洗剤講座

P&G「アリエール除菌プラス」の除菌できる理由や洗浄力アップの裏技を詳しく解説!

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

さきほど近所のドラッグストアにいってきて、「アリエール除菌プラス」を買ってきました。

これはP&Gさんのアリエールシリーズから出ている、液体タイプの洗濯洗剤ですね。

ボトルにはNEWと書かれているので、新商品のようです。

ということで今回は「アリエール除菌プラス」がどんな商品なのか、ボトルや公式サイトを見ながらお話をしていこうと思います♪

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

P&Gの液体洗剤について

ついでにドラッグストアで、「アリエールバイオサイエンス」、「アリエールバイオサイエンス部屋干し」「アリエールバイオサイエンス微香タイプ」と、アリエールシリーズの洗剤を3つ買ってきました。

せっかくですから、この洗剤と「アリエール除菌プラス」とも比べてみましょう~♪

ちなみに、この「アリエールプロクリーン」もつい最近発売された洗剤です。

「アリエールプロクリーン」については、茂木さんが以前詳しくお話をしてくれています。

気になる方は合わせてご覧ください♪

このあいだ「アリエールプロクリーン」が出たばっかりなのに、もう新しい洗剤を出してくるなんて……かなり頑張っていますね!

今回の新商品である「アリエール除菌プラス」は、商品名に除菌と書かれていますし、新型コロナウイルスで除菌への関心が高まっていることも関係していると思います。

ボトルの形を揃えてコスト削減!?

まずはじめに気になるのは、ボトルの形です。

実はP&Gさんの洗濯洗剤は、ボトルの形が共通なんですよね。

洗濯洗剤はいま並べているようなかたち、柔軟剤は真ん中に穴が開いているような形になっています。

もしも容器の形が同じなら、製造ラインを統一できてコストダウンできますからね!

ちなみに花王さんやライオンさんは、会社内ではボトルの形は統一しないで、ブランドごとに分けています。

ボトルは同じでも内容量は違う!?

P&Gさんの洗濯洗剤はボトルの形はおなじですが、もっと興味深い話があるんです。

同じかたちのボトルなので、中身の量も同じでしょ?と思うかもしれません。

でも容量をみてみると、実はバラバラなんですよ!

ためしに今日購入してきた「アリエール除菌プラス」を見てみましょう。パッケージの下のほうに小さく、容量750グラムと書かれています。

そして「アリエールバイオサイエンス微香タイプ」をみると、容量が690グラムと書かれています。

「アリエールバイオサイエンス部屋干し」の容量は750グラムです。

「アリエールバイオサイエンス」と「アリエールバイオサイエンス部屋干し」は同じ容量なんですね。

「アリエール除菌プラス」の容量は690グラムなので……順番に並べると

「アリエール除菌プラス」=「アリエールバイオサイエンス微香タイプ」<「アリエールバイオサイエンス」=「アリエールバイオサイエンス部屋干し」となりますね。

もちろん、あくまで表記されているのはグラムですので、液体の比重が異なるのかもしれません。

液量のラインをそろえるために、重さの表示を変えている、ということも考えられない、ということはありません。

でも液の量をみるには外側から見るしかありませんね。でもボトルに色がついているのでよくわかりません……。

というように容器の形が同じだからといって、中身の重さも同じとは限らないようです。

茂木さんから聞いた話だと、以前はもっとばらつきがあったようです。

「重たいもので800グラム後半のものがあったと思う」とこのあいだ話していました!

花王さんやライオンさんは、ボトルの表面に大きく重さを記載しています。

でもP&Gさんは表面の容量の表記が小さくて、よく見ないと容量の違いに気が付かないんですよね。

しかも以前は、ボトルの裏面にしか容量が書いていないものもありました。

なのでしっかりと見ないと、どれも同じ量が入っているだろうと思ってしまいますね……!

抗菌・除菌・殺菌の違いとは?

