【ウイルス対策】アルカリ電解水のウイルスに対する有効性について【殺菌】
こんにちは!のぞみです。
先日友人宅へお邪魔したところ、ウイルス対策のための除菌剤や殺菌剤で溢れかえっていました
友人曰くどの除菌剤がいいのかよく分からず、手当たり次第に購入してしまったとのことです…
そして彼女は、それらの除菌剤について調べていたところある疑問が浮かんだといいます
それは…、
「アルカリ性の石鹸での手洗いがウイルスに有効ならば、アルカリ電解水も有効なのではないか?」
というものです
ということで今回は掃除のプロである茂木さんの見解を参考に、アルカリ電解水のウイルスに対する有効性についてまとめていきたいと思います!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
なお茂木さんは掃除に関してはプロですが、医学に関しては素人であるため、あくまで個人的な意見として参考にしていただければ幸いですm(__)m
アルカリ電解水のウイルスに対する有効性
まずアルカリ電解水について解説する前に、アルカリがどのようにウイルスに対して有効なのか説明しましょう
そもそもウイルスの膜がタンパク質によってできているという話があります
またアルカリには「タンパク質変成作用」という効果があります
初めにこの「タンパク質変成作用」について解説していきましょう
アルカリのタンパク質変成作用
これはその名の通りアルカリによってタンパク質が壊れたり、形が変わったりするという作用なのですが、例えば肌荒れ(人の肌はタンパク質でできている)はこれによるものが大きいです
塩素によって除菌されたプールに入ると体が痒くなる方がいることや、ハイターを肌に直接つけてはいけないことというのは、この「タンパク質変成作用」による現象やルールです
逆に有効な例としては、「美人の湯」といったように銘打っているアルカリ温泉です!
そういう温泉に入ると肌がぬるぬるするという経験をしたことがある方もいるでしょう
あれも肌の表面のタンパク質が壊されているためにぬるぬるするのですが、温泉のほどよいpH度の場合、肌の角質などが落ちて新陳代謝が進むため、綺麗になるといった仕組みのようです
このようにタンパク質に対するアルカリの変成作用を上手く用いれば、ウイルス対策にもなりえるかもしれませんね
アルカリ電解水ができるまで
ではここでアルカリ電解水について考えましょう♪
アルカリ電解水は塩を電解して作る方法が一般的です
塩水を電解した際できるのが、アルカリ電解水と酸性電解水です
なお酸性電解水は一般に次亜塩素酸水と呼ばれ、除菌効果が高い液体となっています
近年ではこれら2種の電解水を作ってくれる業務用、あるいは家庭用の蛇口なども開発されています!
例えば飲食店などでは、アルカリ電解水を使って油汚れの掃除をしたあと、次亜塩素酸水で除菌するということをしている場合も多いです
アルカリ電解水とウイルス
こうしてできるアルカリ電解水ですが、pHでいうと12.5というとても強いアルカリ度をもっている液体です!
比較として挙げられる石鹸のアルカリ度がpH9程度であるため、とても高いアルカリ度ですね
そしてアルカリ度が高ければ高いほど「タンパク質変成作用」は大きくなります
なのでもしウイルスを石鹸によって不活化できるということが本当ならば、これはアルカリ電解水にもできる芸当だといえるでしょう
しかしプールの塩素でさえ痒みを覚える人間の肌に、pH12.5もあるアルカリ電解水を直接使ってはいけません
確実に肌荒れします…
肌荒れをすると肌が傷むだけでなく、手を洗った際にウイルスが洗い残りしてしまうリスクもあがるため余計におすすめできません
つまり肌に対してではなくアルカリを使用しても問題のない場所に対して抗菌の意味で使う、というのに留めておくのがよいでしょう
まとめ
いかがでしたか?
今回はアルカリ電解水のウイルスに対する有効性について紹介してきました♪
最近よく耳にするようになったアルカリ電解水ですが、紹介したようにpHがとても高い液体です!
つまり洗浄力がとても高い分、使い方を間違えると大変なことになるため、使用する際は十分に注意をしましょう!
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