掃除

【特別講座】浴室のコーキングに生えたカビ汚れを落とす方法

anko

ゴムパッキンに生えた黒カビ、とくにゴムパッキンの奥まで根を張った黒カビを落とすには労力も時間もかかりますよね。

のぞみ

この記事では、黒カビの程度に合わせた掃除方法を解説しています!

この記事で分かること
  • コーキングに生えたカビ掃除の洗剤の選び方
  • コーキングに生えたカビの程度に合わせた掃除方法

頑固なカビ汚れの掃除方法を実際に動画で見たい人は、こち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動画がおすすめです!

文章でさくさくっと掃除の方法だけを知りたい人はこちらの記事がおすすめです!

目次から読みたい場所まで簡単に飛ぶことができますよ♪

洗剤の選び方

コーキングに生えた黒カビ汚れは「生き物汚れ」と「黒い色素」の2つの性質を持ちます。

のぞみ

黒カビ汚れを綺麗にするには、殺菌と漂白を同時に行う必要があります!

殺菌と漂白を同時にこなしてくれるのが、塩素系洗剤!

塩素系洗剤とは、次亜塩素酸ナトリウムを主成分としている洗剤のことです。

その中でも、塩素系洗剤はスプレータイプのものと、ボトルタイプのものに分かれ、それぞれ特徴があります。

それぞれのタイプの特徴についてまとめてみたので、参考にしてみて下さい♪

スプレータイプの特徴
  • 塩素系洗剤が泡で出てくるので、汚れに密着して長くとどまる
  • 塩素濃度が2.5%程度
  • 塩素系洗剤が低めなので、塩素が揮発しづらく長持ちしやすい
ボトルタイプの特徴
  • 液体の塩素系洗剤なので、そのままでは汚れに密着させづらくひと手間が必要
  • 塩素濃度が5~6%
  • 塩素系洗剤がスプレータイプより高いので、塩素が揮発しやすくスプレータイプよりは長持ちしない

このような特徴があるため、軽い黒カビ汚れにはスプレータイプ、中~重度の黒カビ汚れにはボトルタイプの塩素系洗剤を使うと効果的に黒カビ汚れを落とすことができます!

【程度別】コーキングに生えた掃除の方法

ここからは、コーキングに生えた黒カビ汚れの程度に合わせた掃除方法をご紹介します!

のぞみ

ポイントは適切な強さの塩素系洗剤を適切な時間で使うこと♪

汚れに対して強すぎる塩素系洗剤は、使った場所の素材の傷みや変質を招きます。

適切な強さの塩素系洗剤を、適切な時間使うことで、素材の傷みのリスクを最小限に抑えつつ、効果的に掃除ができます♪

軽度の黒カビ汚れの落とし方

軽度の黒カビの掃除で使うもの
  • スプレータイプの塩素系洗剤
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軽度の黒カビ汚れは、コーキングの表面にだけにカビが生えた状態で、根はそれ程深くはありません。

軽度の黒カビは比較的塩素濃度が低いスプレータイプの塩素系洗剤で十分♪

のぞみ

軽度の黒カビには、スプレータイプの塩素系洗剤を黒カビに吹き付けて、30分放置しましょう!

30分放置した後は、お湯や流水でしっかりとすすいで終わり!

もしも、黒カビが取れていなかった場合は次にご紹介する「中度の黒カビ汚れの落とし方」を試してみましょう。

中度の黒カビ汚れの落とし方

中度の黒カビの掃除に使うもの
  • ボトルタイプの塩素系洗剤
  • 洗って使えるキッチンペーパー
  • ラップ
  • マイクロファイバークロス
  • 中性洗剤
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中度の黒カビ汚れは、コーキングにカビが根を張った状態…!

比較的、塩素濃度が高いボトルタイプの塩素系洗剤を使い、黒カビの根まで塩素系洗剤を浸透させるため、ペーパー湿布をする必要があります。

のぞみ

中度の黒カビ汚れにはボトルタイプの塩素系洗剤を使ってペーパー湿布をして、1時間放置しましょう!