「アリエール除菌プラス」のボトルを見ていきましょう。

『抗菌を超えた除菌洗剤 洗濯槽の菌の巣を除去』と書かれています。

これは嬉しいですよね!洗濯と一緒に、洗濯槽の除菌もできるみたいです。かなり除菌効果が高いようです。

ちなみに「アリエール」のボトルには、プロクリーンも、微香タイプも、部屋干しタイプも、少し前のアリエールにも「抗菌」という文言は書かれています。

ここで気になるのが、除菌や抗菌、そして殺菌という言葉ですね。

花王さんのホームページで、詳しく説明がされているページがあったので見ていきましょう!

『製品の表示にある「除菌」「抗菌」「殺菌」、それぞれの意味は?』という質問です。

まずは「殺菌」について書かれています。

『「殺菌」は「菌を殺す・死滅させる」いう意味で、医薬品医療機器等法の対象になる消毒薬などの「医薬品」や、医薬部外品の薬用石けん、薬用ハンドソープ、薬用洗顔料、薬用ハミガキなどの表示に使われます。』とあります。

「殺菌」という言葉は医薬品や医薬部外品でのみ使われます。なので薬事法の管轄で取り決めがあって使われているんですね。

洗剤は雑貨であって医薬品ではありません。なので「殺菌」という言葉は使われないということです。

そしてつぎは「除菌」についてです。

『家庭用合成洗剤・石鹸の公正競争規約等の中に、台所用洗剤のスポンジ除菌と、住居用洗剤、洗たく用洗剤の除菌表示のための統一基準が設けられています。』とあります。

表示のためのルールがあって、その条件をクリアしたものについては「除菌」という言葉を使うことができる、ということなのでしょう。

さらにその下には「抗菌」についての説明もあります。

『「抗菌」は、菌を殺したり減少させるのではなく、「菌の増殖を抑制、あるいは阻害する」という意味です。キッチン用品や靴下などの繊維製品、衣類の柔軟仕上げ剤などの表示にも見られ、日本工業規格(JIS)で試験法が規定されています。』とあります。

まとめると……「抗菌」という言葉を使うためには、日本工業規格の試験をクリアしないといけないようです。

「除菌」については、洗剤・石けん公正取引協会の試験をクリアする必要があるようです。

今回用意した洗剤にはありませんが「殺菌」薬事法に関連してくるようです。

菌に対しての効果の強さは殺菌>除菌>抗菌となりますね。

となると、今回購入してきた「アリエール除菌プラス」はこれまでのP&Gの洗濯洗剤にはない「除菌」効果が期待できることです。

どんな成分が配合されているのか気になりますね!

「アリエール除菌プラス」の成分と液性についてボトルでチェック

「アリエール除菌プラス」には定番の酵素が含まれていない

それでは気になる「アリエール除菌プラス」の成分を見てみましょう。

ボトルの裏面をみてみると『界面活性剤(32%ポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩)、pH調整剤(クエン酸)、安定化剤、分散剤、アルカリ剤、蛍光増白剤』とあります。

界面活性剤の濃度は、32%とかなり濃いですね!

ポリオキシエチレンアルキルエーテルはノニオン界面活性剤、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩はアニオン界面活性剤です。

この界面活性剤の組み合わせは、P&Gでは多いんですよね。

そしてクエン酸をいれてpHを下げ、酸性にしているようです。

あとは安定化剤、分散剤、アルカリ剤、蛍光増白剤とあります。

たしかアリエールシリーズは酵素が含まれているものが多かったと思います。

バイオサイエンスのシリーズには、裏面のボトルをみるとすべてに「酵素」と書かれています。

「アリエール除菌プラス」は酸性の洗濯洗剤

そして次に気になるのは液性です。なんと……「アリエール除菌プラス」は液性が酸性です!

