パイプハイターでもトイレ掃除ができる!?黒ずみ落とし&トイレの除菌法
こんにちは、のぞみです。
今回は花王さんの洗剤「パイプハイター」を使って、トイレ掃除をしていこうと思います!
どうしてトイレ用洗剤ではなく、「パイプハイター」を使うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は、「パイプハイター」ってトイレ掃除にとっても適しているんですよ。
その理由も説明してから、トイレ掃除をしていきますね♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
「パイプハイター」と「トイレハイター」はかなり似ている!?
花王さんからはハイターシリーズとして、いくつか洗剤がでていますね。
トイレ用だと「トイレハイター」があります。
まずはこの「トイレハイター」の成分を見ていきましょう!
「トイレハイター」のパッケージ裏面をみると『界面活性剤(アルキルアミンオキシド)、水酸化ナトリウム(1%)、次亜塩素酸塩』と書かれています。
もしかすると、この3つ以外の成分も配合されているかもしれません。ですが主にはこの3つで作られているようですね。
つぎは「パイプハイター」の成分を見ていきましょう。
『水酸化ナトリウム(1%)、次亜塩素酸塩、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)』と書かれています。
書かれている順番は違いますが、「トイレハイター」とまったく同じ成分ですね。
成分が同じということは、どちらの洗浄剤も同じような効果が期待できるということです。
つまり、「トイレハイター」のパッケージ表面に書かれている効果は、「パイプハイター」でも同じ効果があるということですね!
なのでつぎにパッケージをみていきましょう。
「トイレハイター」のパッケージには「黒ずみ、黄ばみ、ニオイをこすらず撃退」と目立つように書かれています。
赤い丸のなかには「99.99%除菌」とも書かれています。これは頼もしいですね。
「パイプハイター」のパッケージにも「99.99%除菌」と書かれています。
やっぱり商品名は違っていても、成分は同じですから同じ効果が期待できるということなのでしょう!
そして「トイレハイター」は商品名のすぐ下に「密着ジェル」、「パイプハイター」は「高粘度ジェル」と書かれています。
洗浄液の形態は、液体でも泡でもなく、ジェルタイプであるということがわかりますね!
注ぎ口も見てみましょう。
「トイレハイター」はピンク、「パイプハイター」は緑と口の色は違うのですが、形がとても似ていますね!
鳥のくちばしのように横向きに付いています。
まっすぐではなく横向きになっているので、トイレのフチ裏にもかけやすそうな形ですね。
というように、成分やパッケージに書かれている効果、洗浄液の形態やボトルの形など、トイレハイター」と「パイプハイター」はかなり似ている洗浄剤であることが分かったかと思います♪
「パイプハイター」で便器のフチ裏をお掃除
それでは、「パイプハイター」について見ていったところで、トイレ掃除を始めていきましょう。
まずは便器の中をお掃除して、そのあと拭き掃除をしていきます。
今回お掃除するトイレは、残念ながらほとんど汚れていません。
なのでビフォーアフター!とはお見せできないのですが、お掃除のやり方だけでもお伝えできればなと思います!
「パイプハイター」の使い方は、ほとんど「トイレハイター」と同じです。
「トイレハイター」には「便器内側 原液を2押し(20ml)かけ、こすらずに2~3分後に水で流す」と書かれています。
なので「パイプハイター」を便器のフチ裏にかけてみます。
洗浄液の色は無色透明ですね!
塩素系洗浄剤なので、洗浄液に色を付けるということはできないのだと思います。
「トイレハイター」と同じように使いますが、ひどい黒ずみよごれであれば2~3分つけておくだけでは落とすことができないかもしれません。
汚れがひどいときは、こんな風に古歯ブラシでこすり洗いをしてあげましょう。
もちろんトイレ用のブラシでも構いません!
もっとガンコな黒ずみ汚れのときは、「パイプハイター」をかけてブラシ洗いをした後に、トイレットペーパーで覆ってあげましょう。
トイレットペーパーの上からも、もう「パイプハイター」をかけます。
そしてトイレットペーパーの上から、古歯ブラシで軽く押します。実は一番のポイントはここです!
