ダイソー「カビとりスプレー」で汚れは落ちる?花王「強力カビハイター」と泡の密着力比較
こんにちは、のぞみです。
このあいだ100円ショップのダイソーにいったところ、超お得なカビ取り洗浄剤を見つけました。
なんと300mlで税込み110円。
ドラッグストアで売っているカビ取り剤はだいたい400mlで250円前後なので、かなりお得ですよね。
ただ……安いぶんその洗浄力はどうなんでしょうか?
今回はカビ取りで重要な「泡の密着力」について、調査してみたいと思います!
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
カビ取りでは「泡の密着力」が大切!
まずはじめに、カビ取り洗浄剤について知っておきましょう!
スプレータイプの塩素系洗浄剤では、カビを落とす決め手となるポイントが2つあります。
1つは「主成分の濃度」。
次亜塩素酸ナトリウムという塩素剤の濃度が高い方が、よくカビが落ちます。
2つ目は「泡の密着力」。
塩素系洗浄剤は、長く触れていることで汚れを落とします。
なのでどんなに塩素剤の濃度が高くても、すぐに流れ落ちてしまうようではほとんど意味がありません。
泡タイプの洗浄剤であれば、泡の密着力が高い方が、長く接触時間を作ることができますよね。
今回はこの「泡の密着力」を比べてみたいと思います!
ダイソー「カビとりスプレー」の値段や量は?
まずは今回ご紹介する、ダイソー「カビとりスプレー」についてご紹介していきます。
ドラッグストアで売っている大手の「カビキラー」や「強力カビハイター」と同じく、塩素系の洗浄剤です。
パッケージには大きく「混ぜるな危険」と書かれています。
300mlが税込みで110円でした。
スプレーが付いたもののほかに、ボトルだけの詰め替えも売っていました。
こちらは400mlで税込み110円です。量も増えてさらにお得ですね!
ダイソー「カビとりスプレー」の成分は?
つぎはダイソー「カビとりスプレー」の気になる成分を見てみましょう。
洗剤の裏面をみてみると、品名には「カビとり用洗剤」と書いてあります。
液性はアルカリ性のようです。
成分は次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム(0.5%)、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)とあります。
次亜塩素酸塩は、次亜塩素酸ナトリウムのことですね。
「カビキラー」や「強力カビハイター」はもちろん、「ハイター」など塩素系の漂白剤・洗浄剤のほとんどが主成分が次亜塩素酸ナトリウムです。
そして水酸化ナトリウムはアルカリ剤です。
次亜塩素酸ナトリウムを安定させるために入っているもので、これもわりとよくある成分のひとつです。
界面活性剤のアルキルアミンオキシドは両性界面活性剤のグループです。
界面活性剤にもいくつか種類があって、だいたいはグループに分けられます。
グループはカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤とあり、そのなかのひとつですね。
ちなみに……花王「強力カビハイター」の成分は?
ダイソー「カビとりスプレー」だけを見てもいまいちわからないので、花王さんの「強力カビハイター」と比較をしたいと思います。
「強力カビハイター」の成分はダイソーの「カビとりスプレー」とほとんど同じです。
次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム(0.5%)、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)、安定化剤とあります。
違うのは安定化剤くらいですね。この安定化剤が泡の密着力に影響を与えるのでしょうか?
ちなみに、茂木さんによると大手メーカーのカビ取りスプレーのなかでも「強力カビハイター」は泡の密着力が高いそうです。
以前茂木さんが「強力カビハイター」と「カビキラー」の泡の密着力比較テストをしてくれました。
気になる方は、こちらの動画もご覧ください!
ダイソー「カビとりスプレー」と花王「強力カビハイター」をスプレーをして比較
それではお待ちかね、実際にダイソー「カビとりスプレー」と花王「強力カビハイター」をスプレーして、泡の密着力を比べてみたいと思います。
お風呂場に泡が目立つ黒いパネルを立てかけました。
このパネルに「カビとりスプレー」と「強力カビハイター」をそれぞれ同じ回数スプレーして、泡の違いを見ていきます!
