壁紙やベッド、畳などカビハイターやカビキラーが使えない浴室以外のカビの落とし方!
こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
皆さん、お風呂以外に生えたカビにお困りではありませんか?
例えば、
・壁紙
・たたみ
・ベッド
などなど。
これらの場所は湿度が高い時期に、油断して湿気対策をしていないと、カビが生えてしまう事がありますよね…
私も前に住んでた家で、梅雨の時期にベッドに黒カビを生やしまった経験があります。
もう大変でした…
それと梅雨の時期に限らずカビが生えやすいのが、お風呂場の近くや洗濯機まわりの壁ではないでしょうか?
最近は、高気密高断熱の家が多くなりましたので、おそらくお困りの方は多いかと思います。
強力カビハイターやカビキラーで落としちゃいたいところですが、お風呂にしか使っちゃいけないことになっているんですよね。
ご覧の通り、強力カビハイターのパッケージの用途には「浴室内のカビ汚れ」と記載されてます。
皆さん知ってましたか?
お風呂にしか使っていけないどころか、強力カビキラーのパッケージには「クロス壁」は「使えないもの」になっていです。
では、どうやって壁紙などお風呂以外のカビを落としたらいいのか?
という事で今回は、強力カビハイターやカビキラーが使えないのに場所に生えたカビの落とし方についてお話しします!
使うのはボトル入りの塩素系漂白剤
まず用意するものですが、空のスプレーとボトルに入った塩素系漂白剤です。
例えば、ハイターやキッチンハイターです。
そして、空のスプレーに100倍希釈液を作ります。
100倍希釈液の作り方は、空のスプレーボトルをキッチンスケールに上げて、先に漂白剤を1g入れます。
その後に水を100gになるまで入れたら完成です。
水ではなくお湯の方か効きそうな感じもしますが、お湯だと塩素が飛んでしまいやすくなるので、必ず常温の水で薄めてください。
先に漂白剤を入れた方がいいのは、ついつい多く入れてしまった時は多く入れてしまった時でも調整が効くからです。
ここで注意点が2つあります。
1つは、使用するスプレーボトルは使い切ったお風呂用洗剤のボトルなどをリサイクルしても問題ありません。
でもその場合は、中に残っている洗剤が完全にすすがれるまでよく水洗いしてください。
ボルトだけでなくトリガーの中もそうです。
水を吸わせて何度もスプレーして、完全に泡が出なくなるまですすいでください。
もう1つが、100倍希釈液を作りすぎないことです。
理由は、塩素系漂白剤を水で薄めた状態は塩素がとても不安定で、1日経過するとほとんど飛んでいってしまいます。
なので希釈液を作り置きすることができないので、あまり多く作らないで使う分だけ作ってください。
あとは希釈液をカビにスプレーして、カビが消えるまで放置します。
30分程度で消える場合もありますが、1時間以上放置しても完全に消えないこともあります。
その場合は半日ぐらい放置してみてください。
ここでさらに注意点があります。
液がシャバシャバなので、壁面に直接スプレーすると液が流れ落ちてしまいます。
100倍に薄まっているとは言え、塩素に弱い素材を変色させてしまうリスクがありますので、もし壁の下にそのような素材がある場合は直接スプレーしないで、一度ペーパーなどにスプレーしてから塗り付けた方がいいです。
もしくは少し手間ですが、ペーパーで湿布すると液が垂れにくくなります。
また、途中乾いてしまうと効かなくなりますので、まだカビが残っている状態で乾いているようなら、追加で希釈液をつけてください。
乾きにくいという点でもペーパー湿布は有効ですし、さらにその上からラップで覆うとより乾きにくくなるので、長時間放置する場合はとても効果的です。
ヒドめのカビには希釈液を少し濃くして使う
塩素濃度がだいぶ薄まってますので、ひどめのカビは1度で落ちない事があります。
その時は、繰り返しやってください。
もし繰り返しやっても落ちがイマイチでしたら、例えば50倍希釈や30倍希釈などもう少し濃いめにしてチャレンジしてください。
ただし10倍希釈や5倍希釈など、一気に濃度上げるのはやめてください。
素材が変色してしまうことも考えられますので。
ひどいカビにも先ほどお伝えしたペーパー湿布とラップパックの合わせ技がとても効果的ですので、濃いめの希釈液でチャレンジする際にはぜひ一緒にやることをおすすめします。
カビが落ちたら、あとは水拭きをして終わりです。
ベッドと畳に生えたカビの落とし方
ベッドに生えたカビの落とし方も、基本的には壁紙の方法を同じなのですが、無垢の木材に希釈液をつけるとシミができてしまうことがあります。
なのでシミができるのがイヤな場合はおすすめしませんが、でも「多少のシミができたとしてもカビをどうにか落としたい!」と思われる方がほとんどではないでしょうか?
もしくは、マッドレスで隠れる部分ならシミができても問題ないと思う方もいるかも知れませんね。
ちなみに「黒木真白」という「木部専用の黒カビ落とし剤」もありますので、こちらを使う方法も1つです。
畳に生えたカビ落としの場合も、基本的には壁紙の方法と同じですが、直接スプレーするやり方はおすすめしません。
必ず厚手のペーパーやクロスに一旦スプレーし、畳の目に沿って拭いてください。
あとは、日焼けしないように畳の裏面を日光に当てるようにして天日干しをします。
スプレータイプのカビ取りでも実はOK
先ほど強力カビキラーやカビハイターは、クロス壁などお風呂以外に使えないとお伝えしましが、その理由はおそらくアルカリ度が強すぎるし塩素濃度が濃過ぎるので、素材を傷めてしまうリスクが高いからだと思います。
なので水で薄めればマイルドになるので使えるようになります。
もちろん素材を傷めるリスクがゼロになるわけではありませんので、注意して使わないといけないですけどね。
薄め方は100倍希釈じゃなく、50倍希釈して使ってください。
なぜ50倍希釈なのかと言うと、塩素濃度がボトル入り漂白剤より2倍程薄いからです。
スプレー1プッシュで約1g出ますので、ボトル入りのものより簡単に希釈液が作れます。
2つの注意点
最後にもう2つ注意点を言わせてください。
まず1つ目が、ボトル入りやスプレー入り塩素系漂白剤の全てが、壁紙や畳、ベッドへの使用は「用途外」となっています。
なので使う場合は自己責任の扱いになりますので、その点はご理解とご注意をお願いします。
2つ目は、古い塩素系漂白剤は使わないようにすることです。
なぜかというと、古い塩素漂白剤は塩素分がだいぶ飛んでしまってて、効きが悪いもしれないからです。
素材を傷めるリスクは低くなりますが、カビが落ちてくれないと意味がありませんからね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ぜひカビが生えやすい梅雨の季節に、うっかり壁やベッドにカビを生やしてしまった時に参考していただけたら嬉しいです。
でも、やっぱりカビは生やさないようにするのが1番ですよね!
お住まいの中の湿気がこもりやすい場所には、除湿器や除湿剤などでしっかり防カビ対策をするようにしましょう!