ちゃんと洗浄液と汚れがふれていないと、つけ置きしている意味がありません。
汚れとぴったりとつけた状態で2~3分放置します。
ガンコな汚れは放置時間を長くとったほうがいいのですが、「トイレハイター」のやり方にのっとって今回は2~3分とします。
2~3分放置したらトイレットペーパーをどけて、汚れが落ちていたらそのまま水で流します。
もしも汚れが落ちていなかったら、またブラシ洗いをしてあげてください♪
ちなみに今回のやり方は、あくまでも黒ずみ汚れを落とすお掃除法です。
フチ裏についた黄ばみ汚れは落ちません。
黄ばみ汚れはサンポールのような酸性の洗浄剤を使ってあげましょう!
「パイプハイター」でノズル周りをお掃除
トイレの黒ずみ汚れはノズル周りの隙間にもついてしまいやすいですよね。
実はここでも、「パイプハイター」が使えるんです!
ノズルに洗浄液を直接かけてもいいのですが、液がたれてしまってたくさんの洗浄剤を使ってしまいます。
なのでわたしは、一度お掃除用マグカップに洗浄剤を出してから、歯ブラシでとって塗り込んであげます。
これなら必要最低限の量でお掃除ができます♪
ノズルまわりも、便器のフチ裏と同じようにブラシ洗いをして2~3分放置しましょう。
あとは水でしっかりとすすいでおしまいです!
ところでノズル周りって、水をジャーっと流しても洗剤が流れていきませんよね……?
ここで便利なのが、空のスプレーボトルです!
空のスプレーボトルに水道水を入れておいて、シュッシュと水をかけてあげましょう。
トイレ掃除以外でも、水が上手く使えない場所に使えるお掃除テクニックです♪
このお掃除方法で、ノズル周りの黒ずみもほとんど落とせます!
塩素系洗浄剤を使うときの注意
というように、塩素系洗浄剤の「パイプハイター」を使えば、便器回りについた黒ずみ汚れも簡単に落とせます。
ただし注意点が1つ……!
ノズル周りに限った話ではないのですが、ウォシュレットの部分に塩素系の洗浄剤を使うことを、メーカーさんはよしとはしていません。
取扱説明書を読んでみると「ウォシュレットのお掃除は中性洗剤でお掃除してください」と書かれています。
でも中性洗剤だと、ガンコな黒ずみや尿石が原因の黄ばみ汚れって落としきれないんですよね……。
なので洗剤メーカーさんは、トイレ用洗剤として塩素系や酸性タイプのものを出しています。
トイレメーカーさんと洗剤メーカーさんとでちょっと話が矛盾しているのですが……今回のように塩素系洗浄剤を使うかどうかは、あくまで自己責任でお願いします!
「パイプハイター」で便座裏もお掃除
つぎは便座の裏についてしまう黒ずみの落とし方です!
便座の裏も、立てかけているので直接洗浄剤をかけるとほとんど垂れていってしまいます。
ダラダラと垂れていってしまうと、塩素が触れてはいけないようなところにかかってしまうかもしれません……。
変色や傷みの原因になってしまいますし、ちょっと怖いですよね。
なので便座の裏も、お掃除用のマグカップに出してから、古歯ブラシで塗り込んでいこうと思います。
「パイプハイター」はジェル状の洗浄剤なので、ペーパーで湿布をしなくても液が貼りついてくれます。
無色透明なのでちょっと分かりにくいかもしれませんが、2~3分程度であれば、たれることなくとどまってくれています。
もちろん、心配であればペーパーで湿布をしてもいいですね。
ペーパーで湿布をしたら、ペーパーの上からも歯ブラシで洗浄液をポンポンと塗ってあげましょう。
ペーパーに空気が入ってしまうと意味がないので、ぴったりとくっつくよう、歯ブラシで押し付けてあげてくださいね!
「パイプハイター」でトイレ室内を拭き掃除
拭き掃除にちょうどいい薄め方は?
つぎはトイレ室内の床や壁を拭き掃除していく方法をご紹介していきます!
もちろん「パイプハイター」原液のままでは拭き掃除には使えません。
塩素濃度が高いので素材が傷んでしまうリスクが高いですし、塩素臭もかなりしてしまいます。
なので「パイプハイター」を水で薄めて使います!
どのくらいの割合で薄めたらいいのかは……また「トイレハイター」の使い方を参考にしましょう。
「トイレハイター」の裏面を見てみると「便座やフタ、タンク、タイル等」と書かれている箇所があります。ここを参考にしましょう!
どうやら「水1リットルに10ml(ひと押し)の割合でうすめて布等をひたし、しっかりしぼってから拭く。あと十分に水拭きする」とあります。
でもトイレ室内の拭き掃除に1リットルも作るのはちょっと量が多いですね。
今回はお水100mlの場合で作ってみようと思います。
そうすると「パイプハイター」は1ml必要になりますね。ほんの少しの量でいいみたいです!
