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茂木流掃除講座【茂木和哉】
【グッデイコラボ】ホームセンターの「住まいの洗剤」売れ筋ランキングベスト5！【GooDay】
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こんにちは、茂木和哉です。
今回は福岡県を中心に店舗展開をしているホームセンター「グッデイ（GooDay）」さん協力のもと、実際にホームセンターで売れている「住まいの洗剤 売れ筋ランキングベスト5」を紹介していきたいと思います！
グッデイのホームページ↓
「グッデイならできる♪家族でつくる、いい一日。ホームセンターグッデイ」
もちろんランキングの紹介だけでなく、その洗剤の性能や成分、洗剤の製造会社に関する情報などなど、様々な内容をお届けします！
因みにこちらの記事は、参考にした下記の茂木和哉（@motegikazuya）のYouTube動画投稿時点（2020年10月28日現在）での売れ筋ランキングを紹介しています↓
目次
第5位：バスタブクレンジング（ライオン）
第5位にランクインしたのはライオン（Lion）が出している「バスタブクレンジングシリーズ」です！
スプレータイプのバスタブ用洗剤であり、使い勝手がいいためランクインしたと思われます
また当時は銀イオンプラスという現行のシリーズがリニューアルで変わったばかりでしたね
リニューアルで変わった部分
銀イオンプラスという現行のシリーズにリニューアルされたバスタブクレンジング
ではそれ以前のバスタブクレンジングと比べ何が変わったのでしょうか？
一言でいうとそれは含まれている界面活性剤の種類です
以前はノニオン系のポリオキシエチレンアルキルエーテルという比較的マイルドな界面活性剤だったのに対し、銀イオンプラスにはより洗浄力の強いアニオン系の界面活性剤が配合されました
つまり純粋に汚れ落ち効果だけで選ぶなら銀イオンプラスの方がいいといえますね
なおバスタブクレンジング 銀イオンプラスについてより詳しく分析している記事もありますので、気になった方はそちらも併せてご覧くださいm(__)m
第4位：ウルトラオレンジクリーナー（リンレイ）
第4位はリンレイが出している「ウルトラオレンジクリーナー」です！
ワックスメーカーとして有名なリンレイですが、このウルトラオレンジクリーナーはいわゆる「マルチ洗剤」として知られています
成分
「天然成分が98%も入っている洗剤」と銘打っているこのウルトラオレンジクリーナーですが、特に注目すべき成分はD-リモネンという成分でしょう
これはオレンジの皮から取れるオレンジオイルに含まれる成分で、油系の汚れに効果抜群です！
なお高濃度のD-リモネンを配合してしまうと容器自体が溶けかねないので、配合量は少ないと思われます
しかしそれでも汚れ落としにおいては十分な量入っているでしょう
なお私もこのD-リモネンを配合した住まい用洗剤「オレンジクリーナー」を発売しているので、ご興味ある方はこちらもどうぞ♪
（下記はオレンジクリーナーの商品リンクと、オレンジクリーナーを使ってレンジフードの掃除を行ったときの内容をまとめた記事のリンクになります）
「マルチ洗剤」は存在しない！？
このウルトラオレンジクリーナーをはじめ、家庭内の色々な場所に仕える洗剤を「マルチ洗剤」と言いますが、本当の意味でマルチな洗剤はこの世に存在しません…
どんな汚れも落とすからマルチというのでしょうが、そもそも汚れは大きく分けて3つの種類あります
それは…、
・酸性汚れ
・アルカリ汚れ
・生物系汚れ
の3種です
この中で住まいの汚れのほとんどが皮脂や油といった酸性の汚れです
そしてこれらの汚れに特化し、かつ色々な場所に使えるほど高い洗浄力をもつ洗剤をいつしか「マルチ洗剤」と呼ぶようになっただけです
つまりこのウルトラオレンジクリーナーは「マルチ洗剤」と言われているものの、水垢や黒カビ、サビや焦付きなどの汚れは落とせないので注意しましょう！
第3位：バブルーンシリーズ（アース製薬）
第3位はアース製薬の「バブルーンシリーズ」です！
当時動画でバズっていた洗剤シリーズですね♪
排水口やトイレといった頑固な汚れが多い場所に使う洗浄剤がいくつかあります
排水口用について
まずは「排水口用のバブルーン」について紹介します
こちらの洗剤は中性で、しかも含まれる界面活性剤はアルキルグリコシドという比較的マイルドなものです
もちろん排水口にはびこるぬめりやカビは、塩素系漂白剤による洗浄の方が成分だけ見ると効き目はいいと思われます
しかしハイターやブリーチなどの塩素系漂白剤の欠点は粘性がなく、流れていってしまうところですよね
カビ取りの際は、そのカビ取り剤の洗浄成分だけでなく、汚れと洗浄成分の密着時間も重要です！
このバブルーンは成分の強さより、泡立ちによる密着に重きを置いた商品なのではないかと思われます
トイレ用について
次に紹介するのは「トイレ用のバブルーン」です
成分はイソシアヌル酸塩という、プールの塩素剤としてよく使われるものです
また有機酸と炭酸塩による泡立ちも期待できます♪
塩素剤による洗浄成分と、泡立ちによる密着力で汚れを落とすのでしょう！
泡立ちだけでは意味がない
カビ取りの際は、そのカビ取り剤の成分と密着力が重要という話をしました
