花王の洗濯洗剤「液体ニュービーズ」について茂木和哉が徹底解説!
こんにちは、のぞみです。
ドラッグストアにいくといろんな洗濯洗剤があって楽しいですよね♪
今回は花王さんの液体洗濯洗剤「ニュービーズ」について、パッケージに書いてある情報や公式WEBサイトをみながら茂木さんと一緒にお話していきたいと思います。
どんな風に洗剤を選べばいいの…?と迷っている方は必読です!
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
「液体ニュービーズ」はどんな洗剤?
それでは茂木さん、今回もよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。「ニュービーズ」は粉末と液体の2種類があるようですね。
今回とりあげるのは液体タイプの洗剤についてです。
早速みていきましょう。
近所のドラッグストアにいったところ液体タイプの「ニュービーズ」にはピンク色のものとブルーのものとがありました。
「液体ニュービーズ(ピンク)」はローズ&マグノリアの香り、「液体ニュービーズ(ブルー)」はミューゲ&カモミールの香りとのことです。
マグノリアとかミューゲってどんな香りなんでしょうかね…!
ピンクもブルーもどちらも容量は780グラム、そしてパッケージの表面には「柔軟剤入り」「蛍光剤無配合」と書かれています。
つぎはパッケージの裏面を見ていきましょう。
「液体ニュービーズ(ピンク)」には「七分咲きローズ」、「液体ニュービーズ(ブルー)」には「五分咲きすずらん」と書かれています。
ただのローズとすずらんではないんですね……!かなり香りにはこだわっているのでしょう。
香り以外のことについては「液体ニュービーズ(ピンク)」「液体ニュービーズ(ブルー)」のどちらにも
・きれいな白さ
・すっきり消臭
・ふんわり柔軟剤
と同じことが書かれています。白さや消臭については成分をみていけばもっとわかりそうですね。
「液体ニュービーズ」のパッケージに書いてある成分は?
初めにパッケージの裏面に書いてある成分をみていき、そのあと公式WEBサイトでも確認しましょう。
「液体ニュービーズ(ピンク)」「液体ニュービーズ(ブルー)」は成分はどっちも同じようですね。
パッケージには「界面活性剤[20%高級アルコール系(非イオン)、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩]、安定化剤と書いてあります。
界面活性剤が2種類配合されているようです。洗剤の成分は多く含まれているものが先に書かれていますから、非イオン(ノニオン)の界面活性剤のほうが多いようですね。
非イオン系(ノニオン)の界面活性剤は、刺激性が少なくて安心安全なのが特徴です。
界面活性剤にもカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤とグループがあるんでしたね。
2つ目の界面活性剤、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩は花王がよく使う界面活性剤ですね。たしか花王から出ている液体洗濯洗剤「アタックゼロ」にも使われていました。
これは非イオン系(ノニオン)の界面活性剤で、安全性が高いぶん、洗浄力は落ちてしまいます。
足りない洗浄力を補うために、アニオン界面活性剤を入れているのでしょう。
なるほど、アニオン界面活性剤で洗浄力を高めているんですね!だからパッケージにも「きれいな白さ」「すっきり消臭」と書いてあったのですかね。
ちなみにヒドロキシアルカンスルホン酸塩は、花王以外のメーカーで使っているのは見たことがありません。
もしかすると花王が独自に開発している界面活性剤なのかもしれませんね。
自社で新しい界面活性剤をつくるのは……さすが大手ですね。
また、「液体ニュービーズ」の液性は中性です。なのでいろんな生地の洋服を洗うことができますね。
ちなみに同じ花王から出ている液体洗濯洗剤「アタック3X」は弱アルカリ性です。
皮脂や汗の汚れをしっかりと落としたいのであれば弱アルカリ、刺激の少なさを選ぶのなら「液体ニュービーズ」のような中性洗剤を選ぶと良いですね。
「液体ニュービーズ」のWEBサイトに書いてある成分は?
