【徹底比較!】花王の「エマール」と、LIONの「アクロン」の違いをプロが分析!【掃除術】
こんにちは!のぞみです。
皆さんはおしゃれ着と普段着で洗濯用洗剤を分けていらっしゃいますか?
かく言う私も、お気に入りのおしゃれ着を洗う際はいつもと違う洗剤を使っています
そこで今回は「2大おしゃれ着用洗濯洗剤を徹底分析!」と題して…、
・花王(kao)の「エマール」
・LION(ライオン)の「アクロン」
の2つの洗剤の違いについて紹介していこうと思います!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
2大おしゃれ着用洗濯洗剤
それではそれぞれのおしゃれ着用洗剤について別々に紹介していきます!
花王の「エマール」
「すっきり洗って カタチ整える」というキャッチコピーで販売されている花王のエマール
500ml入っており、液性は中性です
用途としては「毛・絹・綿・麻・合成繊維」に使える洗濯洗剤となっています
また洗剤の裏面に書いてある成分も…、
・界面活性剤(21%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
・安定化剤
だけとなっており、特にポリオキシエチレンアルキルエーテルという肌に優しい界面活性剤を使用している点は高評価です!
なお公式サイトにはより詳細な成分表示があり、そこには…、
・水(工程剤)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)
・エチルアルコール(安定化剤)
・ブチルカルビトール(安定化剤)
・プロピレングリコール(安定化剤)
・クエン酸塩(pH調整剤)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(界面活性剤)
・アルキルアミドアミン(界面活性剤)
・シリコーン(繊維潤滑剤)
・防腐剤(防腐剤)
・香料(香料)
という11種類の成分が入っているという記載がありました
(引用:「花王|製品カタログ|エマール リフレッシュグリーンの香り 成分情報」,2021年9月16日確認)
ここから分かるように、界面活性剤は実際には3種類入っていたようです
ポリオキシエチレンアルキルエーテルについては先述したように肌への刺激が少なく、それはポリオキシアルキレンアルキルエーテル(2番目の界面活性剤)も同じです
しかし少し気になるのはアルキルアミドアミンという界面活性剤の成分です
おそらくカチオン界面活性剤であるこの成分は、柔軟効果があるものの他の2種類の界面活性剤よりは肌への刺激が強めでしょう
ただそこまでアルキルアミドアミンの洗剤残りリスクが高い、という話は掃除のプロである茂木さんも聞いたことがないそうなので、強く気にする必要はないと思われます
Lionの「アクロン」
では次にLIONのアクロンについて紹介します!
こちらは「洗っても洗っても新品感つづく」というキャッチコピーで売られている、中性の洗濯用洗剤です
内容量は500mlで、「毛・絹・綿・麻・合成繊維」に使えるという点は同じですね♪
洗剤の裏面に書いてある成分は…、
・界面活性剤(21%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
・安定化剤
・柔軟化剤
となっており、やはり肌に優しいポリオキシエチレンアルキルエーテルの使用は印象がいいです!
また公式サイトにはより詳細な成分表示によると…、
・水(バランス剤)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(界面活性剤)
・エチルアルコール(安定化剤)
・ポリエチレングリコール(安定化剤)
・ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド(界面活性剤/柔軟化剤)
・平滑剤(平滑剤)
・シリコーン(平滑剤)
・香料(香料)
・脂肪酸塩(界面活性剤)
・クエン酸(安定化剤)
・BHT(酸化防止剤)
・防腐剤(防腐剤)
・水酸化ナトリウム(pH調整剤)
・着色料(着色料)
という15種類の成分が入っているらしいです
(引用:「アクロン|お洗濯 | ライオン株式会社」,2021年9月16日確認)
単純に含まれている成分の数が多いというのもありますが、気になるのは界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸です
これはアニオン界面活性剤という種類の刺激が強いタイプの成分となっています
しかも界面活性剤と柔軟化剤として入っているステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドについても、エマールに入っていたアルキルアミドアミンの方が比較的刺激が弱いと思われます
よって2つのおしゃれ着用洗剤を比べると、エマールの方がより肌への刺激が弱く安全だ、と言えるでしょう
おしゃれ着用洗剤の使い道
これまでおしゃれ着用洗剤の2種類を比較しましたが、そもそもおしゃれ着用として販売されている洗剤は、他の洗濯用洗剤と比較した場合、肌への刺激が弱いことで有名です
普段の洗濯におしゃれ着洗剤を
肌の弱い方や肌機能が未熟なお子さんの衣類洗濯をする場合、普段からおしゃれ着用洗濯洗剤を使うというのもアリです!
ただタンパク質汚れなどは落ちにくいと思いますので、その場合は…、
・液体の「ワイドハイター」を入れて併用する
・酵素の入った粉末タイプの酸素系漂白剤で浸け置き洗いする
などの工夫をするとよいでしょう
ただしこれらは毛や絹などといった素材を選択する場合には使えない方法なので、注意してください!
ごわごわ感がない
おしゃれ着用洗剤の他にも肌に優しい洗濯用洗剤というのは存在します
例えば石鹸がこれにあたるでしょう!
しかし石鹸での洗濯というのは慣れるまでにかなり根気がいります
というのも石鹸は、水道水に含まれる硬度分や皮脂汚れの多さ、水と石鹸の割合などによって洗浄力が左右されやすい洗浄剤なのです…
また単純に石鹸カスが発生することで洗い上がりがごわごわしたり、洗濯槽がカビやすくなったりもします
なおこのような石鹸が苦手なことについてまとめた記事もありますので、ご興味ある方は是非そちらもチェックしてくださいm(__)m
ごわつきということでいうなら普通の洗濯用洗剤でも発生します
普通の洗濯用洗剤に使われる界面活性剤はアニオン界面活性剤という種類の成分で、これは洗い上がりがごわつきやすい、ということで知られます
このごわつきを防ぐために、いつも柔軟剤を追加で入れているのです
しかし今回紹介した2つのおしゃれ着用洗剤で主成分となっている界面活性剤は、どちらもノニオン界面活性剤のポリオキシエチレンアルキルエーテル
ノニオンは柔軟剤を使わなくてもふわふわ感が残る成分ですので、そういう意味でもおすすめです♪
まとめ
いかがでしたか?
今回は花王の「エマール」とLIONの「アクロン」という2大おしゃれ着用洗濯洗剤について、成分の比較をしてきました♪
肌の弱い方の普段着用の洗濯洗剤としても使えるおしゃれ着用洗剤
もし洗剤残りによる肌荒れにお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非この記事を参考におしゃれ着用洗剤に注目していただけると幸いです♪
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