掃除

酸性洗剤だけでは落ちません!トイレの頑固な黄ばみ汚れを落とす方法

anko

トイレ裏の黄ばみ汚れは、ちょっと放置するとすぐに頑固な汚れになってしまいますよね。

「気づいたら便座裏が黄ばんでいて、いくらこすっても取れない!」なんてこともよくあります…

のぞみ

今回は、便座裏の頑固な黄ばみ汚れの落とし方をご紹介します!

便座裏の黄ばみ汚れを掃除する様子を動画でじっくり見たい人は、「汚れ落としのプロ」茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動画へどうぞ!

茂木和哉のプロフィール
  • 汚れ落としのノウハウを伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除術」は、チャンネル登録数27万人超え
  • シャボンの泡や赤鬼、茂木和哉シリーズなど、多数の洗剤の開発も手掛けている
  • 書籍「落ちない汚れをラクに落とす掃除術」を出版
  • 国内外のテレビ・ラジオ・イベントに多数出演
  • 楽天年間総合ランキングなど、受賞歴が複数あり

サクサクっと掃除方法だけを知りた人はこちらの記事を読んでみてください!

目次から好きなところへ飛べますよ♪

便座裏の黄ばみの種類

のぞみ

まずはトイレの黄ばみ汚れについて解説します!

トイレの黄ばみ汚れには2種類の汚れがあります。

  1. 尿石による黄ばみ
  2. 色うつりによる黄ばみ

どちらもオシッコによる黄ばみですが、性質が少し異なります。

尿石はオシッコが乾燥して層になった汚れで、じっくりと酸で溶かして掃除をする必要があります。

尿石は「アルカリ性」の汚れなので、中和してくれる酸性洗剤を使います!

一方で、色うつりによる黄ばみは、素材にオシッコの色が染みこんでできる汚れ

漂白の作用を持つ塩素系洗剤を使う必要があります!

便座裏の黄ばみが頑固になる原因

のぞみ

便座裏の黄ばみのメカニズムは分かりましたが、どうして頑固になってしまうのでしょうか?

ここからは、黄ばみ汚れがより頑固になりやすい原因を2つ解説します!

放置した期間が長い

トイレの黄ばみはオシッコが飛び散って、色うつりした汚れも含まれます。

オシッコの色素は一般的に放置すればするほど、素材の間に深く入り込み頑固な汚れになってしまいます…

更に、長期間オシッコよごれを放置すると、オシッコが乾いて結晶化した尿石もできてしまます…

つまり、長期間オシッコ汚れを放置することで、尿石と色うつり汚れで黄ばみが頑固になってしまうことになります!

汚れのついた素材がツルツルではない

便器の陶器のようにツルツルした素材は、汚れの成分が入り込むスペースがなく、汚れが付いたとしても簡単に取れます。

一方で、便座裏に付属しているゴムクッションのように、表面がツルツルしていない素材の場合は、より深く汚れの成分が入り込んでしまいます。

つまり、ゴムクッションは頑固な黄ばみが付きやすいことになります。

トイレで言えば「便座裏のゴムクッション」「便座のプラスチック部分」「便器の陶器部分」の順で頑固な黄ばみ汚れが付きやすいです!

トイレの黄ばみのそうじ方法

のぞみ

ここからは、中性洗剤だけでは落とせなくなった頑固な便座の黄ばみ汚れの掃除方法をご紹介します!

今回は、とくに頑固な黄ばみが付きやすい便座裏のゴムクッションに注目して解説します。

用意するもの

  • ヘラ
  • 手袋
  • 塩素系洗剤
  • ポリ袋、もしくはそうじ用コップ(紙コップ)
  • 洗って使えるキッチンペーパー
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おすすめの洗浄剤

一般にトイレ用の塩素系洗剤といえば、トイレハイターやスクラビングバブルの超強力トイレクリーナーがあります!

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しかし、トイレ用の洗剤を用意しなくても、パイプハイターやパイプユニッシュなどパイプ洗浄剤でもいいので、わざわざ「トイレ用」の洗剤を買う必要はありません。

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のぞみ

よく家にあるキッチンハイターなどの塩素系洗剤でもいいです!

つまり、塩素系洗剤であれば何でも良いということ♪

ただし、カビキラーや強力カビハイターなどのスプレータイプの塩素系洗剤よりも、ボトルに入った塩素系洗剤の方がおすすめです!

理由は、ボトルに入った塩素系洗剤の方が洗浄力が高いから。

ボトルに入った塩素系洗剤は塩素濃度とアルカリ剤の水酸化ナトリウムの配合量が約2倍濃いです。

新しく塩素系洗剤を買うときは、ボトルに入ったものを選ぶようにしましょう♪

そうじ手順

のぞみ

今回は、頑固な黄ばみ汚れが付着しやすい「便座裏のゴムクッション」のお手入れ方法をご紹介します!

今回は、茂木さんの家の「TOTO」トイレを例に掃除手順をご紹介します。

  1. ヘラで便座裏のゴムクッションをはずす
  2. ポリ袋にゴムクッションと塩素系洗剤を入れる
  3. ポリ袋の空気を抜きながら縛る
  4. 汚れの程度に合わせて放置する
  5. 液が残らないように流水ですすぐ
  6. ペーパータオルで水気を拭き取る
ヘラで便座裏のゴムを外す様子
便座裏のゴムを塩素系洗剤に漬けている様子

※酸素系洗剤と塩素系洗剤が混ざると、有害ガスが発生するので、掃除が終わったら十分に水ですすぎ洗いをしてから戻すようにしてください

※メーカーでは便座裏のゴムクッションを取り外して掃除することを推奨していないので、自己責任の上で、十分注意して掃除を行ってください

のぞみ

塩素系洗剤で漬け置きする時間は、汚れの程度に合わせて調節してください!

今回は便座裏のクッションゴムなので、ポリ袋に入れて漬けましたが、取り外せないパーツの黄ばみには液だれしない「茂木和哉 浴室用 カビとり密着ジェルスプレー」がおすすめです♪

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まとめ:トイレの黄ばみには塩素系洗剤もおすすめ

トイレの黄ばみ汚れには「尿石による黄ばみ」と「オシッコの色うつりによる黄ばみ」があります。

一般的に、黄ばみ汚れと言えば、尿石による黄ばみを指すことが多いです!

そのため、トイレの黄ばみには酸性洗剤を使うよう説明されることが多いですが、頑固になった黄ばみは酸性洗剤だけでは落ちません…

なぜなら、オシッコの色うつりによる黄ばみも付着しているから。

色うつりによる黄ばみは、塩素系洗剤で漂白することで綺麗に落とせます。

つまり、頑固になった汚れには塩素系洗剤も使う必要があるということです♪

のぞみ

最後にもう一度、頑固な黄ばみ汚れの掃除のポイントをまとめます!

頑固な黄ばみを掃除
  • スプレータイプよりもボトルタイプの塩素系洗剤を使う(ボトルタイプの方が洗浄力が高い)
  • 30分~1時間ごとに黄ばみが落ちているか確認する(塩素系洗剤に付けすぎるとゴムが傷むリスクがある)
  • 塩素系洗剤は十分にすすぐ(酸素系洗剤と混ざってしまうと有害ガスが発生する)
ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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