ペーパー湿布とは、塩素系洗剤に浸したキッチンペーパーを黒カビの生えたコーキング湿布する方法です。

具体的なペーパー湿布の方法をまとめてみたので、参考にしてみて下さい♪

ペーパー湿布のやり方
  1. 中性洗剤でコーキングの掃除をして、水気を拭き取る
  2. キッチンペーパーを2センチ程度の幅に切る
  3. 袋に細かくしたキッチンペーパーとボトルタイプの塩素系洗剤を入れる
  4. 手袋をはめて、塩素系洗剤を浸したキッチンペーパーを黒カビの生えたコーキングの上にぴったり貼り付ける

ポイントは、あらかじめコーキングについた黒カビ以外の汚れを掃除しておくこと!

汚れを掃除しておくことで、より黒カビに塩素系洗剤が触れることになるので、効果的に黒カビを落とすことができます♪

掃除後に水が残っていると、その分塩素系洗剤が薄まってしまうので、しっかり水気を拭き取っておくことも大切です。

もしも、黒カビが取れていなかった場合は次にご紹介する「重度の黒カビ汚れの落とし方」を試してみましょう。

重度の黒カビ汚れの落とし方

中度の黒カビの掃除に使うもの
  • ボトルタイプの塩素系洗剤
  • 洗って使えるキッチンペーパー
  • ラップ
  • マイクロファイバークロス
  • 中性洗剤
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使うものは、中度の黒カビを落とす時と同じですが、コーキングのより深くまで根が張っている重度の黒カビでは長時間のペーパー湿布とラップパックが必要です!

のぞみ

重度の黒カビの場合は、ボトルタイプの塩素系洗剤で、ペーパー湿布とラップパックを半日~丸一日放置しましょう!

ペーパー湿布のやり方をおさらいとラップパックのやり方を説明します♪

ペーパー湿布・ラップパックのやり方
  1. 中性洗剤でコーキングの掃除をして、水気を拭き取る
  2. キッチンペーパーを2センチ程度の幅に切る
  3. 袋に細かくしたキッチンペーパーとボトルタイプの塩素系洗剤を入れる
  4. 手袋をはめて、塩素系洗剤を浸したキッチンペーパーを黒カビの生えたコーキングの上にぴったり貼り付ける
  5. 貼り付けたキッチンペーパーの上からラップを重ねる

半日~丸一日放置する理由は、その長さが放置できる限界だから!

浴室のコーキングは当然ですが、入浴するとお湯がかかってしまいます。

お風呂から上がってすぐに掃除をして、塩素系洗剤のペーパー湿布・ラップパックをした場合、次に入浴するまで半日~1日の時間が空けられます。

つまり、塩素系洗剤は半日~丸一日放置するのが限界ということ。

のぞみ

これでも落ちない場合はより強い塩素系洗剤を使ったり、数日に渡って塩素系洗剤を漬け置きするしかありません…!

塩素系洗剤を使う時の注意点

塩素系洗剤は、コーキングに生えた黒カビを落とすためには必要不可欠な洗剤です!

しかし、使い方を間違えると健康に影響を与えたり、予想外の不利益を被ることも。

のぞみ

塩素系洗剤を使う時の注意点をまとめたので、参考にしてみて下さい♪

コーキングが劣化する可能性がある

塩素系洗剤は漂白・殺菌・洗浄力がほかの洗剤に比べて強い分、コーキングの劣化を招く可能性があります。

のぞみ

場合によっては、コーキングが変色したり、固くなって切れてしまう可能性も…!

コーキングの劣化のリスクを最小限にするためには、黒カビの程度に合わせて適切な強さの塩素系洗剤を適切な長さで漬け置きすることが大切です♪

塩素系洗剤でコーキングが劣化するリスクがあることは事実ですが、黒カビを放置すると衛生面でも美観の面でも良くありませんよね…!

