
石けんはどれも弱アルカリ性です。
それに対して、普通の合成洗剤はいろんな液性があります。
大手メーカーさんだと「キュキュット」は普通のものが中性、「キュキュットクリア除菌」は弱酸性です。
「チャーミーマジカ」シリーズはどれも中性ですね。
「ジョイ」シリーズは以前は弱アルカリ性でしたが、リニューアルがされて中性になりました。
合成洗剤も石けんも、弱アルカリ性だとヌルヌル滑りやすい感じがあります。
温泉でも「美人の湯」と呼ばれるような弱アルカリ性のお湯は、入っていると肌がぬるぬるしてきますよね、あの感じです!
弱アルカリ性のものは皮脂汚れや油汚れをよく落としてくれるのがメリットです。
ですがお皿洗いのときは、ヌルヌルしてうっかり手が滑らないか?という心配があります。
なので石けんでお皿洗いをするときは、手が滑ってお皿を割らないように注意しましょう!
石けんと合成洗剤の泡立ちを比較
また、石けんでのお皿洗いは泡立ちが持たないイメージがありますが……どうでしょうか!?
いくつかお皿を洗っていますが、まだこんなに泡だっています!
これはお皿洗いを始めるまえに、ペーパーで油汚れをある程度取っておいたので、石けんが油に負けず働いてくれているんですよ~!
さきほど「石けんは弱アルカリ性」とお話ししましたね。油汚れは反対の酸性です。
石けんは油に混ざると、酸で中和されて働きが弱くなってくるんです。
イメージしやすいのは、身体を洗うときですかね!
合成洗剤のボディーソープで身体を洗うときと、石けんで身体を洗うときを思い出してみてください。
合成洗剤でできているボディソープは、身体を洗っている途中で泡立ちが弱くなることはありません。
反対に石けんで身体を洗うときって、しっかり泡立てたつもりでも途中で泡立ちがなくなることはありませんか?
それは身体の皮脂によって、石けんが中和されてしまったからなんです。
だから食器洗いに石けんを使うときも、石けんを使う前にある程度油汚れを取っておくことで、石けんの泡立ちをキープできるようになるんですよ~!
石けんは水の硬度で泡立ちが決まる
また、石けんは水の硬度の影響も受けやすいんです。
いつも家で使っている石けんを温泉で使ってみたら全然泡立たない!とか、硬水の国で使ってみたら泡立たない!なんてことがあるかもしれません。
石けんは温泉地の水のように、硬度分がたくさん含まれている水だと泡立ちが悪くなってしまうんです。
日本は比較的、硬度が少ない軟水の国と言われています。
ですが実際は地域差があって、埼玉県、千葉県、福岡県、沖縄県などは硬度が高めと言われていますね。
反対にわたしが住んでいる秋田県は、全国的にみても硬度が低い地域のようです。
気になる方は、一度水道局のホームページなどで硬度を調べてみてもいいかもしれません!
今回使っている「綿雪水石鹸」は無添加の水石けんですが、石けんの中には「キレート剤」が入っているものがあります。
キレート剤は水の硬度の影響をなくしてくれるので、硬度が高い地域にお住まいのかたはキレート剤入りの石けんを選んでもいいかもしれませんね!
ただしキレート剤は添加物になってしまいます。
お肌のために無添加にこだわりたい、という方もいらっしゃるかもしれませんし、そこは好みで選んでください~!
