緑の魔女トイレ(トイレ用洗剤)、緑の魔女オートキッチン(食洗機用洗剤)を徹底解説
こんにちは、のぞみです。
今回はドイツ生まれの人気洗剤「緑の魔女トイレ(トイレ用洗剤)」と「緑の魔女オートキッチン(食洗機用洗剤)」について、茂木さんと一緒に解説をしていきます!
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
緑の魔女トイレ(トイレ用洗剤)はどんな洗剤?
まずは「緑の魔女トイレ(トイレ用洗剤)」を見ていきましょう。
これまでみてきた食器用洗剤、お風呂用洗剤と同じように、パッケージには「バイオ・ハイテク洗剤」「バイオの働きで排水パイプもきれいに 環境浄化に積極的に貢献します」と書いてありますね。
バイオのはたらきについては、「緑の魔女ランドリー(洗濯用洗剤)」の動画でご説明しています。詳しくはこちらの動画をご覧ください!
「緑の魔女トイレ」の液性は中性です。
成分は界面活性剤(4%高級アルコール系(非イオン))、金属封鎖剤、溶剤、生分解促進剤 となっています。
液性も中性ですし、バス用洗剤とかなり似ていますね。
そうですね。「緑の魔女バス(お風呂用洗剤)」は界面活性剤(7%ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、金属封鎖剤、溶剤、生分解促進剤でした。
高級アルコール系(非イオン)も、ポリオキシエチレンアルキルエーテルも、どちらも同じノニオン界面活性剤のグループです。
どうして「緑の魔女トイレ」は詳しい界面活性剤の種類を書いていないのか……すこし気になりますね。
「緑の魔女バス(お風呂用洗剤)」と同じポリオキシエチレンアルキルエーテルを使っているかもしれません。
それか、独自の界面活性剤を使っている可能性もあります。
以前「スーパーNANOX」の成分を見ていたところ、ライオン独自のノニオン界面活性剤が使われていましたね。
いずれにせよ、ノニオン界面活性剤である、ということまでしかわかりませんね……。
あとわかることとしては、界面活性剤の濃度が違いますね。「緑の魔女トイレ」は4%、「緑の魔女バス」は7%です。
「緑の魔女トイレ」の方が「緑の魔女バス」に比べて界面活性剤の濃度がすこし薄いんですね。
界面活性剤の種類が気になるところですが、それ以外の成分は、バス用もトイレ用もほとんど同じです。
同じような洗剤をわざわざ2本も買う必要はないかもしれませんね。どちらか一本あれば、お風呂にもトイレにも使えます。
「緑の魔女バス」は7%とすこし濃度が高いので、お得感がありそうです。
わたしだったら、「緑の魔女バス」でお風呂掃除もトイレ掃除もしてしまいますね。
緑の魔女オートキッチン(食洗機用洗剤)はどんな洗剤?
次は「緑の魔女オートキッチン(食洗機用洗剤)」について見ていきましょう。
「緑の魔女」シリーズには、洗濯用洗剤、食器用洗剤、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤、そして食洗器用洗剤がありますが、食洗器用洗剤は唯一の粉末洗剤です。
成分もかなり違ってきそうです。これは楽しみですね~!
まずはパッケージを見ていきましょう。
表面には大きく「各メーカー全機種に使用可」と書かれています。これは嬉しいですね。
つぎに裏を見ていきます。
液性は弱アルカリ性。成分は界面活性剤(0.5%ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、アルカリ剤(炭酸塩)、水軟化剤、工程剤(芒硝)、漂白剤、分散剤、生分解促進剤、酵素です。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、洗濯用洗剤とお風呂用洗剤でも使われている界面活性剤ですね。
ただし洗濯用洗剤やお風呂用洗剤と比べて、配合量が0.5%と非常に少ないです。
合成界面活性剤がそれほど入っていませんし、漂白剤がはいっているので、これは「酸素系漂白剤」といって売ってもいいような配合ですね。
漂白剤がどの程度はいっているのかがわからないのですが……。
まぁ使う方が混乱しないように、成分としては漂白剤に近いけれど食洗器用の洗剤だから洗剤として売っているのだと思います。
裏面の特徴には「しつこい油汚れ、卵、ご飯粒などを簡単に落とし、食器類をピカピカに洗いあげます。PCソーダ配合で茶渋を分解し、洗い機内の除菌効果もプラス。さらに配合成分の力で自然の浄化作用を高め、パイプに付着した汚れを落とし、水質もキレイにします。」とあります。
PCソーダとは過炭酸ナトリウムのことですね。成分にもあった漂白剤とはこれのことでしょう。
過炭酸ナトリウムは酸素系の漂白剤です。だから茶渋が落とせて除菌もできるんですね。
生分解促進剤はこれまでの「緑の魔女」シリーズと同じように、排水パイプの汚れを落とす役割があります。
排水溝のお掃除があまりできていない、という人にがいい成分ですね。
アルカリ剤(炭酸塩)とは炭酸ナトリウムのことで、ソーダ灰とも言ったりします。
アルカリ度が高い順に炭酸ナトリウム、セスキ、重曹となります。
どれも100円ショップでも見かけますね!アルカリ性のナチュラルクリーニング素材の定番です。
水軟化剤は水垢をつきにくくするために入っています。
食洗器用の洗剤でアルカリ剤が入っていると、どうしてもアルカリ剤が原因で水垢がついてしまうんです。
完全に水垢を予防することはできないのですが、ある程度はつきにくくすることができます。
工程剤(芒硝)は硫酸ナトリウムのことですね。私もよく使っていましたよ。
洗浄成分だけで洗剤を作ろうとすると、どうしても価格が高くなってしまいます。
液体洗剤であれば、水を入れることで洗浄成分や添加剤の量を調整できるのですが、粉末洗剤だと水を入れるわけにはいきませんよね。
そこで水の代わりに工程剤として芒硝を入れているんです。
粉末洗剤だと「芒硝」というものを使うんですね。
「緑の魔女オートキッチン」には酵素、分散剤、工程剤としての芒硝が入っているので、漂白剤の量は一般的な酸素系漂白剤に比べると少ないかもしれません。
とは言え、漂白剤やアルカリ剤、酵素が入っているので、一般的な酸素系漂白剤のような使い方もできそうですね。
酸素系漂白剤といえば、「ワイドマジックリン」「ワイドハイター」「オキシクリーン」あどがありますね。
これらと同じように
・子どもの服に食べこぼし汚れがついてしまったときにつけ置き洗いをする
・白いシャツの襟首の黄ばみや袖の汚れを落とす
・キッチンの換気扇、フィルターのつけ置き洗い
といった、使い方もできそうです。
お洗濯やお掃除にも使えるんですね!
ただし成分をみているだけですので、実際の洗浄力はわかりません。
もし使ったことがある、という方はどんな感じだったか教えてもらえると嬉しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ドイツ生まれの人気洗剤「緑の魔女トイレ(トイレ用洗剤)」、「緑の魔女オートキッチン(食洗機用洗剤)」について、茂木さんと一緒の解説をしていきました。
「緑の魔女」には洗濯用洗剤のほかにも食器用洗剤、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤、食洗器用洗剤もあり、3回にわけて解説をしてきました。
「緑の魔女キッチン(食器用洗剤)」と「緑の魔女バス(お風呂用洗剤)」については
「緑の魔女ランドリー(洗濯用洗剤)」については
でご紹介しています。気になる方はぜひご覧くださいね!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