右手に「強力カビハイター」、左手にダイソーの「カビとりスプレー」を持っています。
手首は動かさず、同じ力で3回プッシュします。
左側のダイソーの「カビとりスプレー」のほうが早く下に流れていきましたね。
だいたい5秒くらいで床に到達しました。
ダイソーの「カビとりスプレー」は床に到達しましたが、「強力カビハイター」の泡はまだ半分くらいの高さに留まっています。
このことから、泡のスピードが全然違うということがわかりますね。
やっぱり「強力カビハイター」は泡の密着力が高いようです。
もう数秒たつと、ダイソーの「カビとりスプレー」は泡の塊がほとんど全部、床に落ちてしまいました。
「強力カビハイター」はまだ上のほうにも泡が残っています。
壁面のような垂直な場所にカビが生えたとき、泡の密着力の高い「強力カビハイター」のほうがながく接触してくれますね。
塩素濃度がどれだけ高くても、すぐに流れ落ちてしまうようではカビは落ちてくれません。
床のようにそんなに流れない場所であれば問題ないのですが……垂直な場所のお掃除では重要になってきます。
もう一回スプレーしてみましょう。右側の「強力カビハイター」にはまだ上の方に一回目の泡が残っていますが……同じように3回パネルに向かってスプレーします。
一回目と同じように左側のダイソー「カビとりスプレー」はすぐに流れ落ちていきます。
ダイソー「カビとりスプレー」は、わりとしっかりとした泡が出てくるようですね。
しっかりとしている分、落ちるスピードが速いのかと思います。
ただダイソー「カビとりスプレー」の泡の密着力が低すぎるというよりも、「強力カビハイター」の密着力が非常に高い、と言ったほうがいいですね。
茂木さんが「強力カビハイター」と「カビキラー」の泡の密着力比較テストをしたときも、「強力カビハイター」の泡の密着力は圧倒的でした。
ダイソー「カビとりスプレー」の洗浄力は?
というように、ここまでダイソー「カビとりスプレー」の成分、そして泡の密着量を見てきました。
ダイソー「カビとりスプレー」はかたくしっかりとした泡が出てきましたね。
そこまで密着力はいらない、という人には十分な洗浄剤だと思います。
なによりも魅力的なのは、お値段の安さですよね。
ダイソー「カビとりスプレー」は300mlが110円、詰め替え用の400mlも110円というコスパの良さです。
ただし汚れ落ちに関わるもう一つのポイント「次亜塩素酸ナトリウムの濃度」は、成分表や今回のテストではわかりません。
そして塩素の濃度は、時間がたつとだんだん落ちていきます。
工場で作りたてのときは塩素濃度が高くても、お店に並んでいたり家で保管をしている間に塩素濃度がジワジワと落ちていきます。
花王やジョンソンのような大手メーカーさんであれば、塩素濃度を長持ちさせるための工夫をしているかと思うのですが、今回のダイソー「カビとりスプレー」はどうでしょうね。
パッケージや泡を見るだけではわかりませんでした。
また、カビ落としには「浸透力」も大切になってきます。
浸透力が高い方が、根を生やしたカビにもよく効いてくれます。
「カビキラー」や「強力カビハイター」は花王やジョンソンという大手メーカーが作っていますし、販売されてからだいぶ時間もたっているのでかなり研究をされていると思います。
ダイソー「カビとりスプレー」の浸透力はどうなんでしょうか。
浸透力についても、パッケージや泡を見るだけではわかりません。
いつかカビが生えたら、実際にカビを落とすことで比べてみたいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はコスパ最強のカビ取り洗浄剤、ダイソー「カビとりスプレー」についてご紹介しました。
お掃除ではとにかくコスパの良さが重要!という人には、とても良い洗浄剤かと思います。
これからも気になる洗剤を見つけたら、どんどんレビューしていきますね!
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
またお会いしましょう~♪