【お悩み相談】クッションフロアの色移りとゴム跡の落とし方は?
こんにちは!のぞみです。今回は「汚れを落として27年」
汚れ落としの研究家 茂木和哉さんから、クッションフロアの色移りのお悩み相談について解説をしてもらったので、まとめてみました!
YouTubeで頂いたコメント
クッションフロアに雑誌を置いていてその雑誌の下に写真があったみたいで写真がクッションフロアに移ってしまったのですが、何を使っても消えなくて落とす方法は何かないですか?
雑誌の色がクッションフロアに移ったのではなく、その下にあった写真の色がクッションフロアに移ったとのことです。そうなると、消すために有効なのは溶剤です。
身近なものだと、まず試していただきたいのがアルコール系です。アルコールの除菌剤でシュッシュッシュッと吹きかけて、拭いてみてください。もちろん吹きかけて少しおいた方が落ちが良くなるので、10分程度放置し、ブラシでこすってあげると効果的です。
スプレーを吹きかけた直後に擦り、10分後にまた擦ると、そしてクロスで拭き取ると色移りが落ちるかもしれません。落ちないこともあります。溶剤は色々ありますが、
その中でエチルアルコールであれば戦力弱いことから、落ちないこともあります。アルコールはそれぞれ濃度があり、もちろん濃度が高ければ高い程落ちは良くなります。
50%程度のアルコール濃度だと、そこまで色移りは落ちません。70%程度のアルコール濃度だと、そこそこ落ちるかもしれません。
ドラッグストアで販売しているプラスチックの試薬瓶に入っている消毒用エタノールだと、100%に近いアルコール濃度であることから、色移りの落ちがよいです。
有機溶剤のため色移りだけでなく、ボールペン跡やクレヨン、油性ペンも結構落ちます。
除光液やベンジンを使うことも有効
アルコール以外に、薄めた塗料液やネイル除光剤はアルコールよりも格段によく落ちます。
ただ、独特の溶剤の臭いは強めで、使用したくないと思われる方もいるかもしれませんが、色移りを落とす効果は強いです。
同じ有機溶剤でホームセンターで販売しているベンジンは衣類についた油性汚れを落とすことから、さらに色移りを落としやすいかもしれません。
有機溶剤以外での色移りの落とし方は?
有機溶剤で落としたくなければ橙の雫がおすすめです。
橙の雫の主成分はオレンジオイルから採取されたd−リモネンで天然由来の溶剤です。他の溶剤と同様に油性汚れに強く、例えば、クレヨンやボールペン、マジックなどの色移り、写真や雑誌の色移り、合皮ソファーを壁にべったりとつけたあとの色移り、ウレタン素材の合皮素材の椅子についた、色目の濃いカラージーンズの色移り、プラスチック素材の擦れ跡なども橙の雫で色移りを落とすに非常に効果的です。
橙の雫が他の有機溶剤と異なる特徴は、オレンジオイルが主成分で他の有機溶剤は一切使用しておらず、安全性が高いです。
また、有機溶剤特有の臭いもなく、オレンジの香りがします。
ゴム汚染に注意⚠
クッションフロアにゴムを長期間触れさせていると、クッションフロアにゴムの色が移り、この色移りは非常に頑固で取れません。
ゴムの色移りではなく、ゴム汚染です。ゴム汚染となると、色移りとかではなく、変色扱いになります。
ソファーの足裏や家具の足裏などにそこゴム素材が使用されている場合、直接クッションフロアに当てず何か1つ敷いてあげておくようにしてください。
車のタイヤをクッションフロアに長期間置くと、ただの色移りで済まなくてゴム汚染となってしまうことから、クッションフロアに直接ゴム製品を触れさせるようなことはしないでください。
まとめ
色移りについて解説した動画は、こちらのYouTubeでも詳細に解説しています。よかったら合わせて見てみてくださいね♪
今回の解説はこれで終了です。ご覧いただきありがとうございます!