洗浄力最強!?漂白剤を超えた洗浄力「アリエールプロクリーン(P&G)」を徹底解説
こんにちは、のぞみです。
このあいだテレビを見ていたら、コマーシャルで新しい洗濯洗剤が出たことを知りました!それはP&Gさんの「アリエールプロクリーン」です。
アリエールといえば洗濯洗剤のなかでもかなり有名なものですから、どこが新しくなったのか気になりますね!
今回は公式サイトをみながら、「アリエールプロクリーン」について解説をしていこうと思います♪
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
「アリエールプロクリーン」のプレスリリース情報
2021年2月27日にオンラインで先行販売、3月下旬からお店でも販売されるようですね。
秋田のお店に並ぶのはまだ先のようで、残念ながら今回「アリエールプロクリーン」は手元にありません。
なのでWEBサイトやAmazonの情報をもとにお話をしていきたいと思います!
最近の洗濯事情は?
まずは2021年2月24日に出されているプレスリリースを読んでみましょう。
『P&Gの調査によると、実に3分の2の家庭が漂白剤を使用し、その使用目的の第一位が“エリそで汚れ”の洗浄、第二位が“食べ物汚れ”の洗浄であることがわかりました。また、その漂白剤ユーザーのうち3分の2は、洗剤と一緒に洗濯機に投入して使用しており、より簡単にお洗濯をしたいという理由から漂白剤の最も一般的な使用方法は「洗濯機洗い」であることがわかっています。』
ということです。これはとても参考になる情報ですよね……!
漂白剤は本来、つけ置き洗いをして使うものなのですが、洗濯洗剤と一緒に使ってしまいたい!という人が多いようですね。
「簡単にお洗濯をしたい」というニーズは、共働きの家庭が増えたいまの時代を反映しているように感じます!
「アリエールプロクリーン」は界面活性剤が変わった?
そして「アリエールプロクリーン」のプレスリリースにはこのようにあります。
『これまで諦めていた“エリそで汚れ”を一発洗浄する「アリエール プロクリーン ジェル」は、最先端の洗浄成分を新配合し効率よく皮脂汚れを洗浄するとともに、全体の洗浄成分のレベルを最高濃度*4まで高めました。』
ここで気になるのは「最先端の洗浄成分」という文章です。
これまでのP&Gでよく使われていた界面活性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩というアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルというノニオン界面活性剤の2つです。
この2つをベースに、他の界面活性剤を加えたり、他の洗浄成分を添加材として加える、というのがP&Gの洗濯洗剤の特徴です。
少し手元にあるP&Gの洗剤の成分を見てみましょうか!
「アリエールスポーツ」の成分は『界面活性剤(29%ポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、純石けん分(脂肪酸塩))』です。
「アリエールイオンパワージェル」の成分は『界面活性剤(28%直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、純石けん分(脂肪酸塩))』です。
どちらも直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩と、ポリオキシエチレンアルキルエーテルをベースに使っていましたね。さらに純石けん分も追加しているところも同じでした。
「アリエールスポーツ」も「アリエールイオンパワージェル」も、特に変わった成分は配合されていません。
でも今回の「アリエールプロクリーン」には「最先端の洗浄成分」が入っているとプレスリリースに書いてありましたね。
のちほど成分を見ていきたいと思いますが……なにが変わったのかとても気になります!
さらにプレスリリースはこう続いています。
『さらに、洗浄ブースターのポリマーを最高濃度で配合し、頑固な皮脂汚れに対して界面活性剤が効率よく働きます。』
「最高濃度で配合」ということは、界面活性剤の濃度も高くなったということでしょうか?
のでしょうか。ますます気になってきました!
ちなみに余談ですが……プレスリリースのなかでは「アリエール プロクリーン ジェル」という商品名で書かれていますが、WEBサイトやコマーシャルでは「アリエール プロクリーン」という商品名でした。
細かいことですが、プレスリリースのときと販売するときとで商品名が変わったのでしょうね。
プレスリリースが出てから販売まで数日しかありませんが、急な変更もあるんですね!
「アリエールプロクリーン」のキャッチコピーをみてみる
「アリエールプロクリーン」液体タイプとジェルボールがあるようですが、今回は液体タイプを見ていきます。
WEBサイトを見てみると、一番はじめに『漂白剤を超えた洗浄力!』と目立つように書かれています。
「漂白剤を超えた」というキャッチコピーは聞いたことがありませんね……!