実はアリエールシリーズはだいたい弱アルカリ性なんですよね。

「バイオサイエンス微香タイプ」、「バイオサイエンス」の普通タイプ、「バイオサイエンス部屋干し」、そして最近発売された「アリエールプロクリーン」に、少し前にでた「アリエールスポーツ」「アリエールイオンパワージェル」も確認してみると……全部弱アルカリ性です。

せっかくですからアリエールシリーズ以外も見てみましょうか。

同じくP&Gさんから出ている「ボールド」も裏面を見てみると、液性は弱アルカリ性です。

ちなみに「ボールド」は以前は中性でした。ですが2020年ごろに弱アルカリ性にリニューアルされたんです!

なので基本的にP&Gさんの液体洗剤は弱アルカリ性のようです。

液性が弱アルカリ性だと、皮脂汚れや油汚れがよく落ちてくれます。

でも衣類を傷めてしまうこともあるので、「さらさ」のように安心安全をイメージさせている洗濯洗剤は、中性となっています。

花王さん、ライオンさん、P&Gさん大手3社のなかでも、P&Gさんは洗浄力をとにかく高めた洗剤を作るイメージがあります。

これは洗濯洗剤にかぎらず、食器用洗剤でも同じようなことが言えますね。

つくっている洗剤の多くが、汚れの落ち具合を重視していて、弱アルカリ性のものが多いようなイメージがあります。

でも今回の新商品である「アリエール除菌プラス」は、なんと液性が酸性です。

これはかなり新しい試みですよね。弱アルカリ性か酸性か……ふり幅が本当に大きいです!

「アリエール除菌プラス」は洗浄力よりも除菌力重視?

成分と液性をみてみたところ「アリエール除菌プラス」は、酸性であること、酵素が入っていないことがこれまでとは違います。

アルカリ性のほうが皮脂汚れ、油汚れはよく落ちてくれます。でもP&Gさんにしては珍しく、酸性の洗剤でしたね。

そしてpHが低く酸性になると、酵素のはたらきも悪くなってしまいます。だから酵素が入っていないのかもしれませんね。

新商品の「アリエール除菌プラス」は、これまでP&Gさんが強みとしてきた洗浄力は一旦置いておいて、それよりも除菌に注目した洗剤を作った!という印象を受けました。

となると、これまでのアリエールシリーズと同じくらいの洗浄力を求める人には、すこし物足りないかもしれませんね。

「アリエール除菌プラス」に除菌効果がある理由は?

「アリエール除菌プラス」は除菌に力をいれている洗濯洗剤だということがわかりました。

でも正直なところ、「アリエール除菌プラス」はどうして除菌効果が高いのか?についてはよくわかりません。

大手3社は公式のWEBサイトで、ボトルに書かれている成分よりも詳しい成分を公表してくれています。

でも「アリエール除菌プラス」は新商品だからなのか、まだ詳しい成分が公式WEBサイトに載っていないんですよね。

なのでボトルに記載されている情報だけで判断することになるのですが、考えられる範囲でわたしなりに除菌ができる理由を考えてみました。

界面活性剤による除菌効果

まず、界面活性剤そのものに除菌効果があるものがあります。

新型コロナウイルスが流行してから、除菌ができる洗剤について注目されるようになってきました。

花王さんは「クイックルホームリセット」という拭き掃除用洗剤を出しましたね。これは界面活性剤による除菌効果をうたっているものです。

界面活性剤をつかって新型コロナウイルスを除菌することについては、厚生労働省のWEBサイトで詳しく説明されています。

厚生労働省の『新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について』というページに、ウイルス対策ができる界面活性剤についてまとめられています。

一番上には「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)」と書かれています。

下から3つ目には「ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)」とあります。

この2つは「アリエール除菌プラス」に含まれているんですよね!

ただし厚生労働省によると、新型コロナウイルスに対して効果を発揮するには、0.1%以上、0.2%以上と一定量が必要なことも記されています。

なので洗濯槽に一定量いれたとき、除菌ができるくらいの量があるのかどうかまではわかりません。

でも2つも入っていますし、この界面活性剤が入っていない洗剤よりは除菌効果があるかと思います!

