【実践解説】P&Gの食器用洗剤「ジョイ(JOY)」を食器洗いしながらプロが解説してみた!【掃除術】
こんにちは!のぞみです。
皆さんは食器用洗剤としてどのようなものを使われていますか?
例えば花王(Kao)の「キュキュット」やLION(ライオン)の「チャーミーマジカ(CHARMY Magica)」は食器用の合成洗剤として有名ですよね
しかしこれらの食器用洗剤よりも高い洗浄力が欲しい場合、P&Gの「ジョイシリーズ」は候補となるでしょう
(画像引用:「台所洗剤、食器用洗剤のジョイ(JOY)公式サイト|P&G | P&G マイレピ」2021年12月31日確認)
今回はこのジョイシリーズについて、他社の食器用洗剤と比較しつつ、実際に食器洗いをしながらわかりやすく解説していこうと思います!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
ジョイシリーズの洗剤たち
ジョイには先ほど掲載した画像のように多くの種類が存在します
ジョイシリーズのラインナップ
手洗い用の食器洗剤でいうと…、
・ふつうのコンパクトシリーズ
・W除菌シリーズ
・ミラクル泡スプレーシリーズ
・W除菌ミラクル泡スプレーシリーズ
などがあります
またこれの他に食洗機用のジェルタイプもあり、充実のラインナップといえますね♪
なおこの中で「ミラクル泡スプレーシリーズ」については、過去に記事として取り上げていますので、気になる方はそちらもお読みくださいm(__)m
キャッチコピーについて
ジョイは先述した通り洗浄力の高さに定評がありますが、それ以外に消臭に関してもかなり自信があるようです
実際「W消臭&強力洗浄力!」や「お皿洗いをしている最中の臭いを徹底消臭!」など洗浄力だけでなく、消臭力についても言及したキャッチコピーが多くついています
確かに洗った後の食器から臭いがすることはあまりないですが、洗っている最中の臭いは気になることがありますよね
そこを消してくれるというのはかなり高評価でしょう
しかし高い洗浄力と消臭力を誇る一方で、ジョイシリーズは手荒れがひどくなりやすいという評判もあります
果たしてあれは本当なのでしょうか?
他社洗剤との比較
ではここでP&Gと同じく、食器用洗剤メーカーとして大手である花王とLIONの主力食器用洗剤を1つずつピックアップし、ジョイとの成分比較をやっていこうと思います!
ジョイの成分
初めにことわっておきますが、公式サイトによるとジョイには多くの商品ラインナップがあるものの、中身の成分に関してはあまり違いがなかったです
なので一般的なジョイシリーズに含まれている成分という形で紹介をさせていただきますm(__)m
ということでパッケージの裏にある成分表示によると、液性は弱アルカリ性で…、
・界面活性剤(32% アルキルエーテル硫酸エルテルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
・安定化剤
・粘度調整剤
という成分がジョイには含まれているようです
ここで注目すべきは界面活性剤の表記順です
このような成分表示というのは上に表記されているものほど多く含まれています
よって1番多く含まれているのは「アルキルエーテル硫酸エルテルナトリウム」という成分だとわかりますね
この界面活性剤はアニオン界面活性剤という分類でとても洗浄力が高い反面、肌への刺激も強めです…
そして2番目の「アルキルアミンオキシド」は両性の界面活性剤であり、洗浄力は少し落ちるものの手肌には優しい成分となっています
また最後に記載されている「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」についてはノニオン界面活性剤であり、肌への刺激がかなり少なく、その代わり洗浄力は低い種類です
キュキュットの成分
では次に花王の食器用洗剤「キュキュット」についてです
今回は画像にあるスタンダードなマスカットの香りのものを例に挙げて紹介します!
まずパッケージの裏にある成分表示によると液性は中性で…、
・界面活性剤(37% 高級アルコール系(陰イオン)、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム)
・安定化剤
という成分が含まれているようです
1番多く含まれている界面活性剤は「高級アルコール系(陰イオン)」という成分ですね
これはアニオンの界面活性剤ですが、具体的な種類までは不明ですね…
なおアニオン界面活性剤はノニオンや両性と比べると肌への刺激が強いです
ただ花王という会社自体がかなり手肌へ優しい洗剤を作る企業なので、この「高級アルコール系(陰イオン)」という成分もあまり刺激は強くないのではないかと推測できます
また2番目に書かれている「ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム」ですが、これは他の洗剤には含まれてない成分です
これの珍しい界面活性剤について茂木さんは…、
「花王が独自に開発した界面活性剤である可能性が高い」
とおっしゃっているため、キュキュットのコンセプトからしてこれもあまり刺激は強くないものと考えられます
チャーミーマジカの成分
最後にLIONの食器用洗剤「チャーミーマジカ」です
こちらも種類によって成分が若干変わるため、今回は画像にある除菌プラスを例に挙げて紹介します!
