【必見】ジョンソンの「スクラビングバブルバスクリーナーシリーズ」を掃除のプロが解説!【商品紹介】
こんにちは!のぞみです。
皆さんはスクラビングバブルのバスクリーナーシリーズをご存じですか?
(画像引用:「石鹸カスに強いバスクリーナー |ジョンソン株式会社」2022年1月13日確認)
トイレや窓ガラス用の洗剤もあるスクラビングバブルシリーズですが、バス用洗剤もいくつかのラインナップがあります!
そこで今回はスクラビングバブルのバスクリーナーシリーズについて茂木さんの見解を参考に、その性能を紹介していこうと思います♪
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
パッケージの比較
まずはパッケージから読み取ることのできる情報を紹介しましょう♪
なおここでは3種類あるバスクリーナーシリーズのうち、「石鹸カスに強いバスクリーナー」と「カビも防げるバスクリーナー」の2つについて見ていきます!
謳い文句
初めにパッケージにある謳い文句です
表には…、
このように「99.9%石鹼カス除去」と書かれたシールが貼ってあります!
ここでふと思うことは…、
「どちらも99.9%石鹼カスを除去できるなら、カビも防げるタイプの方が一石二鳥ではないか?」
という素朴な疑問です
もちろんシールの貼りミスは考えられますが、もしこのシールの文言通りなら、「石鹸カスに強いバスクリーナー」の方の存在意義が分からなくなってきますよね…
液性と成分
では次に裏に書いてある液性や成分表示欄を見て比較してみましょう!
まず「カビも防げるバスクリーナー」の方の液性はアルカリ性らしいです
これはかなり珍しいですね♪
というのもバスクリーナーとして有名な花王(kao)の「バスマジックリン」は中性、LION(ライオン)の「バスタブクレンジング」は弱アルカリ性となっています
実際他のバスクリーナーを見ても(弱アルカリ性ではない)アルカリ性の洗剤は希少です
また入っている成分については…、
・界面活性剤(1% ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
・pH調整剤
という2種類しか記載がありません
ここで注目すべきは界面活性剤の配合量の少なさです
これは界面活性剤だけではなく、アルカリの液性によって中和洗浄もできるというこの洗剤の強みが現れている数値なのではないかと思われます
そして注目の「石鹸カスに強いバスクリーナー」の液性と成分ですが…、
なんと先述した「カビも防げるバスクリーナー」と全く同じ液性と成分表示でした
なお家庭用品品質表示法という法律によって「配合量が1%未満ならば、記載しなくてもよい成分もある」という決まりがあるため、ここに書かれていない成分も入っている可能性があるでしょう
しかしそれにしてもパッケージだけでは、謳い文句に関する性能の違いを見出せないということです
これはもう少し詳しい情報を仕入れないと比較できないですかね…
公式サイトによると
パッケージだけでは違いがよく分からなかったので、次は公式サイトにある情報を元に洗剤の紹介をしていこうと思います!
成分比較
ということで公式サイトにある情報を見てみたのですが、結論からいうと…、
3種類のバスクリーナーについて、液性と成分表示はすべて同じ記載がありました
因みにその表示は…、
・水(溶剤)
・アルカノールアミン(pH調整剤)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)
・アルキルアミンオキシド(界面活性剤)
・除菌剤(除菌剤)
・キレート剤(キレート剤)
・香料(香料)
という内容で、もちろん記載の順番も同じでした
なお()内は機能名称となっています
(引用:「スクラビングバブル 石鹸カスに強いバスクリーナー:製品情報|ジョンソン株式会社」2022年1月13日確認)
もちろんそれぞれ香りが違うため香料の配合は違うでしょう
また順番が同じ、つまり配合されている量の大小は同じであっても具体的な配合比率が違う可能性はあります
しかしパッケージで得た情報と同じく、我々が確認できる情報だけで考える場合は、それぞれのバスクリーナーの性能の違いを見出すことはできませんね…
汚れを落とすメカニズム
それぞれのバスクリーナーについて違いは見出せませんでしたが、そもそものスクラビングバブルバスクリーナーの性能はいかがなものでしょうか?
