【有効利用!】塩素系漂白剤の塩素飛びに関する豆知識 一挙公開!【掃除術】
こんにちは!のぞみです。
黒カビ掃除の際、とても頼りになる塩素系漂白剤!
私もよくお世話になっていますが、塩素系漂白剤の塩素は放っておくと勝手に飛んでいってしまいます
ということで今回は、塩素系漂白剤の塩素が飛んでいってしまう原因や飛んだ後の濃度、そして薄くなった塩素系漂白剤の活用方法について紹介したいと思います!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
塩素が飛ぶ要因
では初めに塩素系漂白剤の塩素が勝手に飛んでいってしまう、その原因についてお話しします!
光分解
まず塩素は、光に弱いです
例えば日光に長く晒されると、それだけで塩素が分解され、濃度が薄くなってしまいます
その証拠に「カビキラー」や「ハイター」をはじめとする有名な塩素系漂白剤は、どれも不透明な容器に入っています
これは光を透過してしまう容器だと中の塩素が飛びやすくなるためです
逆に言うと塩素系漂白剤であるにもかかわらず、透明な容器に入っているものは購入しない方がよいでしょう…
熱分解
光以外にも塩素が苦手なものがあります
それは熱です
塩素系漂白剤の保存方法としてよく知られるのは…、
「日光に晒されず、かつ涼しい場所に置くこと」です!
実際夏よりも冬の方が塩素は飛びづらい、などの違いもあります
保存期間と濃度
先述の通り、塩素系漂白剤は光や熱にできるだけ晒されないような場所で保存すべきですが、これを守っていても塩素は少しずつ飛んでいきます
では具体的にどれくらいの期間保存していると、どれくらいの塩素濃度になるのでしょうか?
今回は洗剤メーカーとして有名な「花王(kao)」―この企業が販売している塩素系漂白剤「ハイター」についての保存期間と塩素濃度の表を参考にします!
その表がこちらです!
(画像引用:「花王 | 製品Q&A | 花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?」,2021年8月16日)
まず作りたてのハイターに関しては、6%の塩素濃度をもっています
しかし…、
・3か月後で約5%
・1年後では約3%
・3年も経つと約2%
とこのように塩素濃度が下がってしまいます
しかもこの数値は、涼しく、日光にも当たらないような場所で一定期間保存した場合の塩素濃度です!
つまり少し乱暴な保存方法をとっていた場合、これ以上に塩素が飛んでしまうということですね
処理の仕方
先述の通り塩素系漂白剤の塩素は、時間が経つにつれて徐々に飛んでいってしまいます
よって薄くなった塩素系漂白剤を何らかの形で処分、または活用する必要がありますね
ではどのような方法をとるとよいのでしょうか?
処分方法
まず塩素系漂白剤の処分に関してです
塩素系漂白剤は「混ぜるな危険!」という表示があるため、処分する際は注意が必要です
ただ具体的な処分方法については、各自治体の指示に従うのが基本です
自治体によってルールが違うため、役所に問い合わせるなどして、その案内の通り処分しましょう♪
しかし薄くなった塩素系漂白剤でも、十分掃除に活用することができます!
活用方法
薄くなった塩素系漂白剤の活用方法として、掃除のプロ茂木さんは…、
「便器の中の水が溜まっている部分、洗面ボウル、シンクの排水溝などに流し込んで、放置しておくとよい」
とおっしゃっていました
濃度の薄い塩素系漂白剤でも、カビやぬるつき、黒ずみといった汚れには効果的です
つまり放置洗浄の際はとても役立ちます!
ただし浄化槽を自宅に持っている場合には、負荷がかかるのでやめた方がいいでしょう
まとめ
いかがでしたか?
今回は塩素系漂白剤の塩素濃度が、どうして、どのくらいの期間で、どの程度下がってしまうのか、ということを中心に紹介してきました!
使い方には注意しないといけない強力な洗剤として知られる塩素系漂白剤ですが、意外にも熱や光に弱いことが分かりましたね♪
また活用法などに関しては、是非真似してほしい方法なので参考にしていただければ幸いですm(__)m
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