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【感染症対策】キッチンハイターでトイレの除菌!最適な薄め方と掃除法をご紹介

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

コロナウイルスにノロウイルス、ロタウイルスに大腸菌群……と、トイレはなにかと菌が気になる場所ですよね。

家庭内での感染症を予防するには、トイレの除菌も大切です。

そこで今回は花王さんの「キッチンハイター」を使って、除菌に重点を置いたトイレ掃除をしていこうと思います♪

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

拭き掃除の前にまずはホコリ取り

しっかりと除菌をするためには、拭き掃除を始める前に、ホコリを丁寧にとっておかなければいけません。

先に「ウェーブハンディワイパー超ロングタイプ」を使って、トイレ全体のホコリをとっていきます。

まずはトイレ便器の表面にあるホコリからとっていきますね。

ロングタイプなので、トイレのタンクと壁の間の狭いところも、しっかりとホコリ取りができます!

ハンディワイパーがあると、手を伸ばしたり、大きく身体を動かさなくていいので楽ですね。

特にトイレの裏にはくぼみがありますよね。ここのホコリはしっかりと取っておきましょう!

便器の側面もしっかりホコリを取ります。

コンセントの上や、水栓金具まわり、そして巾木にあるホコリもとっておきましょう。

そして最後は、トイレの床のホコリをとって行きます。

ハンディワイパーの首のところを曲げてあげると、ホウキのようにして使うことができます。

1本で細かいところ、壁、床とトイレ全体のホコリ取りができるのは嬉しいですね。

これでトイレのホコリ取りはおしまいです!

トイレの除菌に最適な塩素濃度

「キッチンハイター」の希釈液の最適な濃度は?

ホコリ取りが終わったら、拭き掃除の準備をしていきましょう。

今回、トイレの拭き掃除に使う「キッチンハイター」は、塩素濃度が高いので、原液で使うことはできません。

なので水道水で薄めて使おうと思います。

拭き掃除に使うときは、次亜塩素酸ナトリウムが0.05%になるように薄めましょう。

次亜塩素酸ナトリウムは「キッチンハイター」の主成分となっている塩素系で、ボトルの成分表にも一番初めに書いてあります。

この塩素濃度が0.05%であれば、コロナウイルスやノロウイルス、ロタウイルス、大腸菌などなどのほとんどの菌を除菌できます!

でもここで気になるのが……「どのくらいに薄めたら、塩素濃度0.05%になるのか?」ですよね。

残念ながら「キッチンハイター」のボトルには、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が記載されていません。

なので花王さんの公式WEBサイトを見てみましょう♪

花王さんのQ&Aのコーナーに「花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?」という質問があって、詳しく回答がされています。

回答には『「ハイター」と「キッチンハイター」は次亜塩素酸ナトリウム濃度が6%になるように生産されています。』と書かれています。

どうやら今回使う「キッチンハイター」はもともとの濃度が6%のようです。

でも回答の下のほうをみると、ちょっと気になる表があります。

表には、水にどれくらいの「キッチンハイター」をいれればいいのかが書かれています。

左側をみると『生産時の濃度6%の場合』『購入から3カ月以内』『購入から1年以内』『購入から3年以内』と分かれていますね。

どうやら時間がたつにつれて、たくさんの「キッチンハイター」を必要とするようです。

「ハイター」や「キッチンハイター」に限らず、次亜塩素酸ナトリウムが入っている塩素系全般に入れることなのですが、長く保管していると、塩素濃度が飛んで行ってしまいます。

塩素系漂白剤のボトルは、どれも色が付いたボトルに入っていますね。透明のボトルでは売られていません。

塩素は日光でも飛んでしまいやすいので、少しでも塩素が飛んでいかないようにするために、光が当たらない色にしているんですって。

塩素は開封していなくても、ジワジワと飛んで行ってしまいます。

なので「購入してからどれくらいの時間が経ったか?」が重要なんですね。

できれば今度からは、購入した日を「キッチンハイター」のボトルにマジックで書いておいた方がいいかもしれません!

「キッチンハイター」で希釈液をつくる

今回使う「キッチンハイター」は、たしか3ヶ月以内に購入したかと思います。なので表では上から2番目になりますね。

そして塩素濃度0.05%の希釈液を作りたいので、表の右から2番目を参考にします。

花王さんの表をみると、水1リットルに対して、キャップ0.4杯(10ml)は必要なようです。

でも今回のトイレ掃除では、1リットルも使いません。

100mlもあれば十分なので、「キッチンハイター」の量は1mlにして作ろうと思います!

用意するのはキッチンスケールとお掃除用の桶です。

まずはメモリを0に合わせて、「キッチンハイター」を1グラム(1ml)だけ入れます。

ついつい多く入ってしまうので、慎重に入れていきますよ〜。

次は水道水をメモリが100グラムになるまで入れます。

合計100.5グラムと0.5だけ多くなってしまったのですが……誤差の範囲でしょう!

これで「キッチンハイター」100倍希釈液、次亜塩素酸ナトリウムの濃度は0.05%の液ができました。

軽く桶を回すようにかき混ぜると、少しだけ泡立ってきました。これは界面活性剤のはたらきです!

普通の「ハイター」には界面活性剤が入っていないのですが、「キッチンハイター」には油汚れも落とせるように界面活性剤が入っています。

なのでかき混ぜると、少しですが泡がでてくるんですよ~!

作った除菌液を桶からビーカーに移して、お掃除用のスプレーボトルに入れ替えます。

もちろん、初めからスプレーボトルで希釈液を作っても問題ありません!