洗剤よりも漂白剤のほうがずっと洗浄力は高いものですから「洗剤なのに漂白剤を超える」と言われるとかなり洗浄力が高いように思えます。
これまでいろんなメーカーさんからいろんな洗剤が販売されてきましたが、洗浄力の高さを表現するキャッチコピーは一通り出尽くしてしまった感がありました。
でもここで「漂白剤を超える」という新しい言葉が出てきましたね。
でも洗浄力を決めるのは、キャッチコピーではなく成分です……!
成分についてはのちほど確認してみましょう。
もう少し公式WEBサイトを見ていきます。
洗浄力のつぎには『抗菌&99%ウイルス除去!』と書かれています。
新型コロナウイルスが流行し始めてから、除菌や抗菌効果は求められるようになりましたよね。
2021年に販売開始されている洗剤ですから、抗菌についてはしっかりと書かれています。
そしてWEBサイトの最後には『普段着も色柄ものもOK!』と書かれています。
一番最初に「漂白剤を超えた洗浄力!」と書いてあるので、漂白剤みたいに色落ちするのでは?と不安になる人もいるかもしれません。
だから色落ちはしないこともちゃんと伝えているのでしょうね。
「アリエールプロクリーン」の気になる成分は?
さて、つぎは「アリエールプロクリーン」の成分について見ていきましょう。
公式サイトには成分情報が記載されていなかったので、Amazonの商品ページを見てみます。
ボトルの裏面の画像を拡大して成分情報をチェックしていきます。
成分は『界面活性剤(52%直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、分散剤、洗浄助剤、蛍光増白剤』とあります。
配合量が1%以下のものは記載しなくてもいいことになっているので、ここに記載されていない成分もあるかと思います。
たとえばプレスリリースには抗菌について記載されていましたが、成分に抗菌剤・除菌剤は入っていませんね。
界面活性剤にはベースにはこれまでと同じ、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩とポリオキシエチレンアルキルエーテルが使われています。
「アリエールスポーツ」や「アリエールイオンパワージェル」のように石鹸分は入っていません。
また、プレスリリースには「新しい洗浄成分」と書かれていましたが、ここに記載されている成分を見る限り、なにか新しい成分が含まれていることは確認できませんでした。
ここに記載されていないだけか、もしくはこれまでと名前は同じでも、実は新しくバージョンアップされた界面活性剤を使っているのかもしれませんね。
「アリエールプロクリーン」は濃縮洗剤並みの濃さ
ここで気になるのは、界面活性剤の濃さです!
「アリエールスポーツ」は29%、「アリエールイオンパワージェル」は28%でしたから、「アリエールプロクリーン」には倍以上の濃度の界面活性剤が配合されています。
界面活性剤が50%台だと、他社さんの濃縮タイプの洗濯洗剤と同じくらいの濃度といってもいいくらいです。
ちなみに調べたところ、花王さんの「アタックゼロ」で51%、ライオンさんの「スーパーナノックス」で57%の濃度です。
つまり「アリエールプロクリーン」は、界面活性剤の濃度が濃縮タイプの洗濯洗剤と同じくらいなんですね……!
濃縮タイプの洗濯洗剤だと、洗剤の使用量は少なくてもすみますが……「アリエールプロクリーン」だとどうでしょうか?
パッケージ裏面の使用量を見てみると……30Lに対して、0.4杯らしいです。この使用量は特に濃縮タイプの使用量ではありません。
一般タイプの「アリエールスポーツ」とも同じくらいの量ですね。
つまり「アリエールプロクリーン」は界面活性剤の濃度が濃く、使用量は一般タイプ洗剤と同じ。
そうなると洗濯機のなかの界面活性剤の濃度は2倍濃くなりますよね……!
これなら洗浄力はかなり高くなりそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はP&Gさんの洗剤「アリエールプロクリーン」について解説をしてきました。
トータルでみて「アリエールプロクリーン」の洗浄力はかなり高いと思います!
その理由は2つ。1つ目は新しい界面活性剤が使われていること、2つ目は界面活性剤の濃度が2倍も高くなっていることです。
大手の洗剤メーカーにはP&Gさんのほかに、花王さん、ライオンさんなどがありますが、P&Gさんはこの3社のなかでも洗浄力重視の洗剤を作っています。
そしてP&Gさんのなかでも「アリエール」シリーズは洗浄力が高いのが特徴です!
とにかく洗浄力が高い洗剤を探していた!という方は、ぜひ一度「アリエールプロクリーン」を使ってみてくださいね。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