つぎはWEBサイトをみて、もっと細かく成分をチェックしていきましょう。パッケージには3つの成分が書かれていましたが、本当はもっといろんな成分が配合されていると思います。
花王さんは公式WEBサイトに細かな成分情報を載せてくれていますので、それを見ていきたいと思います。
では早速、成分名称:機能名称の順にご紹介します。
水:工程剤
プロピレングリコール:安定化剤
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル:界面活性剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:界面活性剤
ヒドロキシアルカンスルホン酸塩とアルケンスルホン酸塩からなる混合物:界面活性剤
ブチルカルビトール:安定化剤
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:界面活性剤
クエン酸塩:pH調整剤
トリグリセライド:粘度調整剤
シリコーン:泡調整剤
防腐剤:防腐剤
香料:香料
香料カプセル:香料
とのことです。
パッケージでは3種類しかありませんでしたが、結構いろんな成分が配合されていますね!なかには聞きなれないものも……。
界面活性剤からひとつずつ解説していきます。
「液体ニュービーズ」の界面活性剤は4種類
まずは非イオン系(ノニオン)の界面活性剤について解説をしていきますね。
パッケージには「非イオン」としか書かれてしませんでしたが、WEBではどんな種類なのかもきちんと書いてくれていましたね。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル:界面活性剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:界面活性剤
が非イオン系(ノニオン)の界面活性剤です。これは界面活性剤のなかでも特に刺激が弱く、肌に優しいものですね。
そして安全性が高いぶん洗浄力は落ちてしまうのを、アニオン界面活性剤で補っています。
パッケージにはヒドロキシアルカンスルホン酸塩とありましたが、WEBサイトをみると直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩も配合しているようです。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩はほかの洗剤でも見かけますね!ただヒドロキシアルカンスルホン酸塩はどんなものなのかが気になりますが……。
公式WEBサイトではヒドロキシアルカンスルホン酸塩についても少し詳しく書かれていますね。
「ヒドロキシアルカンスルホン酸塩とアルケンスルホン酸塩からなる混合物」とありますが……正直わたしにもよくわかりません。
やっぱり花王独自の界面活性剤なのでしょう。
安全性の高い非イオン系(ノニオン)界面活性剤が2種類、洗浄力の高いアニオン界面活性剤が2種類の合計4種類の界面活性剤が入っているということですね。
非イオン系(ノニオン)の方が多く入っているので、「液体ニュービーズ」は洗浄力よりもやさしさ重視な洗剤、ということですね!
「液体ニュービーズ」の界面活性剤のほかは?
つぎは界面活性剤以外の成分も見てみましょうか。
防腐剤や香料も入っていて、ここは普通の洗剤ですね。
クエン酸塩をいれてpHを調整もしているようです。液性が中性なのはこのためでしょう。
中性になるといろんな衣類を洗うのに使えるんでしたね。
トリグリセライドという粘度調整剤も含まれています。
ボトルを逆さまにすると、少しとろみがついた洗剤がみえます。
洗剤の色は少し白濁しているかなと思います。成分に着色料は入っていないので、白っぽくみえるんでしょう。
あとはシリコーンも入っているようですね。シリコーンは泡立ちを抑えるために入っています。
シリコーンは消泡剤としてよく使われているんですよ。
「アタックゼロ」や「アタック3X」との違いは?
花王さんから出ている液体タイプの洗濯洗剤には、「アタックゼロ」や「アタック3X」もありましたね。この2つとはどのあたりが違うのでしょうか?
「アタックゼロ」は濃縮タイプ、「アタック3X」は濃縮タイプではない標準タイプの洗剤でしたね。
「アタック3X」は液性が弱アルカリ性です。
主成分の界面活性剤は「液体ニュービーズ」と同じく非イオン系(ノニオン)なのですが、「アタック3X」には酵素や蛍光増白剤も配合されています。
なので「アタック3X」のほうが「液体ニュービーズ」よりも汚れ落ちが良く、きれいに洗いあがる、という感じですね。
「アタックゼロ」にも「液体ニュービーズ」と同じ非イオン系(ノニオン)の界面活性剤ヒドロキシアルカンスルホン酸塩が使われています。
濃縮タイプなので単純に比較はできないのですが、花王がこだわって作っている界面活性剤ですから、肌へのやさしさだけでなく洗浄力も期待したいところです。
「液体ニュービーズ」のメインの界面活性剤はお肌に優しい非イオン系(ノニオン)でした。また、液性も中性です。
洗剤残りが気になる方や、お肌にできるだけ優しい洗剤を使いたいという人は、「ニュービーズ」のほうがいいでしょう。
あとは柔軟剤が含まれているのも嬉しいところですよね。
3つ比べてみると、それぞれの洗剤の特徴があっておもしろいですね!
実際に使ってみて、汚れ落ちはどうなのかも気になりますね。
もし今回紹介した洗剤をどちらも使ったことがある、という方はぜひ感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。
まとめ
茂木さん、ありがとうございました!
さて、ここまで花王さんから出ている洗濯洗剤「液体ニュービーズ」について、成分をみながら解説をしてきました。
おなじメーカーさんが出している洗剤でも、違っているところがたくさんあってとても勉強になりました!
これからもいろんな洗剤について調べていけたらと思います♪
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