洗剤講座

【プロ激推!】キンチョー(KINCHO)「お風呂用ティンクル」の性能について【掃除術】

suura
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

皆さんはキンチョー(KINCHO)から販売されている「お風呂用ティンクル」という洗浄剤をご存じですか?

created by Rinker
キンチョー
¥315 (2024/11/23 16:25:11時点 Amazon調べ-詳細)

こちらの洗浄剤は他の一般的なバスクリーナーでは落とせない、一部の石鹸カスや水垢まで綺麗に落とすことができる商品として有名です!
今回はそのお風呂用ティンクルについて、掃除のプロ茂木さんの意見を参考にしつつ、その特徴や性能についてまとめていこうと思います!

因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓

パッケージの表記

洗剤などの分析を行う際、まず見るべきはパッケージです!
ではお風呂用ティンクルのパッケージにはどのようなことが記載されているのでしょうか?

謳い文句

パッケージを見たとき、初めに目を引くのが「お酢(酢酸)成分+クエン酸のチカラ!」という1文です!
酢酸とクエン酸は言わずもがな酸性の成分です
つまり他のバスクリーナーでは落とせないアルカリ性の汚れ(水垢や一部の石鹸カス)であっても、中和作用によって落とすことができる、ということですね♪

また一応泡切れの良さや節水についても記載がありました
ただ泡切れに関してはどのようなバスクリーナーでも基本は謳い文句に含まれているため、あまり当てにはならないものと思われます

成分表示

次にパッケージの裏面に目を移しましょう
見るべきは成分表示や液性などです

まず成分表示についてですが、そこには…、
酢酸(1.5%)
クエン酸
界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
キレート剤
溶剤
という表記があり、液性は弱酸性らしいです
また品名は「浴室用洗浄剤」とありました

ここで一旦他のバスクリーナーに目を向けてみましょう
例えば花王(kao)の「バスマジックリン」には、品名の欄に「浴室用合成洗剤」と表記があります

浴室用洗浄剤浴室用合成洗剤にはどのような違いがあるのでしょうか?
答えは汚れを落とす主な働きです
浴室用洗浄剤は主に酸やアルカリの働きによって汚れを落とすもののことである一方、
そして浴室用合成洗剤は主に界面活性剤の働きによって汚れを落とすもののことです

つまり弱酸性のお風呂用ティンクルは、主に酸の働きによって汚れを落とす洗浄剤であるということですね♪
ただし界面活性剤も含まれていることから、皮脂や湯垢といった汚れに対しても十分洗浄力を発揮することでしょう

公式サイトの情報

では次にキンチョーの公式サイトにある、お風呂用ティンクルについての情報をまとめていこうと思います!

詳しい成分

公式サイトにはパッケージにあるよりもより詳しい成分が載っていたので、まずはそちらを紹介します
そこには…、
— 溶剤
キレート剤 — キレート剤
溶剤 — 溶剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル — 界面活性剤
酢酸 — 洗浄成分
アルキルグリコシド — 界面活性剤
アルキルアミンオキシド — 界面活性剤
クエン酸 — 洗浄成分
すすぎ促進剤 — すすぎ促進剤
除菌剤 — 除菌剤
香料 — 香料
(向かって左側が「成分名称」、右側が「機能名称」)
という11種類の成分が記載されていました!

(引用:「お風呂用ティンクル すすぎ節水タイプW 浴槽・浴室洗剤 | 住居用洗剤 ティンクル シンク・お風呂などのお掃除に | KINCHO」2021年11月10日確認)

ではこの中から特に気になる成分についていくつかピックアップしてみましょう!

界面活性剤について

詳しい成分表示によると、お風呂用ティンクルには3種類の界面活性剤が配合されているようです
まず「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」という界面活性剤はお風呂用洗剤においてはかなりお馴染みの成分となっています(実際「バスタブクレンジング」や「バスフリー」にも使われています)
また「アルキルグリコシド」と「アルキルアミンオキシド」については、それぞれノニオンと両性の界面活性剤であり、とても安全性が高いです

除菌剤について

お風呂用ティンクルの数ある謳い文句の中に「細菌や汚れの原因菌を99%除菌!」というものがあります
一応あとづけで「すべての菌を除菌するわけではありません」と記載がありますが、この99%という数値にはある意味自信を感じますね!
そしてその裏付けともいえるのが成分表示にある「除菌剤」なのではないでしょうか?

もちろん酢酸やクエン酸の酸による除菌効果もあるでしょうが、大半はこの除菌剤による除菌効果だと思ってよいでしょう

香料について

他の洗剤には入っていない酢酸という成分が含まれているお風呂用ティンクルは、正直臭いが気にならないか不安です

実際「香りがやさしくなりました」という案内もサイト内にあり、以前は酢酸の臭いがきつかったところを、改良し、香料を入れることで臭いを抑えたものと考えれます

まとめ

いかがでしたか?
今回はキンチョーから販売されている「お風呂用ティンクル」について、その特徴や性能を考察してみました!

参考にした動画の主である茂木さんは、このお風呂用ティンクルをかなりおすすめできる洗剤であるとおっしゃっていました

元々茂木さんは浴室の水垢掃除について…、
普段は普通のバスクリーナーで毎日洗浄し、
週に1回程度茂木和哉シリーズの酸性洗浄剤「なまはげ お風呂用」による掃除をするのがよい

と提言されています

ただしこのお風呂用ティンクルに関しては…、
毎日これでお風呂掃除をすれば、水垢も含めた多くの汚れを落とせていいのではないか?
とすらおっしゃっています

掃除のプロが、自分の商品と同等か、それ以上に評価をしているというのはとても信用できますよね!

ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました