除菌もできる!?花王「クイックルホームリセット泡スプレー」を徹底解説
こんにちは、のぞみです。
このあいだドラッグストアにいったら、気になる洗剤をみつけました。
それは花王さんから出ている「クイックルホームリセット泡スプレー」。
「家中これ1本」と大きく書かれており、一体どんな成分が含まれているのか、気になりますね。
そこで今回は、茂木和哉さんに「クイックルホームリセット泡スプレー」とはどんな洗剤なのか、詳しく解説いただきたいと思います♪
クイックルホームリセットにはシートタイプもありますが、今回は泡タイプのみ注目していきます。
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
除菌もできる!?花王「クイックルホームリセット泡スプレー」
それでは茂木さん、さっそくよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。まずはおもて面のパッケージ、裏面の成分表示、そして公式ホームページの順番で見ていきましょう。
おもて面のパッケージをみると「家じゅうこれ1本」「ふき跡残さず速乾サラサラ」「除菌」と書かれていますね。
一番大きく書かれている「家じゅうこれ1本」について、裏面の使用用途をみると「キッチン、リビング、ダイニング、ガラス類など」とあります。
どこも皮脂汚れが付きやすい場所ですから、たしかに家中の拭き掃除ができそうですね。
ただしキッチンはどうなんでしょう、ひどい油汚れだと少し物足りないかもしれません。
家の汚れが全部落とせる!というよりも、あくまでも皮脂汚れ程度、ということですね。
つぎに「ふき跡残さず速乾サラサラ」とあります。
拭き掃除をしたあと洗剤の白いラインが残ってしまう、ということがありますよね。その拭き跡が残りにくい、ということでしょう。
そして「速乾サラサラ」は、洗剤残りによるヌルヌルがない、ということですかね。
なるほど、それはかなりスムーズにお掃除できそうですね。
そして気になる「除菌」という文字。
「クイックルホームリセット泡スプレー」の販売開始が2020年10月ですから、新型コロナ対策として拭き掃除で除菌をしたい、というニーズにもこたえているのだと思います。
一体なんの成分によって除菌効果があるのか、気になりますね。
新型コロナウイルスに有効な界面活性剤7種類
「クイックルホームリセット泡スプレー」の気になる裏面の成分を見てみましょう。
液性は中性です。中性は素材に与える影響が少ないので、いろんな素材に安心して使えます。
特にいいのがフローリングの拭き掃除のとき。アルカリ性だと床のワックスが取れてしまうことがありますから、中性は嬉しいですね。
そして記載されている成分は、界面活性剤(0.4% アルキルアミンオキシド)、泡調整剤の2つです。
2つだけ……?意外とシンプルなんですね。
いいえ、本当に2つしか入っていない、ということはないと思いますよ。
家庭用品品質表示法のルールで「1%未満であれば表記しなくてもいい」とされている成分があります。
あとで公式のホームページを見て、他にどんな成分が含まれているのか調べてみましょう。
そうですね。その前に…… アルキルアミンオキシドはどんな界面活性剤なのでしょうか?
アルキルアミンオキシドは両性界面活性剤で、安全性がかなり高いものです。
国の発表では、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤、とされています。
経済産業省のホームページによると、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤は、つぎの7種類です。
※今回参考にする発表の日付は2020年5月29日時点のものです。今後も更新されていく可能性があります。
①直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
P&Gの洗濯用洗剤「アリエール」に入っている界面活性剤としておなじみのものです。
他にはライオンの家庭用台所用洗剤「ママレモン」にも入っています。
昔はいろんな家庭用台所用洗剤に含まれていたのですが、いまは「ママレモン」くらいでしか見かけませんね。
②アルキルグリコシド(0.1%以上)
両性の界面活性剤で非常に安全性が高いものです。
③アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
「ホームリセット」に含まれている界面活性剤ですね。
0.05%と、かなり少量でも効果があるようです。
「クイックルホームリセット泡スプレー」には0.4%含まれていましたね!
④塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
カチオン界面活性剤で、除菌効果が非常に高いものです。
オスバンの主成分として知られています。
他には、飲食店で出される袋入りのおしぼりの防腐剤、公衆トイレにある緑色のソープの主成分でもあります。
⑤塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
⑥塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
これらはカチオン界面活性剤です。
④の塩化ベンザルコニウムとほぼ同じく、除菌効果が高いものです。
⑦ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
これはノニオン界面活性剤ですので、非常にマイルドで刺激が弱いものです。
マイルドなぶん、0.2%とほかの界面活性剤よりも濃いめに使う必要があるようですね。
それでも新型コロナウイルスに有効だそうです。
……と、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤について調べたところで、改めて「クイックルホームリセット泡スプレー」公式のホームページで、成分を詳しく見ていきましょう。
成分名称、機能の順にご紹介します。先にでた成分の方が、多く含まれています。
水:工程剤
エチルアルコール:泡調整剤
グリコールエーテル:泡調整剤
アルキルアミノキシド:界面活性剤
アルキルグリコシド:界面活性剤
アルキルグリセリルエーテル:界面活性剤
塩化ベンザルコニウム:界面活性剤/除菌成分
香料:香料
クエン酸ナトリウム:金属封鎖剤
界面活性剤が4つも入っていますね!パッケージには1つしか書かれていなかったのに、おどろきです。
そうですね、しかも4つのうち3つが新型コロナウイルスに有効な界面活性剤です。
なるほど……これは大きな発見ですね!
「クイックルホームリセット泡スプレー」は刺激が強い?
界面活性剤以外にも、パッケージには書かれていない成分がたくさんありましたね。それぞれどんなものなのでしょうか?
まず泡調整剤がエチルアルコール、グリコールエーテルの2種類ありましたね。
エチルアルコールはエタノールのことで、お酒にも入っているものです。
どちらも泡立ちを抑えるために入れているものだと思います。
気になるのは除菌の役割があるとされている塩化ベンザルコニウムですね。これはどんなものなのでしょうか?
塩化ベンザルコニウムはたしかに除菌効果が高いものです。国による発表でも、④にありましたね。
ただし除菌効果が高いということは、そのぶん刺激も強いということ。
2度拭き不要で拭きあがりがサラサラの洗剤ですが、いくらサラサラしていても水拭きをしなければ成分は残ったままです。
小さなお子さんがいて、なんでも口に入れてしまうような時期だと少し心配です。
テレビや窓ガラスを直接舐めることはなくても、ペタペタ触ったあとに手を舐める
、というのは、こどもはよくありますよね。
どの程度影響があるかわからないのですが……少しでも不安に感じるのであれば、使わないほうがいいかと思います。
もちろん、普通に生活をしている上では、それほど問題はないかと思います。
なるほど、小さいお子さんがいると確かに少し不安ですね。でもわたしの家には小さいこどもはいないので、とても魅力的です!
そうですね。わたしも実際に使ってみましたが、すぐに乾いてくれて使用感もよかったです。
新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が3つも含まれていますし、感染症対策をしっかりとりたい、という方にはオススメしたいものですね。
なるほど、ありがとうございます!気になる方は、ぜひお店でチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、花王さんから出ている洗剤「クイックルホームリセット泡スプレー」についてご紹介しました。
パッケージに書いてあることだけでなく、成分のことも知っていると、また洗剤選びが楽しくなりますね!
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
またお会いしましょう~♪