ここで気になるのは、界面活性剤の濃度です。

ほかのアリエールシリーズは、界面活性剤の濃度は大体26~27%くらいです。

でも「アリエール除菌プラス」の界面活性剤の濃度は、32%とかなり高めでしたね。

洗濯槽水の濃度が高くなるほど、除菌効果は高くなります。

界面活性剤濃度が32%は結構多いなと思ったのですが……そこを考えると、32%はちょうどいい濃度なのかもしれませんね。

ボトルに記載されていない成分も除菌に関わる?

公式WEBサイトに詳しい成分情報が公開されていませんので、ボトルに書かれていることしかわかりません。

でも使用されている界面活性剤は、ボトルに記載されているものだけではないと思います。

もしかしたらそのなかに、除菌効果が高い界面活性剤があるかもしれませんね。

これはわたしの予想ですが……「アリエール除菌プラス」には両性界面活性剤が含まれているかもしれません。

アニオン界面活性剤が使われているので、カチオン界面活性剤は使われていないと思います。

でも両性界面活性剤なら、使われている可能性はゼロではありません。

ただしここはわたしもあまり詳しくなくって、茂木さんが昔、原料ディーラーさんから聞いた話、とまた聞きした話で恐縮なのですが……。

どうやら両性界面活性剤は、液性によって種類がかわるそうなんです。

もしも液がアルカリ性だったら、両性界面活性剤はアニオン界面活性剤になります。

もしも液が酸性だったら、両性界面活性剤はカチオン界面活性剤になります。

カチオン界面活性剤は除菌効果が高いのが特徴ですよね!

「アリエール除菌プラス」は酸性ですし、両性界面活性剤を入れることで、カチオン界面活性剤と同じ効果を出しているかもしれません。

どうして両性界面活性剤がカチオン界面活性剤になるのか?など、わたしもよくわからないので……もしも詳しい方がいらっしゃったら、是非教えてください〜!

酸性による除菌効果

「アリエール除菌プラス」に除菌効果がある理由、最後に考えられるのは液性です。

何度もお伝えしている通り、「アリエール除菌プラス」は酸性でしたね。

実は酸性にしていることで除菌効果が高まる、ということも考えられます。

酸による除菌効果をイメージしやすいのはお酢ですね!

お酢には除菌効果があるので、しめ鯖やお寿司のように、食べ物が腐りにくいようにと使われることがあります。

「アリエール除菌プラス」も成分情報をみるかぎり、クエン酸を入れて酸性にしているようですね。

それに酸性にすることで、除菌以外の効果も出てきます。

茂木さんが作っている水垢用洗剤「茂木和哉」が酸性のように、酸には水垢や金属石けんカスを落としてくれる効果があります。

なので「アリエール除菌プラス」でお洗濯をすれば、洗濯槽に金属石けんや水垢がついてしまうことを予防してくれますね。

油系の汚れへの洗浄力は落ちてしまいますが、金属石けんや水垢の予防は出来ると思います!

「アリエール除菌プラス」の酸性度を実際に測定してみる

「アリエール除菌プラス」は液性が酸性であるため、除菌効果があるのではないか、というお話をしました。

そうなると、つぎに気になるのが「実際はどれくらいのpHなのか?」ですよね!

パッケージのボトルには「まぜるな危険」と書かれているので、pHは3.0以下であると予想されます。

でももっと正確なpHを調べるために、pH測定器を使って、実際のpHを測ってみましょう♪

まずは原液のpHを測定します。

pH測定器を入れると……pHは2.3です。洗濯洗剤のなかでは低いですね。

ですがpH2.3は、それほど酸性度が高いということではありません。

わたしが住んでいる秋田県にある玉川温泉はたしかpH1台です。それを考えると、ものすごく低いということではないような気がします。

つぎは実際にお洗濯につかうときのpHをみてみましょう。

お洗濯をするときには、原液のままでは使いませんよね。洗濯槽にいれるので水で薄まるはずです。

「アリエール除菌プラス」の裏面を見ると、使用量の目安は「水45リットルに対して45ml」と書かれています。

なので450グラムの水を用意して、0.45mlだけ「アリエール除菌プラス」を入れれば、洗濯槽の同じくらいの濃度になりますね!

