中性洗剤の洗浄力をさらにアップさせるお風呂掃除&汚れ防止法
こんにちは、のぞみです。
みなさん、お仕事などで忙しい日のお風呂掃除って、どこまで丁寧にされていますか?
バスタブだけでなく、洗い場やカウンター、ドアや壁面の高い場所……と、しっかり丁寧にお掃除している!という人は、あまり多くないのではないでしょうか?
わたしもですが、平日はバスタブだけお掃除するのが精いっぱい、という方も多いのかなと思います。
今回はそんなお仕事や家事、子育てで毎日忙しい方に、是非読んでいただきたい「お風呂のバスタブのお掃除」にまつわるお話です!
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
新品のバスタブは中性洗剤で優しく洗おう
わたしは平日のお風呂掃除は、ササッとバスタブだけ洗うのが精いっぱいです。
でもササッと洗う程度だと、やっぱり汚れがたまってしまうんですよね。
我が家のお風呂は使い始めてから6年ほどたっています。
使い始めてだいぶ年数がたっているので、毎日お掃除をしていても落ちてこない汚れが目立ってきました。
ちょっと汚れを見てみましょう。
カメラ越しでも見えますでしょうか?
水がたまるラインが変色していますよね。これは銅石けんの汚れです。
あとはバスタブのヘリのところに、白っぽいウロコ状の汚れがついてしまっています。
カメラ越しだとちょっとわかりにくいかもしれませんが……。
というように、いくら毎日洗っていても、ガンコな汚れは年々ついていってしまいます。
また、お見せしたようなガンコな汚れだけでなく、バスタブの内側には皮脂汚れがこびりついています。
これが新品のバスタブなら、そこまで汚れはつきません。
新品のバスタブには表面に「クリア層」というコートがされています。
なので汚れがそもそも付きにくく、付いたとしてもすぐ落ちるようになっています。
でも長くバスタブを使っていると、クリア層が落ちていってしまうので、汚れやすくなってしまうんですよね。
バスタブのクリア層は、普段のお掃除で強力な洗剤を使っていると、取れやすくなってしまいます。
一度クリア層が剥がれてしまうと、ガンコな汚れが付いてしまいやすく、中性洗剤程度では汚れが落とせなくなってしまうんですよね……。
なのでいま新しいお風呂を使っているという方は、できるだけ「バスマジックリン」のような中性洗剤を使ってお掃除をするのがいいのかな、と思います。
中性洗剤の洗浄力をうまく発揮させる方法
ですが中性洗剤はマイルドな洗剤ですので、アルカリ性洗剤や酸性洗剤よりもキレイにならない、と感じる方もいらっしゃるかと思います。
中性洗剤の洗浄力をもっとアップさせたい!という方は、「お風呂の掃除のタイミング」「汚れの予防」をしてみるといいですね。
つぎはこの2つについて、詳しくお話をしたいと思います♪
お風呂掃除はお風呂があたたかい時に
まず中性洗剤を上手に使うために、「お風呂の掃除のタイミング」を調整してみましょう。
お風呂を使ってすぐに掃除をすれば、汚れがとても落ちやすくなりますよ。
お風呂に多い皮脂汚れは、洗剤だけでなく熱のはたらきでも落とすことができます。
あたたかい状態でお掃除をすれば、中性洗剤を使う量も少なくてすみますし、なんならお湯だけでも汚れが落ちてくれます!
……とわかっていても、なかなかお風呂掃除の時間って調整できないんですよね。
茂木さんのおうちも、小さいお子さんがいらっしゃるので夜のお風呂あがりの時間はいつも忙しいそうです。
朝もバタバタとしているそうで「結局お風呂掃除ができるのは、使ってから24時間近くたった夕方になってしまう」とお話していました。
お風呂を使った直後のあたたかい状態の方が、汚れが良く落ちるんですけどね……。
ということで次は、汚れを防止する方法についてお話をしたいと思います!
水分をふき取ってカビ&水垢予防
中性洗剤を上手に使うためには、そもそもガンコな汚れを作らないことが大切です。
お風呂にできやすいガンコな汚れといえば、水垢やカビが思いつきますよね。
ここで水垢やカビができる仕組みについて見ていきましょう!
カビは①温度②エサ③水分の3つの条件がそろうと生えてきます。
意外かもしれませんが、このなかの条件を1つでもなくすことができれば、カビは生えてこないんですよ!
①温度について、カビが生えやすい適温は25度前後です。
お風呂場の温度を調整するのは難しいので、②エサか③水分の原因をなくしたほうが早いですね。
②エサとは、カビのごはんとなるもののことです。
具体的には、皮脂汚れ、石けんカス、洗剤残りなどがカビのエサになっていきます。
お掃除をすればカビのエサを無くすことができますが、実はこれも結構難しいんですよね……。
しっかりとお掃除したつもりでも、意外と汚れやカビ菌は残ってしまいます。
そして③水分はイメージできますね!
ジメジメとしている場所や季節は、カビがすぐに生えてしまいます。反対に、カビは水分がないと生きていけません。
この3つの条件が重なることで、カビは生えてきます。
なので水分をしっかりとふき取ることが、カビを予防する一番の手なんです!
つぎは水垢ができる仕組みについて見ていきましょう。
水垢は水に含まれるミネラル分が原因の汚れです。水分だけ蒸発して、ミネラルだけ残ってしまうと水垢になります。
……ということは、お風呂掃除をしたあとマイクロファイバークロスで水気を拭きとると、カビと水垢の両方を予防することができるんです!
なので平日のお仕事終わりなんかは少し手間ではありますが、このひと手間がお風呂掃除をラクにするための秘訣です。
お風呂全体を拭くのは大変だとしても、最低限バスタブのヘリのところだけでも拭くと良いですね。
バスタブにはカビは生えにくいですし、もし生えたとしても、根っこが生えにくい場所なのですぐ落とせます。
でもバスタブのヘリのほうにあるコーキングはカビが生えやすい場所ですし、一度生えてしまうと落とすのも大変です……。
カビが生えやすい場所、水垢が目立ちやすい場所だけでも、マイクロファイバークロスで水気を拭いておくといいかな、と思います♪
実際にお風呂掃除をしてみました
次にわたしが平日にしている、お風呂掃除の様子をご紹介しようかなと思います!
我が家では夕方にお掃除をしています。先ほどお話した通り、本当はお風呂があたたかいうちにお掃除できればいいのですが……なかなか忙しくてできていないんですよね。
お掃除ではまずはじめに、シャワーでバスタブ全体を濡らします。
そして「バスマジックリン」を7回ほど、バスタブ全体にプッシュします。
そして「激落ちくんお風呂まるごとバスクリーナー」を使ってこすり洗いします。
「激落ちくんお風呂まるごとバスクリーナー」は長い柄がついているので、バスタブの中に入ってしゃがまなくてもお風呂掃除ができます。
持っているのはショートタイプなのですが、もっと長いミドルタイプというものもあるようです。
長い方が奥まで届くのでもっとお掃除が楽そうですよね~!
でもわたしは収納するときのスペースの都合で、あえてショートタイプを購入しました。
バスクリーナーでは、お風呂のすみっこのほうを重点的に洗うよう、意識しています。
あと意識して洗っているのは、お風呂場の手すりですね。てすりの上のほうはもちろん、忘れがちな下のほうも洗っています。
掃除するときは上からみていますが、お風呂に入っているときは下から見ることが多いですからね。
お風呂にはいっているときに洗い忘れに気が付くなんてこと、よくありますよね……。
全体を洗い終わったら、最後はシャワーで流します。
すすぐときは洗剤が流れていくように、上から順番にすすいでいきます。
ところで、今回のお掃除で使っている「バスマジックリン」は2020年あたりにリニューアルされていて、界面活性剤が変更されています。
リニューアルされてから、前のものよりも泡切れが良くなったなぁと思います。
もしかするとリニューアル時に泡切れについても改良されたのかもしれませんね。
界面活性剤が変わったことで泡切れがよくなったというよりも、なにか別の成分による影響かとは思いますが……。
そしてこのお掃除の最後に、マイクロファイバークロスで水滴をしっかりと拭けば、バスタブはよりキレイな状態をキープできますね!
中性洗剤でも洗浄力アップ!?アレンジ方法をご紹介
というように我が家では中性洗剤をつかって普段はお掃除しています。
ですが汚れが付きっぱなしの状態で24時間近く放置していますし、どうしても落とせない汚れが出てきてしまいます。
なので週に1〜2回程度、すこしアレンジをした洗剤でお風呂掃除をしています!
つぎはそのアレンジ方法を2つご紹介しますね♪
酸性バスクリーナーで水垢・金属石けんカス対策
使う洗剤は「バスマジックリン」のままですが、これにあるひと手間を加えて「酸性バスクリーナー」にしていきます。
先ほどのお掃除では、バスタブに向かって「バスマジックリン」をプッシュしましたが、今回は桶に向かって「バスマジックリン」をプッシュします。
先ほど同じく、「バスマジックリン」を7回プッシュしました。
そして「クエン酸」をひとつまみパラパラと入れて、手でそのまま混ぜてしまいます。
これで酸性のバスマジックリンができました!
酸性洗浄剤は水垢や金属石けんカスへの洗浄力が高くなります。
なので中性洗剤だけでは落ちにくかった汚れも、一度に落とすことができるんです♪
酸性バスクリーナーができたら、あとは先ほどと同じようにバスブラシにつけて洗っていきます。
もちろん、クエン酸ではあまりガンコな水垢は落とすことができません。
あくまで週に1,2回程度、それほど目立っていない水垢のときに使ってみてくださいね。
また、クエン酸程度とはいえ酸性バスクリーナーですので、中性洗剤よりも素材に与える影響は大きくなります。
なので新しいバスタブの場合は、クリア層が取れてしまう恐れがあるので、あまり頻繁に使わないほうがいいと思います。
酸性洗剤よりも中性洗剤のほうが、バスタブには優しいですからね。
でも、お掃除をしないでいるとどうしても水垢がついてきてしまいます。
なので
・少し手間でも、毎日水気をふき取って、そもそも水垢を作らないようにする
・クエン酸をいれた酸性バスクリーナーを頻繁に使って、水垢が育っていない状態のときに落とす
・できる限り中性洗剤を使って、水垢が育ってきたときに強めの酸性洗剤で落とす
のいずれかの方法を取るのがいいのかな、と思います。
どちらが正しい、ということはありませんが、ご自身にあったお掃除法をしてみるといいですね!
アルカリ性バスクリーナーでガンコな皮脂汚れ対策
もう一つ、「バスマジックリン」をアレンジしてお掃除する方法をご紹介します。
先ほどはクエン酸をいれて酸性バスクリーナーにして、水垢や金属石けんカスを落とす方法をご紹介しました。
今度はその逆、アルカリ性バスクリーナーを作る方法をご紹介いたします!
最近のバスタブは、汚れが付きにくい・落ちやすい素材で作られていますし、そもそも皮脂汚れってそこまでガンコな汚れではありません。
なのでバスタブに皮脂汚れがガンコについている、と感じることは少なくなっているかもしません。
ですが時間がたってクリア層が取れてしまっているバスタブだとちょっと話は変わってきます。
使い始めてから年数がたっていて、ガンコな皮脂汚れがついてしまいやすい。
そんなお風呂の掃除にオススメしたいのが「バスマジックリン」にセスキ炭酸ソーダを混ぜる方法です。
アルカリ性にすることで、皮脂汚れを落とすことができます。
実際に洗浄液を作ってみましょう。
先ほどと同じように、桶に7回「バスマジックリン」をプッシュします。
そして「セスキ炭酸ソーダ」をひとつまみ入れて、グルグルと指でかき混ぜます。
これでpHが10程度の洗浄剤が出来上がりました!
花王「バスマジックリン」は中性のお風呂用洗剤なのですが、最近のお風呂用洗剤はほとんどが弱アルカリ性なんです。
バスクリーナーの液性については、このあいだ茂木さんが、大手のバスクリーナー9種類のpHを測定していました。気になる方はこちらの動画をご覧ください!
この動画によると、ライオンさんの「バスタブクレンジング」と「おふろのルック」、そしてジョンソンさんの「スクラビングバブル」の液性は弱アルカリ性。pHは10くらいだそうです。
なので「バスマジックリン」にセスキ炭酸ソーダを入れれば、同じくらいか少し低いくらいのpHになりますね。
「弱アルカリ性のバスクリーナーが売っているのなら、わざわざバスマジックリンを加工する必要はないんじゃない……?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに加工する手間が面倒な方は、初めから「バスタブクレンジング」や「おふろのルック」のような弱アルカリ性のバスクリーナーを選んでみるのもいいですね。
同じバスタブを5年10年と長く使っていると、皮脂汚れもつきやすくなっていますしね。
でもわたしとしては、普段のお風呂掃除は、中性洗剤を使ったほうが素材への負担が少なくていいのかな、とも思います。
なのでわたしは、いつものお掃除は中性バスクリーナーの「バスマジックリン」で。
ちょっと汚れがついているときに、クエン酸やセスキ炭酸ソーダを混ぜて液性を調整して、特定の汚れを落とす、というお掃除法をとっています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はお風呂掃除について、中性洗剤でも上手に汚れを落とす方法をご紹介しました。
今回のお風呂掃除の方法も、たくさんあるお風呂掃除法の1つです。
お風呂掃除だけの話ではありませんが、お掃除に絶対の正解はありません。
何年つかっているのか、お掃除にかけられる時間はどれくらいか、ライフスタイルや、お掃除でこだわりたいことなど、いろんな条件を踏まえて、一番いいお掃除法を見つけたらいいのかな、と思います!
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