イメージだけで判断しないために知っておきたい洗剤の呼び方とその意味
皆さん、普通の「洗剤」と「合成洗剤」ではどっちが怖そうですか?
「合成洗剤」ですよねー
確かに「合成」がつくと怖そうなイメージがしますが、でも2つは同じなんです。
「洗剤」=「合成洗剤」なんです。
なので、例えば「植物原料100%のエコ洗剤」や「オーガニック洗剤」でも、残念ながら「合成洗剤」となります。
そのあたりを詳しく知りたい方は、コチラが参考になります。
「合成洗剤」とは?
で、「合成洗剤」とはどんなものかと言うと、「主な」洗浄成分が「合成界面活性剤」のものです。
「主な」が重要です。
主な洗浄成分が石けんなら「合成洗剤」ではなく「石けん」と言ってもよくなりますが、少しぐらい入っていてもダメです。
たっぷり入っていないと「石けん」とは表記できません。
そのあたりのルールは、家庭用品品質表示法でちゃんと決められています。
ちなみに「合成界面活性剤」と「石けん」は家庭用品品質表示法では分けられて考えらていますが、石けんも立派な合成界面活性剤ですからね。
「油脂」と「アルカリ剤」を合成して作った「アニオン界面活性剤」なんです。
「中性洗剤」とは?
で、「合成洗剤」の事を「中性洗剤」と言う方もいますよねー
これも間違いではないんです。
なんか「中性洗剤」の方が安全なイメージがしますが、同じものです。
先ほどお伝えした通り合成界面活性剤が主な洗浄成分なら「合成洗剤」となりますが、合成洗剤にもアルカリ性のものから酸性のものまで色々あります。
で、中性洗剤とはその名の通り、pHが中性域の洗剤です。
液性が中性の合成洗剤だから「中性洗剤」となるわけす。
アルカリ性の合成洗剤なら「アルカリ性洗剤」、酸性の合成洗剤なら「酸性洗剤」になります。
「洗剤」と「洗浄剤」の違い
また、主な洗浄作用が「合成界面活性剤」の働きではなく「酸」や「アルカリ」の働きの場合は「洗浄剤」と言います。
なので、多少界面活性剤が入っていたとしても、アルカリの働きで汚れを落とすものは「アルカリ性洗浄剤」、酸の働きで汚れを落とすものは「酸性洗浄剤」になります。
このルールが分かれば「中性洗剤」はあっても「中性洗浄剤」は存在しない事が分かると思います。
ちなみに茂木和哉シリーズだと「アルカリ性洗浄剤」が「なまはげ油汚れ用」です。
また「酸性洗浄剤」が「なまはげお風呂用」です。
「石けん」は、性質上アルカリ側でしか働くことができなく、中性石けんや酸性石けんは存在しません。
なので「石けん」=「アルカリ性」となるので、あえてアルカリ性石けんと呼ぶようなことは、まずありません。
ちなにみ「白いなまはげ」は、合成界面活性剤の水石けんなのですが、主な汚れを落とす働きは「石けん」の働きより「アルカリ」の働きの方なので「アルカリ性洗浄剤」となります。
アルカリパワーで固くなった油を瞬時に溶かす「なまはげ油汚れ用」!
|
Amazonで買うならコチラ!
酸の力で分厚い水垢をスルっと溶かす「なまはげお風呂用」!
|
Amazonで買うならコチラ!
薄めても強い洗浄力は石けんとアルカリのWパワーで落とすから!
|
amazonで買うならコチラ!
掃除をラク&時短で終わらせたい方にオススメな1冊!
|
電子書籍もあります。