ですがスポイトが0.25mlずつしか計測できないので、今回は0.5ml入れますね。

濃さを洗濯槽のなかと同じようにするために、水道水の量は500mlにします。

スポイトで使用量の目安と同じ濃度の洗浄液を作りました。

この状態のpHも測ってみましょう!

……とその前に、今回の検証で使う水道水のpHも測る必要がありますね。

コップに水道水をいれて、pH測定器を入れると、なにも入れていない状態の水道水のpHは6.3です。

そして「アリエール除菌プラス」を使用量の目安と同じ濃度になるようにいれた洗浄液のpHは……3.7です!結構低いですね。

これは家庭用品品質表示法のくくりだと、弱酸性になります。

なので「アリエール除菌プラス」でお洗濯をすれば、洗濯槽のなかについてしまう金属石けんカスや水垢がつきにくくなるのかなと思います。

ほかにも洗濯物が色落ちがしにくいというメリットがありますね。

剣道の道着のような藍染されているものを洗うときは、色落ちしないようにお酢で洗いますよね。

あれも酸の効果を使っていて、酸性にすることで色落ちを防いでくれるんです!

「アリエール除菌プラス」と普通のアリエール、どっちを選ぶ?

というように、「アリエール除菌プラス」についてお話をしてきました。

洗浄力重視で洗剤を選ぶ方であれば、選択肢には入ってこないのかなと思います。

洗浄力を重視されるのであれば、これまでのアリエールシリーズを選ぶと良いでしょう。

弱アルカリ性で酵素が入っているものを選ぶといいと思います。

ですが除菌をしたい、生乾き臭の対策をしたい、ということであれば「アリエール除菌プラス」を選んでもいいですね。

生乾き臭はイヤな臭いを出す雑菌が繁殖することが原因です。

その菌をやっつけたり抑えたりすることで、ニオイを防止できます。

ただし最近よく売られている速乾タイプの化学繊維のお洋服は、特有のニオイがありますよね。

そのような衣類には、除菌効果のある洗剤よりも、皮脂汚れをしっかりと落としてくれるタイプの洗剤を選んだ方がいいと思います。

「アリエール除菌プラス」で洗浄力を高めるコツは?

洗浄力よりも除菌効果に特化した「アリエール除菌プラス」ですが、それでも洗浄力を高める方法はあります。

それは酸素系漂白剤と併用して使う方法です!

酸素系漂白剤といえば、液体タイプの「ワイドハイター」や粉末タイプの「オキシクリーン」、過炭酸ナトリウムがありますね。

でも「アリエール除菌プラス」と併用する場合は、液体の酸素系漂白剤を使ってください。

液体タイプの酸素系漂白剤は、液性が酸性です。

なので「アリエール除菌プラス」と一緒に使っても、効果が失われてしまう、ということはありません。

ただし「オキシクリーン」や過炭酸ナトリウムのような粉末タイプの酸素系漂白剤は、洗濯槽に洗剤と一緒にいれても効果はほとんどありません。

どうしても粉末タイプの酸素系漂白剤を使うのであれば、一緒に使うのではなく、つけ置き洗いを前後のどちらかに行う方法を取りましょう。

前洗いとしてつけ置き洗いで汚れを落とし、一回すすいでから洗濯機で洗う。

もしくは最初に「アリエール除菌プラス」で洗って、落としきれない汚れがあったら、その汚れだけ粉末タイプの酸素系漂白剤でつけ置き洗いをする、という方法がいいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「アリエール除菌プラス」について、詳しくお話をさせていただきました。

詳しい成分情報がまだ公式サイトに載っていなかったので、はっきりとしたことはお伝えできなかったかもしれません。

詳しい成分情報が掲載されたら、またお話をさせていただきますね!

洗剤の成分については、わたしもまだまだ勉強中です。

もしかすると今回ご紹介したことのなかにも、勘違いをしていることもあるかもしれません。

成分についてや界面活性剤について、もっと詳しい方がいらっしゃったら、是非教えてください……!

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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