掃除

ナチュラルクリーニングに!ふきんのニオイ・汚れを落とす茂木流煮洗い術

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

普段キッチンで使っているふきん。

いくら丁寧にしっかり洗っても、気になるニオイが残っていたり、汚れが残っていたりする……なんてことはありませんか?

今回はそんな気になるニオイや汚れに効果的な「煮洗い」の方法をご紹介いたします!

ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。

用意するもの

・重曹

・石けん

・鍋

重曹のアルカリを使うので、アルミの鍋だと変色してしまいます。

ステンレスやホーロー鍋を使ってくださいね!

それでは早速、ふきんのニオイと汚れを落としていきましょう~♪

簡単!ふきんを煮洗いする方法

手順① 鍋に水と重曹をいれ加熱する

まず鍋に約1リットルの水と、スプーン1杯(小さじ1杯)の重曹を入れ、かき混ぜます。

この状態でのpHは8程度、アルカリ度はそれほど高くありません。

アルカリ度が低いと、汚れはそれほど落ちてくれません。

そこで重曹を加熱し、アルカリ度を高めていきます。

手順② 鍋にふきん(クロス)をいれ、15分ほど煮る

次にふきんをお鍋のなかに入れていきます。

少し浮いてきてしまうので、全体がつかるようにトングなどで沈めながら加熱しましょう。

強火で加熱していると……だんだん煮立って気泡が出てきました。

これが炭酸ガスで、炭酸ガスが抜けきると、つまり気泡が出てこない状態になるとアルカリ度はかなり高くなります。

ここでもう一度アルカリ度を測ってみると、pHは9くらいまで上がりました。

重曹が炭酸ガスを出し尽くすとpHは11くらいまで上がります。

拭きこぼれないように注意しつつ、気泡がなくなるまで加熱し続けます!

煮洗いをしているあいだは、ふきんの浮いている部分をトングなどで入れ替えながら洗っていきましょう。

手順③ 洗浄力を高める裏技!石けんを加える

ここでさらに洗浄力を高める裏技として、石けんを追加します!

入れる石けんは固形石けん、液体せっけん、粉石けんでもなんでも構いません。

今回は液体せっけん(水せっけん)の「綿雪水石鹸」を使用します。

コスパが一番良いのは固形石けんですね!

固形石けんの場合は、おろし金などを使って粉末状におろしてから入れてくださいね。

この状態でお鍋にみえている泡は、重曹からでる炭酸ガスの泡です。

石けんは水の割合が多いと、あまり泡立ちません。

泡立つ最低限の量を超えるくらい、しっかりと入れましょう。

石けんをいれてしばらくすると……重曹から出る炭酸ガスの泡とは明らかに違う、石けんの泡が出てきましたね♪

これくらいの泡が出てくればバッチリです!

手順③ 火を止め、水ですすいで乾かす

15分ほど煮込んだら火を止めます。

火を止めたら、ふきんを水ですすぎましょう。

ぬるくなるまで待ってから水ですすいでもいいですし、熱い状態のままシンクに流しても構いません。

水ですすいできたら、あとは乾かして完了です!

これだけでふきんのニオイや汚れはすっかりキレイになりますよ!

どうして重曹と石けんで煮洗いすると、ふきんがキレイになるの?

というように、重曹と石けんをつかって煮洗いをしてみました!

今回は元々それほど汚れがついていないふきんだったのですが、やり方は伝わりましたでしょうか?

ここで気になるのが「重曹と石けんで煮洗いをすると、どうしてふきんのニオイや汚れが取れるのか?」ですよね。

実は今回は、「3つのはたらき」を利用して、ニオイと汚れを落としました。

一つはお湯による【熱】のはたらき。

キッチンで使うふきんには、油汚れがたくさん付いています。

食洗器ではお湯が使われるように、油は熱に弱い、という特性があります。

油汚れをできるだけ落とせるように、今回はお鍋を使って加熱しました!

二つ目は【アルカリ】のはたらき。

重曹はアルカリ性のナチュラルクリーニング素材として知られていますね。

そして重曹は加熱をすると、アルカリ度ががどんどん高くなっていくんです。

加熱することによって、熱のはたらきを得るだけでなく、重曹もパワーアップできるというメリットがあるんです~♪

そして三つ目は【石けん】のはたらき。

重曹だけでなく石けんを加えたことにより、石けんの働き、つまり界面活性作用を使いました。

というように、熱・アルカリ・石けんの界面活性作用、という3つの働きを、一度に使うことができるので、ふきんのニオイや汚れも簡単に取ることができたんです!

煮洗いをするときの注意点

便利な方法ですが、ここでいくつか煮洗いをするときの注意点をお伝えします。

まず、はじめの「用意するもの」でもお伝えした通り、アルミのお鍋は使用しないでください。

今回はアルカリ度をかなり高めた状態にしています。

アルミはアルカリが高いものに触れると、変色してしまいますので、ご注意ください。

そして2つ目は、ふきんの素材について。

化学繊維のふきんだと、傷んでしまうので煮洗いできません。

基本的には麻や綿のふきんの場合のみ行ってください。

化学繊維のふきんだけど、多少傷んでもいいから洗いたい!という場合は、自己責任でお願いします!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ふきんについたニオイや汚れを落とす「茂木流煮洗い」のやり方をご紹介いたしました。

よく使うふきんですから、できるだけ清潔な状態にしたいですよね。

おうちにあるもので出来てしまうカンタンな方法ですから、是非試してみてください!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました