除菌効果アップ?「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」「ジョイW除菌」を徹底解説
こんにちは、のぞみです。
近所のドラッグストアにいってきたのですが、食器用洗剤のチャーミーマジカとジョイが新しくなっていて、つい買ってきてしまいました!
買ってきた食器用洗剤は、こちらの4本です。
今回はライオンさんの「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」、P&Gさんの「ジョイW除菌」のパッケージや成分をみながら、どんなところが変わったのか?を見ていきたいと思います♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
ライオン「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」を詳しく解説
チャーミーマジカは速乾+酵素+除菌+の3種類
今回買ってきたチャーミーマジカは緑色の「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌 シトラスミントの香り」と、ピンク色の「チャーミーマジカ酵素+ フレッシュピンクベリーの香り」です。
「チャーミーマジカ酵素+」のボトルの上についているシールには「新商品」ではなく「新提案」と書いてありますので、前からあった商品かと思います。
もともとチャーミーマジカには速乾+、酵素+、除菌+の3種類がありました。
除菌+と酵素+は以前こんなボトルでした。除菌+が真ん中の青いボトル、酵素+は左のオレンジのボトルです。
「速乾+カラッと除菌」は「速乾+」にカラッと除菌が加わってリニューアルされたようです。
リニューアル前の「速乾+」だけものは、ボトルがどこかへ行ってしまいました、ごめんなさい……!
3つともパッケージの表面には「除菌」という文字があります。
左側の「酵素+」には左側に「スポンジ除菌」、真ん中の「除菌+」にも「除菌 まな板 スポンジ」そして「速乾+」にも大きく「除菌」と書かれていますよね。
「除菌+」しか除菌できないというものではなく、3種類とも除菌はできるようですね。
後半にご紹介する「ジョイ」もそうなのですが、新型コロナウイルスが流行し始めてから、除菌への関心が高まり、洗剤でも除菌効果をアピールしているような感じがします。
チャーミーマジカ3種類の成分を見比べてみる
次はチャーミーマジカ速乾+のリニューアル版「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」、そして同じくチャーミーマジカシリーズの「チャーミーマジカ酵素+」「チャーミーマジカ除菌+」の成分を見比べていきましょう。
1つ目はチャーミーマジカ速乾+のリニューアル版「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」のパッケージに書かれている成分です。
「界面活性剤(25%アルキルアミンオキシド、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、除菌剤、安定化剤、pH調整剤」と書いてあります。
pH調整剤を入れることで、液性を中性にしているようですね。
チャーミーマジカシリーズはすべて液性が中性でできています。
中性だと弱アルカリ性の洗剤に比べ洗浄力は落ちてしまいますが、手肌への刺激がマイルドになります。
他のチャーミーマジカも見てみましょう。
「チャーミーマジカ酵素+」の成分は「界面活性剤(25%アルキルアミンオキシド、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルスルホン酸ナトリウム)、安定化剤、pH調整剤、酵素」となっています。
酵素+にはやっぱり、成分に酵素が入っていますね。
速乾+の成分と比べると、4つ目にアルキルスルホン酸ナトリウムがありますね。界面活性剤がひとつ多く入っています。
リニューアル前の「チャーミーマジカ速乾+」には入っていた界面活性剤なのでしょうか……?パッケージが手元にないので確認できないのですが……気になりますね。
それ以外は成分の内容も順番も変わりません。
次は「チャーミーマジカ除菌+」の成分を見てみます。
「チャーミーマジカ除菌+」の成分は「界面活性剤(32%アルキルアミンオキシド、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルスルホン酸ナトリウム)、安定化剤、pH調整剤」となっています。
界面活性剤の種類も、「チャーミーマジカ酵素+」とほとんど同じですね。
ひとつ気になるのが、除菌+なのに除菌剤が入っていないことです。
「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」には成分に「除菌剤」と書かれていたのですが……。
ただしパッケージに書かれている成分がすべてではありません。
家庭用品品質表示法では、成分量が1%未満なら記載しなくてもいいとされています。
ちなみに、記載されていれば1%以上、ということでもなく、記載しなくてもいい配合量だけれどあえて書く、ということもOKです。
なので「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」は除菌効果をアピールするために敢えて書くようにした、ということも考えられます(ここは推測ですが……)。
界面活性剤の濃度は泡のスタミナに関わる!
速乾+、酵素+、除菌+の3つの成分を見比べたところ、成分はほとんど同じでしたが1つ大きな違いがありましたね!
それは界面活性剤の配合割合です。
「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」は25%、「チャーミーマジカ酵素+」は31%、「チャーミーマジカ除菌+」は32%でした。
「速乾+カラッと除菌」だけ明らかに低いようですね。
界面活性剤が少ないと、洗浄力自体に違いはでてきませんが、泡のスタミナが減ってしまいます。
洗い物をたくさんしているとき、途中で泡がへたってきて洗剤を追加する、ということがありませんか?
その泡のスタミナに、界面活性剤の濃度が関係しています。
「チャーミーマジカ速乾+」のリニューアル前も濃度が薄かったのか気になるところですが……もしかすると界面活性剤の濃度を低くすることが速く乾く理由なのかもしれませんね。
それか「チャーミーマジカ速乾+」にはいろんな成分を配合しているので、原価を抑えるために界面活性剤の配合割合を抑えているのかもしれません。
成分ひとつとっても、いろんなことが考えられますね……!
「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」はほかのシリーズとなにが違う?
つぎは「チャーミーマジカ」の公式WEBサイトをみて、詳しく見ていきましょう。
「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」には新発売のフキダシが付いていますね。
スタイルに合わせて、酵素+、除菌+、そして速乾+カラッと除菌の3つが選べますよ、となっています。
スクロールしてみると、よくある質問がありました。
『食器用洗剤「Magia(マジカ)速乾+カラッと除菌」はほかのMagia(マジカ)のシリーズとどのような違いがありますか?』という質問をみてみましょう。
ライオンさんからの回答には
『スポンジ、まな板、ふきんの除菌ができ、また、いつも通り洗うだけですすぎの水切れが良く食器が速く乾きます。※すべての菌を除菌するわけではありません。』
とあります。
やはり「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」は、速乾+だけでなく除菌効果もアピールしているようです。
除菌効果だけでなく速乾効果もあるというのは、なんだかお得な感じがしますね♪
速乾と除菌って、別々のもののような気もするのですが、実はふか~く関係しているものなんです。
速乾効果について詳しく書かれているページを見つけたので、次は速乾についてみていきましょう!
速乾だと菌が繁殖しにくい!
菌が繁殖する条件のひとつは水分です。
お風呂場にカビが生えやすいように、水気が多いところは菌が増えてしまいます。
だから菌の繁殖を防ぐには、水気を切るのがいいんですよね♪
速乾+は除菌剤の効果だけでなく、水気を早く切ることで菌を繁殖させない、という効果もあるのでしょう。
「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」の速乾効果について詳しく書かれているページをみつけました。
『Magia速乾+カラッと除菌誕生!
いつも通り洗うだけで、食器が早く乾く ※水切れの速さによる物
まな板・スポンジ・ふきんが、これ一本でしっかり除菌できる ※すべての菌を除菌するわけではありません。』とあります。
『速く乾く!清潔!そのワケは?』
ここが一番気になりますね!詳しく見ていきましょう。
『水切れスピードが圧倒的に速い』
『ヒミツは独自配合の植物繊維由来成分。 この成分の働きで、すべり落ちるような水切れを実現しました。』
と書いてあります。
速く乾く理由は、水切れのスピードが速いからだそうです。
比較している動画があります。写真をみるかぎり、速乾+のほうはお皿にのっている水がまとまっていて、速く流れ落ちていくようですね。
素早く水が流れ落ちていって、お皿の水の量が少なくなるので乾きやすいようです。
さらにその下には、『かけておいて水で流すだけ これ1本で簡単除菌!』と書かれていて、スポンジやふきん、まな板のイラストが描かれています。
速乾+は食器洗いだけでなく、キッチンのものも除菌できるようです。
暑い時期は菌が繁殖しやすいですから、まわりのものを除菌できるのはいいですよね~♪
というように「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」は除菌剤の効果と、速乾性によって菌の繁殖を抑える効果が期待できそうですね!
チャーミーマジカには酵素+、除菌+、そして速乾+の3種類がありました。
除菌もできて速乾性も高いとなると、除菌+を買うよりも「速乾+カラッと除菌」を買ったほうがいい気がします。
酵素+はつけ置き洗いを推奨しているので、使い分けができそうです。
でも正直なところ、速乾、除菌、酵素と3つの効果が1つの洗剤にあればいいのになぁ、とも思います。
「速乾+カラッと除菌」に酵素を追加してもらえると、3種類のなかから選ぶ必要もありませんよね……!
もしもライオンの方が読んでいてくださっていたら、検討していただきたいです(笑)。
P&G「ジョイW除菌」を詳しく解説
つぎはP&Gさんの「ジョイW除菌」を見ていきましょう。
買ってきたボトルの上部には、シールで「20年ぷりのジョイW除菌史上最高改良!」と書かれています。一体なにが改良されたのでしょうか?気になります!
今回はお店に並んでいた緑茶の香りとスパークリングレモンの香りを買ってきました。
「ジョイW除菌」はサイズが大きくなった
「ジョイW除菌」は改良前と後とで、ボトルの大きさが変わりました。
改良前のものも空ボトルが家になったので比べてみます。
改良前のジョイは175ml、新しいジョイはは300mlと容量が大きくなっているようです。
隣に並べてみると、サイズが変わったのがよくわかりますね。
「ジョイW除菌」の成分をボトルでチェック
つぎは改良された「ジョイW除菌」の成分を見ていきましょう。
「ジョイW除菌 スパークリングレモンの香り」の成分は、『界面活性剤((33%アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、粘度調整剤』となっています。
緑茶の香りとスパークリングレモンの香りとでは、成分は全く同じようです。
次は改良前の「ジョイW除菌」の成分を見てみましょう。
改良前の「ジョイW除菌」の成分は『界面活性剤((33%アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、粘度調整剤』
となっています。
あれ……!?ボトルに記載されている成分は、改良前も改良後も全く同じですね……!
いったいどこが改良されたのでしょうか?
もしかすると、ボトルには記載されていない1%未満の成分で変更がされたのかもしれません。
つぎは公式WEBサイトに書いてある成分も見ていきましょう。
「ジョイW除菌」の成分をWEBサイトでチェック
それでは、P&Gの公式WEBサイトに乗っている「除菌ジョイ コンパクト(除菌、緑茶の香り、スパークリングレモンの香り)」について、成分名称、機能/配合目的の順番で読み上げていきます。
水:工程剤
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム:界面活性剤
アルキルアミンオキシド:界面活性剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:界面活性剤
クメンスルホン酸ナトリウム:除菌成分/安定化剤
エチルアルコール:粘度調整剤
コカミドプロピルベタイン:界面活性剤
アルキレンオキサイド共重合物:粘度調整剤
クエン酸三ナトリウム二水和物:除菌成分/安定化剤
塩化ナトリウム:安定化剤
洗浄助剤:洗浄助剤
塩化マグネシウム:安定化剤
水酸化ナトリウム:pH調整剤
香料:香料
防腐剤:防腐剤
着色剤:着色剤
1番目のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムはアニオン界面活性剤、2番目のアルキルアミンオキシドは両性界面活性剤、3番目のポリオキシエチレンアルキルエーテルはノニオン界面活性剤です。
界面活性剤には洗浄力の高いものから順に、カチオン界面活性剤→アニオン界面活性剤→両性界面活性剤→ノニオン界面活性剤と、大きく4つのグループがあります。
「ジョイW除菌」にはカチオン界面活性剤以外すべて配合されているようですね!
この3つはボトルに書かれていましたし、P&Gの洗剤にはよく使われている界面活性剤です。
7つ目の成分「コカミドプロピルベタイン:界面活性剤」はボトルに記載されていない界面活性剤です。
たしかグループでは、両性界面活性剤だったかと思います。
5つ目の成分の「クメンスルホン酸ナトリウム:除菌成分/安定化剤」はボトルには記載されていませんでした。
除菌成分がここで1つ出てきましたね。最近は除菌のニーズが高まっているので、気になるところです!
6つ目の成分の「エチルアルコール:粘度調整剤」も、粘度調整剤として使われているようですが、実は除菌効果もあります。
「防腐剤:防腐剤」も防腐剤として使っているのだと思いますが、これにも除菌効果があります。
除菌効果のある成分が、結構たくさん含まれているようですね!
