【プロが解説!】P&Gの洗濯用洗剤「アリエール ダニよけプラス」!【掃除術】
こんにちは!のぞみです。
皆さんは洗濯用洗剤に何を使っていらっしゃいますか?
選ぶ基準は色々とあるでしょうが、中にはダニを気にする方もいるのではないでしょうか?
これからの時期は減ってきますが、衣類とダニというのは切っても切り離せない関係にあります
そこで今回はP&Gから出ている洗濯用洗剤「アリエール ダニよけプラス」について、掃除のプロである茂木さんの見解を参考に、解説記事をお届けします!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
気になるポイント
そもそもダニというのは、刺されると炎症を起こし、肌が荒れてしまうため退治したい生物です
ダニについて
ダニ予防に特化していると思われる「アリエール ダニよけプラス」ですが、そもそも退治したいダニが発生しているのかどうか、というのは大事なポイントです
そこでまずはダニという生物がどういう条件下で発生するのかご紹介しましょう♪
ダニが好むのは…、
・気温20~30度
・湿度60%
という環境だそうです
このように示されるとカビの発生しやすい環境と似ているようですね
また最近のお住まいは高気密高断熱が増えてきているため、仮に冬場であってもダニが発生する条件が整ってしまう家庭も多いでしょう
ダニよけ成分による肌荒れ
ダニ予防に特化していると思われる「アリエール ダニよけプラス」
しかしこれに含まれているだろうダニよけの成分が、逆に肌荒れを起こしてしまう可能性はないのでしょうか?
ダニよけの成分は、つまり予防のための成分なので、すすぎ洗いをした後でも衣類に残っていないと意味がありません
ただし成分が衣類に残っているということは、その分肌にも触れるということです
よってダニよけの成分が肌荒れに繋がる可能性も考慮しないといけないでしょう
「アリエール ダニよけプラス」の性能
では早速「アリエール ダニよけプラス」の成分表示などを参考に、この洗剤の性能を分析していきましょう!
液性
まずは気になる液性についてです
「アリエール ダニよけプラス」の液性は弱アルカリ性となっています
なおアリエールの他シリーズも総じて弱アルカリ性となっており、他メーカーの中性洗剤などと比べると洗浄力は高いといえるでしょう
(しかし洗剤残りした場合の肌荒れのリスクはより高いです)
成分
次に含まれている成分についてです!
はじめに界面活性剤ですが、こちらは28%入っており…、
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル
・純せっけん分(脂肪酸ナトリウム)
という順番で表示がありました(先に書かれているものほど配合量が多い)
この中で一番多く入っている直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムは、汚れ落としに定評のある界面活性剤です
つまり界面活性剤の成分から見ても、汚れ落ちは良さそうですね♪
また界面活性剤以外にも…、
・安定化剤
・ダニよけ成分
・アルカリ剤
・水軟化剤
・分散剤
・蛍光増白剤
・香料
などが入っているようです
ここで気になる成分は「ダニよけ成分」、そして「蛍光増白剤」と「香料」でしょう
先述の通りダニよけ成分は洗い残りしないと意味がない成分です
そして蛍光増白剤に関しても、これは汚れが残っていた場合、その汚れを覆って青白く、つまり綺麗に見せるための成分なので、やはり洗い残りしないと意味がありません
よって少なくともダニよけ成分と蛍光増白剤、そして香料の3つに関しては、確実に洗い残りするようになっているものと思われます
もちろんメーカーとしては、肌への悪影響はない、というスタンスでしょうが、肌が弱い方や、肌機能が未熟なお子さんが触れる衣類や布団の場合、その点には十分注意しないといけないでしょう
(逆に言えば、肌が強く、肌荒れしたことがない方にとっては、とても便利な洗剤ですね♪)
容量について
最後に備考のような形で紹介するのは、容量についてです
まず今回紹介した「アリエール ダニよけプラス」の容量ですが、910gとなっています
これは現在廃番となっている「アリエール イオンパワージェル」と同じです
しかしアリエールの他タイプである「アリエール イオンパワージェル プラチナスポーツ」や「アリエール バイオサイエンスジェル」の容量は750gです
しかも元々の容器は同じであるのに、中身の重さは違うのです!
アリエールシリーズは他の洗剤と違い、容量が裏側に小さく記載されているので、コスパを考えるのならば、この容量もしっかりチェックする必要があるでしょうね♪
まとめ
いかがでしたか?
今回はアリエールシリーズのダニよけプラスについて解説してきました!
肌を守るためにダニよけをするのですが、そのダニよけの成分が肌荒れに繋がりかねない、というのはなんとも悩ましいですね…
なお今回の記事は主に成分表示から洗浄力などを評価しているだけなので、実際の洗剤選びの際は軽く参考にする程度にとどめていただけると幸いですm(__)m
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