桶に100mlのお水を入れてきて、「パイプハイター」を1グラムいれます。
本当にちょっとの量なので加減が難しいのですが……水で薄めたので、もうジェル状ではなくなりました。
水に「パイプハイター」をいれたら、良くかき混ぜます。
「パイプハイター」には界面活性剤が入っているので混ぜると泡立ってきました!
界面活性剤のはたらきでも、皮脂汚れを落とすことができます。トイレには手垢が意外とついていますから、皮脂汚れが落とせるのは嬉しいですね。
さらに皮脂汚れを落とすのは、界面活性剤だけではありません。
「パイプハイター」には水酸化ナトリウムが入っているので、液性はアルカリ性です。
このアルカリのはたらきでも、皮脂汚れを落とすことができます!
水で薄めた液をpH測定器で測ってみると……液性は11.1まで上がりました!
pH11.1は、だいたい炭酸ソーダと同じくらいです。セスキはpH9.8なのでそれよりもずっと高いですね。
ちなみに元々の水道水のpHは7くらいでした。
たったの1グラムしか入れていないのに、こんなにアルカリ度が高くなるなんて、すごいですよね~!
「パイプハイター」で拭き掃除を実践!
薄めて作った洗浄液で、トイレ室内の拭き掃除をしていきましょう。
拭き掃除につかうのは、「洗って使えるペーパータオル」です。
ペーパータオルを洗浄液にひたし、しっかりと絞ります。
今回はトイレ室内も汚れがほとんどないので、便器の外側だけ拭くところをお見せします。
もちろん、トイレットペーパーホルダーやドアノブなど、トイレ全体の拭き掃除に使ってくださいね。
ただし、「パイプハイター」希釈液のpHは11.1もありました。
もしもフローリングにワックスを塗っている場合は、拭き掃除に使わないほうがいいと思います。
一回拭いたくらいでワックスが取れてしまうのは考えにくいのですが……何度か拭いていると少しずつワックスが取れていくかもしれません!
それでは、便器の外側を拭いていきます。
……とは言っても、普通の拭き掃除です。
「トイレハイター」の希釈液で拭き掃除をするのと同じように、「パイプハイター」でも拭き掃除ができます!
気になるところを拭き終えたら、これでお掃除完了です!
「パイプハイター」での拭き掃除は水拭きもする?
「トイレハイター」の使い方には、「この後に水拭きをしてください」と書かれています。
ですがわたしは、水拭きはしなくてもいいのかなと思います。
気になる点はアルカリ度、界面活性剤、そして塩素と3つあると思うのですが、1つずつお話していきますね♪
まず「アルカリ度」について、今回の「パイプハイター」希釈液のpHは11.1でした。
結構高い方なのですが、それでもアルカリ電解水のpH12.5よりは低いです。
わたしはアルカリ電解水を使った後、水拭きはしていません。
なので気にならないのであれば、水拭きは不要かと思います♪
ですが「パイプハイター」希釈液はアルカリ電解水と違って、「界面活性剤」が入っていますね。
ですが水100mlに対して「パイプハイター」は1mlしか入っていません。
水で薄めて濃度もかなり下がっているので、水拭き入らないとわたしは判断しました。
「ウタマロクリーナー」や「ホームリセット」のように2度拭き不要とされている洗剤にも、界面活性剤が入っています。
「ウタマロクリーナー」で5%、「ホームリセット」で0.4%の界面活性剤が含まれています。
今回の「パイプハイター」希釈液はそれよりも界面活性剤は薄くなっているので、心配する必要はないかと思います♪
そして一番気になるのは「塩素」ですよね。
やっぱり危険なイメージもありますし、水道水よりは塩素濃度が高くなっています。
ですが塩素は時間がたつと飛んでいきます。
それに便器のまわりのような、今回拭き掃除をした場所は、塩素で腐食する場所ではありません。
もしも腐食が心配なのであれば水拭きが必要ですが、そこまで気にしなくていいのかなと思います♪
……というように、アルカリ度の点、界面活性剤の拭き残り、そして塩素の点から見ても、別に2度拭きはしなくていいのかなぁと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は花王さんの洗剤「パイプハイター」を使って、トイレ掃除をしていきました。
もしも「パイプハイター」をお持ちなのであれば、是非使ってみてくださいね~♪
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