特にどのタイプでも謳い文句となっている「石鹸カスに強い」という部分に関しては考慮すべきです!
まず石鹸カスを落とすメカニズムを考えるうえで注目すべきは「アルカリの液性」と「キレート剤」でしょう
実は石鹼カスというのは大きく分けて2種類の汚れあります
1つは皮脂と反応してできた「酸性石鹸」、もう1つは水道水のミネラル分と反応してできた「金属石鹸」です
酸性石鹸はその名の通り酸性の汚れであるため、スクラビングバブルバスクリーナーのアルカリ度がこれを中和し落としてくれるでしょう!
また金属石鹸は酸性石鹼よりも厄介な汚れであるものの、キレート剤ならば多少は効果があります
しかし正直なところ、酸性石鹼は界面活性剤による簡単なスポンジ洗い程度で大抵は落とせますし、逆に金属石鹼を落とす場合は酸性の洗浄剤を使うのがベストです
そう考えるとちょっと微妙な気もしますね…
備考
以前のモデルについて
実は現在のスクラビングバブルのバスクリーナーシリーズは、モデルチェンジされたものです
以前販売されていたものは、現行のものと違い弱酸性の洗剤でした
先ほどアルカリ性のバスクリーナーは珍しい、という話をしましたが、これと同じくらい弱酸性のバスクリーナーもレアです!
他の酸性バスクリーナーといえば、私も取り上げたことのある「お風呂用ティンクル」くらいですかね?
また掃除のプロである茂木さん曰く…、
「酸性のバスクリーナーは、単純な洗剤の珍しさだけでなく、アルカリ性の厄介な汚れを中和して落としてくれるためかなり重宝される」
とのことでした
そう言われてみると、現行のものより以前のものの方が他の洗剤にない強みがあったようにも思えます…
どのような狙いがあってもモデルチェンジしたのでしょうか?
別のシリーズ
ここまではスクラビングバブルのバスクリーナーシリーズにフォーカスして内容をお届けしてきました
しかしスクラビングバブルには、バスクリーナー以外のもいくつかのシリーズがあります
例えば同じバス用洗剤でいうと「バスフリー」という商品がありました(2021年に製造終了しています)
パッケージの裏の記載によると、成分は…、
・界面活性剤(0.8% ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
・pH調整剤
が含まれているとのことです
また液性はアルカリ性でした
やはりバスクリーナーと同じく界面活性剤の配合量が少ない分、アルカリの働きで汚れを落とすようですね♪
しかしここで気になるのは泡の密着力です
界面活性剤が少ないとその分泡持ちが悪くなりやすいというのはよくある話ですよね…
実際バスマジックリンには6%、バスタブクレンジングには3%という界面活性剤がそれぞれ配合されています
ということで気になるスクラビングバブルのバス洗剤シリーズの泡持ちですが、なんと以外にも密着力は高めです!
確かに泡自体はシャバシャバしているのですが、何故か吹きかけると貼り付いてなかなか落ちてこない面白い泡が出てきます
何かトリガー部分に秘密があるのでしょうか?
なおその密着度について比較検証した記事もあるので、ご興味ありましたら下記のリンクから飛んでお読みくださいm(__)m
まとめ
いかがでしたか?
今回はジョンソンのスクラビングバブルのバスクリーナーシリーズについて紹介をしてきました!
現行の商品も以前の商品も、他洗剤との差別化がしっかりなされていて、独自の魅力がありましたね♪
しかし現在のバスクリーナーを使う場合は少々注意が必要かもしれません
というのもアルカリ性である以上、汚れだけでなく手肌や素材への悪影響が出る場合も考えられます!
使う場合は手袋をしたり、バスタブの素材を事前に確認したりしておくと安全かもしれませんね
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