しかしたまに汚れ落としの際、これを勘違いして、泡立ちだけで掃除を完結させようとする人もいます
例えばしばしば動画などで見かける、クエン酸と重曹を混ぜて泡立ちを発生させる“だけ”という掃除
あれは汚れ落ちという観点からいうとほぼ意味がないです
クエン酸と重曹がただ中和されているだけですからね…
この泡立ちにプラスアルファで洗浄成分が付いてくるからバブルーンのように汚れが落ちるのです
正直クエン酸と重曹を混ぜて使うくらいなら、それぞれ別々に使った方がよいでしょうね…
第2位：茂木和哉 カビ取りジェルスプレー（レック）
第2位は茂木和哉シリーズより「カビ取りジェルスプレー」です！
ついに私の開発した洗剤がランクイン！
こちらはその名の通りジェルで出てくるスプレータイプの塩素系カビ取り剤となっています
驚異的な密着力
カビ取りジェルスプレーを語る上でまず外せないのが、その密着力です
洗浄成分に関しては他のカビキラーや強力カビハイターといった塩素系漂白剤とほぼ変わらないものの、これらに比べて圧倒的に高い粘性を誇るカビ取りジェルスプレーは、全く液だれしません！
よってバスタブの壁面や入り組んだ箇所、コーキングなどに吹き付けた後で長時間放置しても、洗浄成分が流れていかないため安心です♪
場所に応じて使い分けを
先述の通りとても重宝するカビ取りジェルスプレーですが、もちろん欠点もあります
それが値段です
商品リンクを見ていただくと分かるように、スプレータイプの塩素系カビ取り剤にしてはかなり高価格です
よって使い方のおすすめとしては…、
・液だれを心配しなくていい場所のカビ取りは従来のカビ取り剤で行い、
・液だれしてしまう場所のカビ取りはカビ取りジェルスプレーで行う
というのがおすすめです♪
また年末の大掃除など、しっかりとした掃除をする際にもカビ取りジェルスプレーが役立つでしょう！
第1位：エアコン洗浄スプレー（アース製薬）
第1位に輝いたのはアース製薬の「エアコン洗浄スプレー」です！
こちらの商品は季節柄、そして在宅が増えたという意味でご時世柄売れ行きが伸びた洗剤だと思われます
成分
液性は中性で、やはり機械に対して使うということもあり、マイルドなものとなっているようです
例えばこれ以外にアルカリ電解水による洗浄などもできそうですが、機械を傷めてしまう可能性があるので、自分でやる際はできればこのような優しい洗剤を使う方がよいと思われます
お掃除ロボ搭載エアコンについて
私自身、このエアコン洗浄スプレーという洗剤は使ったことがありません
というのも私はエアコンの掃除をいつも業者さんに頼んでしまうのですよね
しかし業者さんに頼む際、失敗したな、と毎回思うことがあります
それがお掃除ロボ搭載のエアコンを購入したことです…
実はあのお掃除ロボ搭載のエアコン、結局一定の時間が経てば人の手で掃除する必要性が出てきます
そしてその掃除をする際、お掃除ロボを取り外すという作業が余計にかかる分、業者さんに頼むと追加料金を取られます
なので次買う時は普通のエアコンを買おうかな、と思っている次第です
なおこれは個人の意見ですし、お掃除ロボを取り外して掃除するという作業を追加料金なしで行ってくれる業者さんもあるかもしれないので、参考程度にしておいてくださいm(__)m
番外編：エアコンカビトルデス（ウエキ）
番外編として今回はウエキの「エアコンカビトルデス」を紹介します！
このエアコンカビトルデスはその名の通り、エアコンのカビ予防をできるという商品ですね♪
第1位だったエアコン洗浄スプレー同様、エアコンのお掃除アイテムの人気上昇は目まぐるしく、このエアコンカビトルデスも例外ではありません
カビ予防に対する関心
近年カビ落としだけでなく、カビ予防に対するニーズが増えてきていると感じます
このエアコンカビトルデスはもちろん、お風呂の防カビ燻煙残など、発生したカビを落とすのではなく、そもそもカビを発生させないための商品が人気を高めているのです！
実際私も2か月に1回燻煙剤を焚くように心がけています（たまに忘れますが…）
これからもカビに限らず、汚れを予防するタイプの商品が多く販売されると、私は予想しています
まとめ
いかがでしたか？
今回は福岡のホームセンター、グッデイさん協力の元、住まいの洗剤売れ筋ランキングを紹介してきました！
紹介した5つの洗剤や、それぞれの洗剤メーカー、またその他の豆知識など、参考にしていただけると幸いです！
洗剤には必ずメリットとデメリットがあります
これらの違いを生む成分の差異や汚れの特性、メーカーの方向性などを知っておくと、より効率のいいお掃除や安全性の高いお掃除をできるので、是非これからの洗剤選びに役立ててください！
なお同じくグッデイさんに協力いただき、洗濯用洗剤、そして食器用洗剤の売れ筋ランキングを紹介した記事も出ますので、そちらも是非お読みくださいm(__)m
ではご精読ありがとうございました！
またお会いしましょう♪
ABOUT ME
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。
独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン１つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。
汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