「黒カビは放置したくないけど、コーキングが劣化しても困る」という場合は、コーキングを打ち直す方法もあります♪

詳しくはこちらの動画を参考にしてみてください♪

酸性洗剤と一緒に使わない

塩素系洗剤と酸性洗剤がまざるとヒトの健康に影響を及ぼす有害ガスが発生します!

基本的に酸性洗剤と塩素系洗剤は同じ場所に使ってはいけません。

しかし、浴室には黒カビ汚れ以外にも石けんカスや水垢といったアルカリ性の汚れもありますよね…!

のぞみ

それぞれの汚れに合わせて、酸性洗剤も塩素系洗剤も使いたい時には、流水でしっかりすすいだ上で日にちをずらして掃除をするのがおすすめ♪

塩素系洗剤の塩素は飛びやすいので、時間を置くことで酸性洗剤と混ざることを防げますよ!

換気をする

塩素系洗剤には独特なにおいがあり、人によっては気分が悪くなってしまうことがあります。

浴室は密閉した場所なので、揮発した塩素を吸い続けることになります…!

密閉した場所で塩素系洗剤を使う場合は必ず換気をしながら使うようにしましょう!

換気をしても塩素系洗剤のにおいで具合が悪くなる人は、洗浄力が落ちますが、水で薄めたりするといいですよ♪

浄化槽を使っている場合は業者に確認をする

浄化槽はバクテリアが汚水を分解することで、浄水します。

しかし、塩素系洗剤を使ってしまうと汚水と一緒に塩素系洗剤が浄化槽に流れ込んでしまいます…!

そうすると、塩素系洗剤によってバクテリアが死滅してしまい、浄水ができなくなってしまうことも。

ほとんどの浄化槽で塩素系洗剤は使えませんが、使える浄化槽も存在します。

のぞみ

塩素系洗剤が使えるかどうかは、浄化槽を使っている場合は業者に確認をするようにしましょう♪

まとめ:コーキングの黒カビ掃除は適切な洗剤と時間が大切

コーキングの黒カビ掃除には塩素系洗剤が一番効果的なことが分かりました。

しかし、洗浄力が強い塩素系洗剤はコーキングの劣化を招く可能性も。

のぞみ

コーキングの劣化リスクを最小次元にするため、黒カビの程度に合わせて塩素系洗剤の強さや漬け置きする長さを買える必要があります!

黒カビの程度に合わせた掃除方法をまとめました♪

黒カビの程度ごとの掃除方法
  • 軽度の黒カビ:スプレータイプの塩素系洗剤を黒カビに吹き付けて、30分放置
  • 中度の黒カビ:ボトルタイプの塩素系洗剤を使ってペーパー湿布をして、1時間放置
  • 重度の黒カビ:ボトルタイプの塩素系洗剤で、ペーパー湿布とラップパックを半日~丸一日放置(お風呂を上がったらすぐに掃除する)

ペーパー湿布とラップパックの方法もおさらいしておきましょう!

ペーパー湿布・ラップパックのやり方
  1. 中性洗剤でコーキングの掃除をして、水気を拭き取る
  2. キッチンペーパーを2センチ程度の幅に切る
  3. 袋に細かくしたキッチンペーパーとボトルタイプの塩素系洗剤を入れる
  4. 手袋をはめて、塩素系洗剤を浸したキッチンペーパーを黒カビの生えたコーキングの上にぴったり貼り付ける
  5. 貼り付けたキッチンペーパーの上からラップを重ねる

Youtubeチャンネル「茂木流掃除講座」では、今回ご紹介した方法以外にも、コーキングに生えた黒カビの落とし方をご紹介しています!

頑固な黒カビ汚れにお困りの方は、ぜひこちらの動画も参考にしてみてくださいね♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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