まずパッケージの裏にある成分表示によると液性は中性で…、
・界面活性剤(32% アルキルアミンオキシド、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルスルホン酸ナトリウム)
・安定化剤
・pH調整剤
という成分が含まれているようです
ジョイでは1番目に記載されていた「アルキルエーテル硫酸エルテルナトリウム」が2番目にきていますね
代わりにチャーミーマジカで1番目に記載されている「アルキルアミンオキシド」は、ジョイでは2番目に記載されていました
成分の比較結果
それぞれの洗剤について成分を見比べてみた結果わかったのは…、
・ジョイは弱アルカリ性で、多く含まれている界面活性剤ほど洗浄力が高く、手肌への影響も大きい
・キュキュットは中性で、花王が独自に開発した手肌に優しい成分が多く含まれている
・チャーミーマジカは中性で、界面活性剤の種類はジョイに似ているものの順番が違う
といったことでしょう
特にジョイとチャーミーマジカを比べると、より肌への刺激が強い成分が上に表記されているジョイと、肌への刺激が弱い成分が上に書かれているチャーミーマジカという違いが顕著でしたね
よって…、
洗浄力重視ならば、「ジョイ→チャーミーマジカ→キュキュット」の順
肌への優しさ重視ならば、「キュキュット→チャーミーマジカ→ジョイ」の順
という具合ですね
ジョイで食器洗いしてみた!
では最後にジョイを使って食器洗いをやってみることにします!
実際に使ってみてわかることもあるかもしれません
安定の洗浄力と泡持ち
今回洗う食器はこれらになります
正直ガンコな汚れはついていませんが、いつも通りの食器洗いといった具合ですかね
まずスポンジを濡らして、そこに適量のジョイを出します
そして食器を次々とスポンジ洗いしていきます
洗剤の継ぎ足しを行わず、ずっと洗い続けていても…、
このように泡立ちがなくなりません!泡のスタミナがありますね♪
まあこれに関してはキュキュットやチャーミーマジカも同じくらいであるため、優位点ではありませんが…
またこの後洗い流しましたが、泡切れに関しても大手3社ではあまり変わりないので特筆すべきポイントもなかったです
ただし洗浄力に関してはフライパンに残った比較的ガンコな油汚れもすっきり落とせたため、やはりその高さを実感できたと思います!
見逃しがちな注意点
先ほど掲載したフライパンを洗っている画像ですが、実は1つだけよくないポイントがありました
それは素手で食器を洗っているところです!
実はジョイに限らず食器用洗剤すべてに言えることですが…、
「原液をスポンジ等に含ませ使う時は炊事用手袋を使う」
ということが使用上の注意欄に記載されています
肌の強い方であれば問題ないですが、肌荒れにお悩みの方はこの点にも気を使いたいですよね
しかし手袋をしてしまうと、手の感触で洗い残りや洗剤残りを感知しにくくなってしまうのも難点です…
そこでおすすめなのが「薄手のニトリル手袋」です!
もちろん素手よりは感触が伝わりにくいですが、普通の手袋よりも食器に残ったヌルヌルを感じ取りやすいです
また以外に丈夫で、使い捨てではあるものの、数回は繰り返し使えるため、コスパもいいです♪
上記のリンクで示した以外にも、大きさや袖の長さなど多くの種類があるため、是非調べてみてください!
まとめ
いかがでしたか?
今回はP&Gの食器用洗剤「ジョイシリーズ」について、その成分の比較や実際に洗ってみての感想などをまとめてきました!
今回の比較で思ったのは、やはり食器用洗剤ごとに得手不得手があるということです!
なのでおすすめの方法としては、汚れの度合いによって洗剤を使い分けることでしょう
ガンコな汚れにはジョイ、そうでない汚れには肌荒れのリスクを極力減らすために他の洗剤を使う、といった具合ですかね♪
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