【トイレのガンコな汚れ】便器のフチについた尿石・黄ばみを落とす方法
こんにちは、のぞみです。
このあいだ一人暮らしをしている弟のたくみと話していたのですが、最近トイレ掃除に苦戦しているそうです。
どうやら、たまたまトイレを下のほうから覗き込んだところ、カチカチした黄ばみ汚れがあったらしく、それがどうしても取れないとか。
トイレの汚れってしばらく放置していると、そう簡単には落ちない汚れになってしまうんですよね…!
そこで今回は、ついついできてしまったガンコな汚れ「トイレの便器のフチについた尿石」を落とす方法について詳しくご紹介したいと思います!
トイレの汚れについて知ろう!
まずはじめに、トイレの尿石とはどんな汚れなのかを勉強していきましょう!
尿石がガンコな理由は、おしっこにカルシウムが含まれているからです。
カルシウムはアルカリ性ですので、中性のトイレ洗剤では落とすことができません。
しかしおしっこのつきはじめはそこまでガンコではありません。
黄ばみもなくほとんど透明な汚れで、この程度の汚れであれば、中性のトイレ洗剤でも十分落とすことができます。
ですがおしっこを放置していると黄ばみが濃くなり、やがて乾いて落ちにくい汚れに変わります。
さらに、放置と乾燥を繰り返すことで、カルシウムが少しずつ厚くなり、とても硬くてガンコな「尿石」になります。
完全に尿石化してしまうと、中性洗剤では太刀打ちができなく、トイレ専用の酸性度の強い酸性洗浄剤を使わなければ落とせません…!
尿石を落とす酸性洗浄剤にはどんなものがある?
大手の尿石用洗浄剤といえば、「サンポール」や「トイレのルック除菌消臭EX」がありますね。ドラッグストアでもよく見かける洗剤です。
ガンコな尿石がついているのであれば、できるだけ酸性度が強いものを選びましょう。
それぞれの成分をみてチェックしてみましょう。
「サンポール」
塩酸(9.5%)、界面活性剤(アルキルトリメチルアンモニウム塩)、洗浄助剤
「トイレのルック除菌消臭EX」
界面活性剤(アルキルスルホン酸ナトリウム)、スルファミン酸(1%)、安定剤
となっています。
「サンポール」の酸性成分は塩酸が9.5%、「トイレのルック除菌消臭EX」はスルファミン酸が1%なので「サンポール」のほうが洗浄力が高いとわかります。
ガンコな尿石であれば「サンポール」、そこまでひどい汚れでなければ「トイレのルック除菌消臭EX」を選ぶ、といった感じですね♪
最近のトイレは表面がコーティングされていたり、フチがないデザインだったりと、汚れが付きにくいものも多いので、汚れの程度に合わせて洗剤を選ぶとよさそうです!
「サンポール」でトイレの尿石を落とす方法
「サンポール」にはもっと洗剤の効果を高めるためのコツがあります。
それはトイレットペーパーでサンポールのペーパー湿布をすること!やり方をご紹介していきます。
まずはゴム手袋をして、便器の内側にトイレットペーパーを貼っていきます。
その上から「サンポール」をかけて、最低30分放置します。
30分つけてまだ汚れが落ちていなければ、もう少し時間を置いてみてくださいね。
酸性の洗浄剤は、汚れに長く触れていることで効果を発揮します。
「サンポール」はとろみが付いているので、液体のようにすぐには流れ落ちていきませんが、もっと汚れと密着してもらうためにトイレットペーパーを使うんです!
あ、つけ置いている間はトイレが使えませんので、お掃除の前にお手洗いは先に済ませておいてくださいね!
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」でトイレの尿石を落とす方法
というように、ご紹介した方法で「サンポール」の洗浄力をさらに高めることができます。
ただこの方法、実際にやってみるとペタペタと便器に触るのがなんとなくイヤ~だったり、トイレットペーパーがずり落ちてしまったり……と少し大変なんですよね。
しかも洗剤が飛び跳ねて服や顔にが付いてしまうと……酸性度が高い洗剤だけに少し不安です。
という方にオススメしたいのが「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」です。
「サンポール」にもとろみはあるのですが、「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」はもっとしっかりとしたジェルタイプの洗剤です。
使い方もカンタン♪
使い捨てのゴム手袋をして、指で直接ジェルを取ります。
そして尿石が気になるところに塗り込んでいきましょう。
厚みがかなりある尿石は、ただ放置しているだけでは落としきれないことがあります。
そんな場合はジェルをつけた後と、洗浄剤を放置した後に、ブラシで擦り洗いをしてみると効果的です!
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」は、高粘度ジェルなので液ハネの心配はなく、安心してトイレ掃除ができますし、トイレットペーパーをペタペタと貼って洗剤をかけて……とするよりもずっとカンタンにお掃除ができます!
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」の成分は?
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」は、洗浄成分もかなりこだわっています。
成分のほうもみてみましょう!
・茂木和哉トイレ尿石落としジェル
塩酸(9.9%)、スルファミン酸(0.1%)、蟻酸、増粘剤、粘度安定剤、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)腐食抑制剤
となっています。
塩酸が9.9%ですので、サンポールの9.5%よりも多いですね!
実は10%超えると劇物扱いになって作るのも買うのも大変になってしまいます。
ですのでどこのメーカーも9%くらいで配合量を決めています。そう考えるとほんとにギリギリを攻めた配合量なんですね…!
そしてスルファミン酸も0.1%配合されています。
これは「トイレのルック除菌消臭EX」でも使われていた酸性成分ですね。
さらに蟻酸(ぎさん)という特殊な酸も含まれています。
これは茂木さんが温泉の水垢を落とすときに使っていた酸で、カルシウム系の汚れに効果があるようです。
……と、塩酸・スルファミン酸・蟻酸と3つの酸のはたらきで尿石を落とします。
とはいえ「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」は「サンポール」に比べるとお値段も高くなります。
コスト重視であれば「サンポール」、ラクさ重視であれば「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」、というように選ぶと良いですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はトイレの便器のフチについたガンコな尿石について、洗浄剤の特徴やうまく落とすコツをご紹介いたしました!
きょうご紹介したことは、早速弟のたくみにも教えてあげようと思います!
それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。
またお会いしましょう~♪