石けんを洗い流す
それではフライパンやお皿を一通り洗えたので、水で洗い流していきますね。
石けんは水ですすぎやすい
石けんと合成洗剤の違いの1つ、それは洗い流しやすさです。
さきほど「合成洗剤でできているボディソープは、身体を洗っている途中で泡立ちが弱くなることはない」とお話しましたが、これは泡が残りやすいという意味でもあるんです。
反対に石けんは泡切れがかなり良く、すぐに泡がなくなります。
見ていてください!さっきまで泡でモコモコしていたスポンジですが……水をかけながら2~3回くしゃくしゃとすると、もう泡がなくなりました。
これは石けんが水で薄まると、泡立つのをやめるという性質があるからですね。
ちょっとここで実験をしてみましょう。
フライパンに水をためて、水石けんを3~4滴入れてみます。かき混ぜても……全然泡立ちませんね。
これは水の量に対して石けんが少ないからです。
もう少し水石けんを追加して、10滴くらい入れました。
かき混ぜるとギリギリ泡立つかな、という感じです。でもまだ皿洗いに使えるような泡ではありませんね。
さらに石けんを3滴ほど追加して、かき混ぜてみました。
ようやく泡立ってきましたね!ですがその代わり、白っぽいものが浮いてきています。これは石けんカスですね。
わたしが住んでいる秋田県は軟水の地域ですが、それでも硬度分は入っています。
石けんと硬度分が反応すると、白っぽくなって浮いてくるんですよね。
比較するために、石けん水は一度流して、フライパンに先ほどと同じくらいの量の水道水を入れます。
そして合成界面活性剤が主成分の「キュキュット」を5滴ほど入れてかき混ぜると……すぐに泡立ってきました。
石けん5滴ではここまで泡立ちませんでしたね。
というように、石けんは水の量が多いと泡立ちません。
なのでスポンジについた泡も、水で流して数回くしゃくしゃするだけで、すぐに流れていったんですよね!
石けんが安全と言われる理由
わたしは石けんがすすがれやすいことは、お皿洗いだと節水になりますし、身体を洗うときにもメリットになると思っています。
たとえば合成洗剤が主成分のボディソープで身体を洗うとき、しっかりシャワーで流さないとヌルヌルが残りますよね。
反対に石けんで身体を洗うときは、シャワーでささっと流れていくので成分が肌に残りません。
それに石けんは、もしお肌に成分が残ったとしても、そのうち無害なものになっていくんですよね!
人間の身体からでてくる皮脂は酸性です。石けんは弱アルカリ性ですから、もしも肌に石けんが残っていてもそのうち酸性の皮脂で中和されるんです。
シャワーで流しやすく、さらに残ったとしても中和される、だから石けんは肌に優しいと言われるんですよね~!
正直なところ……石けん自体、合成洗剤よりも安心安全かと言われると、そうではないかな?と思います。
最近の合成洗剤はマイルドなものができていて、シャンプーやボディソープが目に入ってしまってもそこまで目にしみませんよね。
でも石けんが目に入ってしまうと、かなり痛いです……。これはやっぱり、石けんが弱アルカリ性だからかと思います。
石けん自体は、刺激がそこそこあるものです。
なのに石けんが安心・安全と言われるのは、泡が残りにくいこと、そしてもし石けんが肌に残ってもそのうち中和されて害のないものになっていくから、だと思っています!
肌が弱い人ほど石けん皿洗いがおすすめ
それでは引き続き、食器類についた泡を水で流していきます。
石けんは泡がすぐに流れていくので、節水になりますし、時短にもなりそうですね~!
また、泡と手肌が触れている時間も短くなるので、手の肌が弱い方にもいいかもしれません!
お皿洗いは毎日するものですし、家族が多いと一日に何回も洗わないといけません。
たかが皿洗い……と思われるかもしれませんが、365日、それに何回も、と考えるとトータルでものすごい時間になっているはずです。
毎日手肌に触れるものですから、肌が弱い方は石けんのように洗い流しやすく、手肌に成分が残りにくいものを使うのをおすすめします。
それにもし石けん成分が残ったとしても、そのうち皮脂で中和されますしね!
これまで合成洗剤しか使ったことがないという方で、なかなか手肌のトラブルが改善されない!という方は、ぜひ一度石けんでのお皿洗いを試してみてください♪
ただし石けんを泡立たせるためには、「キュキュット」や「ジョイ」よりもたくさんの量が必要になります。
洗剤の量だけを比べると、コスパは悪いかもしれませんね。
泡立ちが良いものの流すのに時間がかかる合成洗剤か、泡立たせるのには手間がいるものの節水になる石けんか……ここは好みがわかれそうです〜!
これで洗い物がすべて終わりました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は水石けんを使って、フライパンやグラスといったお皿類を洗ってみました。
なかなか使いにくいイメージがある石けんかもしれませんが、特徴を知っておけばしっかり洗い物ができます!
節水や時短、さらにはお肌に優しいなどなど、石けんならではのメリットもたくさんあります。
是非今回お話したことを参考に、一度石けんでの皿洗いを試してみてくださいね~!
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