「キッチンハイター」の希釈液ができたら、早速拭き掃除に使っていきましょう♪

「キッチンハイター」100倍希釈液のpHは?

拭き掃除を始めていきたいところですが……せっかくですので「キッチンハイター」の希釈液のpHも測ってみましょう。

アルカリ度が高いと、それだけで皮脂汚れを落としてくれます。

「キッチンハイター」はもともとアルカリ度が高いのですが、水で薄めたときのアルカリ度はどれくらいなのかが気になります!

まずは水道水のpHを測ります。実は地域によってpHは異なるんですよ。

ビーカーに水道水をいれてpH測定器ではかると……水道水のpHは6.7です!これは中性ですね。

そして今回つくった、「キッチンハイター」1グラム、水道水99グラムの「キッチンハイター」100倍希釈液のpHを測定します。

100倍希釈液なので、かなり水で薄まっています。

pH測定器を入れると……なんとpHは10.7です!

100倍に薄めても、まだアルカリ度は高いですね。

pH10.7というと、過炭酸ナトリウムと同じくらいのアルカリ度です。

これなら皮脂汚れもしっかり落としてくれると思います!

除菌しながらトイレの拭き掃除

ペーパータオルを用意

さて、それではトイレの拭き掃除を始めていきましょう。

拭き掃除に使うのは「洗って使えるペーパータオル」です。今回は2枚用意しました。

1枚は半分に折って、ハサミでカットします。

半分に切ったペーパータオルは「クイックルミニワイパー」にセットして、のちほど拭き掃除に使います。

「クイックルミニワイパー」はトイレの拭き掃除用シートを付けて使うものなのですが、ペーパータオルもセットすることができます!

そしてカットした残りの半分のペーパータオルには、希釈してつくった除菌水をスプレーします。

それでは除菌水をつけたペーパータオルで、トイレの拭き掃除をしていきます!

手が触れる場所を拭き掃除

まずは一番手で触れることが多い、リモコンを拭いていきます。

下にあるトイレットペーパーのホルダーも、しっかりと拭いていきましょう。

ここも手が触れる場所ですからね!

つぎはドアの取っ手を拭いていきます。

もちろん取っ手だけではなく、トイレのドアは一面をしっかりと拭いていきます。

次はトイレの電気のスイッチカバーも拭いていきます。

もちろんその周りのクロスもしっかりと拭いていきますよ!

便器の外側を拭き掃除

つぎはトイレの本体を拭いていきます。

便器の溝の部分もしっかりと拭いていきたいですね。フタの横をもって、そのまま外してしまいましょう!

いろんなところを拭いてきたので、ここで一旦新しいペーパータオルに交換します。

またペーパータオルに除菌水を吹きかけて、一番キレイな状態で便座を拭いていきます。

先ほど外したフタの内側を拭いていませんでした!フタの内側もしっかりと拭いていきます。

拭いたらフタをもとの場所に戻します。

つぎは便座の裏を拭いていきましょう。

便座を持ち上げて、外側のフチの部分、そして内側のフチの部分と丁寧に拭いていきます。

便座の裏側全体を拭いたら、いよいよ陶器の部分を拭いていきます。

まずはここの隙間を拭いていきましょう。隙間には汚れがたまりやすいですよね。

お掃除しにくい場所なので、横のレバーを引っ張って、便器を少し浮かせます!

浮いた状態なら、手も入るので隙間もしっかりと拭くことができます。

便器の中は除菌水をスプレー

次は便器の中を拭き掃除していきます。

便器の中はペーパータオルではなくトイレットペーパーで拭いていこうと思います。

水滴があると除菌水の塩素濃度が薄くなってしまいます。

なのでまずは乾いたトイレットペーパーで便器に残っている水滴を拭いていきましょう。

そしてスプレーで除菌水をスプレーします。

吹きかけるだけで十分除菌効果はあるので、これで便器の内側のお掃除は完了です!

床や壁は「クイックルミニワイパー」でカンタン除菌

残す場所は、便器の外側と床、そして壁ですね。

先ほどペーパータオルをセットした「クイックルミニワイパー」を用意します。

ペーパータオルにたっぷりと除菌水を吹きかけて、まずは壁から拭いていきます。

便器と壁のあいだは狭いのですが、奥までしっかりと拭くことができます!

壁を拭いたら、ウォシュレットの奥の方を拭いていきます。

便器の下のほうも拭いていきます。

この陶器の部分はすこしカーブしているのですが、「クイックルミニワイパー」はヘッドが回転してくれるのでしっかりと拭くことができます。

便器の手前にあるU字になっているところは「クイックルミニワイパー」が得意とするところです。

ワイパーの横のところがすこしくびれているので、カーブにしっかりとフィットしてくれます!

ワイパーの黒いところを見てもらえれば分かりやすいと思います♪

最後は床全体を拭いていきましょう。

これで拭き掃除は完了です!

もしも塩素で傷んでしまう素材があるのであれば、このあとに水拭きをする必要があります。

我が家のトイレにあるもので、塩素に弱い素材としては、床にある水栓金具でしょうか?

でもそれ以外に塩素に弱いものはないので……今回は水拭きはしないでこれでおしまいにしようと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「キッチンハイター」を使って、トイレの本体、床、壁とトイレ室内全体の拭き掃除をしていきました。

お掃除を終えたばかりですが、ハイター特有の塩素臭はしていません。

「キッチンハイター」を使った除菌方法は、コロナウイルス以外の感染症対策にもなりま

す。

100倍希釈とかなり薄めたのですが、これでも十分除菌効果があるんです。

定期的にお掃除をして、感染症対策に努めましょう!

今回のお掃除法も、是非参考にしてもらえたらなと思います♪

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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