8つ目の「水酸化ナトリウム:pH調整剤」は、洗剤のアルカリ度を高めるはたらきがあります。
液性を弱アルカリにすることで、中性よりも油汚れが落ちやすくしてくれるんですね。
というように、何種類もの界面活性剤を配合し、さらに弱アルカリ性にすることで汚れを落としやすくしているようです。
さらに除菌効果のある成分もいくつか配合されていました!
「ジョイW除菌」が除菌力の秘密は「洗浄力」
さきほど「チャーミーマジカ」のところで「菌が繁殖する条件のひとつは水分」とお話しましたが、実は菌が増える条件はもう一つあるんです。
それはカビのごはんとなる”汚れ”です。
食器には油汚れがたくさん付いていますからね。しっかりと落とさないと菌が繁殖してしまいます……!
P&Gさんの「ジョイ」には洗浄力の高さから、雑菌の繁殖を阻止する効果が期待できます。
「ジョイW除菌」の公式WEBサイトを見てみましょう。
『除菌ジョイコンパクトシリーズ ヌルヌルの菌の巣も油汚れもWで除去!』
『ぬめりの原因は油汚れと菌の巣!? 菌は油汚れを食べてブルブルした菌の巣に!』と書いてあります。
やはり「ジョイW除菌」は油汚れをしっかりと落とすことで、菌の繁殖を抑える、という仕組みのようですね!
ちなみに食器用洗剤を作っている大手メーカーさんには、ライオンさん、P&Gさん、花王さんとありますが、なかでもP&Gさんは洗浄力の高い洗剤を作っています。
特に「ジョイ」シリーズは液性を弱アルカリ性にすることで、油汚れが落ちやすくなるように作られています。
洗浄力が高いということは、そのぶん手肌への刺激も強くなってしまうのですが……雑菌の繁殖を抑える、という意味ではかなり期待ができそうです。
「ジョイW除菌」のWEBサイトにも『新しくなった除菌ジョイはパワーアップした洗浄力と除菌力』と書かれています。
ただWEBサイトのいろんなところを探しても、「ジョイW除菌」は改良前後でなにが変わったのかは明らかにされていません。
具体的にどんなふうに洗浄力を高めているのか……とても気になります!
界面活性剤やそれ以外の成分でなにか増えたものがあるのか?
もしくは配合割合を買えたのか?
界面活性剤の割合が33%のままだとしても、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤の配合割合を変えたのか……?
正直なところ、なにが変わったのかが書かれていないので、どのくらい洗浄力がアップしているのかはわかりません。
ですが、「ジョイW除菌」は液性が弱アルカリ性であること、洗浄力の高いアニオン界面活性剤が使われていることから、比較的洗浄力の高い食器用洗剤である、と言えそうです!
まとめ メーカーによって除菌力アップの方法が違った!
いかがでしたでしょうか?
今回は「チャーミーマジカ速乾+カラッと除菌」と「ジョイW除菌 」の2つの食器用洗剤について詳しくみていきました。
2つとも除菌効果をアピールしていましたが、除菌効果を高める方法には大きな違いがありましたね!
菌が繁殖するには、水分と栄養(汚れ)が必要です。
「チャーミーマジカ」は水分に注目し、「ジョイ」は栄養(汚れ)に注目していました。
「チャーミーマジカ」には酵素+、速乾+、除菌+の3種類ありますが、速乾+には除菌効果もあるので、除菌+よりも期待できそうです。
「ジョイW除菌」は、洗浄力アップの理由はわかりませんでしたが、菌のごはんとなる油汚れをしっかりと落としてくれそうです。
ただしどの洗剤メーカーさんも、新しい洗剤を出と必ず「洗浄力アップ」と言うので、今回もちゃんとアップしてくれてるの?と少し疑いたくなるところですが……。
それでも「ジョイ」シリーズはもともと洗浄力が高い洗剤ですので、洗浄力強めの洗剤を探している人にはオススメできます。
ただし洗浄力が高すぎると、今度は手肌を傷めてしまう原因にもなってしまいます。
手肌への刺激を抑えつつ、除菌はしっかりとしたい、という方には「チャーミーマジカ」をチェックしてみるとよさそうです!
参考にしてもらえると嬉しいです。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