掃除

【石鹸カス&水垢取り】お酢ジェルを作ってキッチンシンク掃除!

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

賞味期限が切れたお酢を使ったお掃除法、第3弾!

今回お掃除するのは、キッチンシンクの水垢と石けんカスの汚れです。

キッチンのお掃除って大変なイメージがありますが、「あるもの」を使ってお酢の効果をパワーアップさせれば十分キレイにすることができるんです!

今回もまたまたユニークなお掃除法を茂木さんから教えてもらったので、是非お伝えできればと思います♪

洗浄成分がマイルドなときは「接触時間」を長くつくる!

キッチンに付きやすい水垢汚れは、洗剤を使ってもなかなか落とすことができない汚れで困りものですよね。

ですが実はそこまでひどい水垢でなければ、「酸」を使って落とすことができるんです!

水垢掃除に使える「酸」は、今回のお掃除で使う「お酢」や、100円ショップでも手に入る「クエン酸」などなど。

水垢がクエン酸やお酢で落ちるのは、水垢がアルカリ性の汚れだから。

反対の酸を使うことで中和することができるんです。

ちなみにこのことを「中和洗浄」って言うんですって。

クレンザーや硬めのスポンジでゴシゴシと水垢を落とすよりも、中和洗浄の方が素材を傷めにくいので、日々のお掃除にはオススメの方法です♪

「中和洗浄」のことや、汚れの種類別の最適洗剤のことについては、こちらの動画で茂木さんが詳しくお話をしてくれているので、ぜひご覧ください!

そして中和洗浄では、「できるだけ長い時間、汚れと洗剤を接触させておく」というのがポイント。

お酢は酸性度がそれほど高くなく、pH(ぴーえいち)はだいたい2くらいです。

酸性度やアルカリ度が弱かったり、洗浄成分の濃度があまり高くないときは、接触時間をできるだけ長くとる、というのはお掃除の裏技!

そこで今回は「あるもの」を使って、お酢が汚れに接触する時間を長くしていきます。

それは……「片栗粉」!

お酢をジェル状にすることで、汚れに密着しやすくするんです。

お料理のとろみ付けにつかう片栗粉ですが、お掃除にだって使うことができるんです♪

市販されている洗剤のなかにも、たまにジェルタイプの洗剤をみかけますよね。

今回はそれを自作してしまおう~!というお掃除法です。

汚れとの密着力がアップ!お酢ジェルの作り方

それでは早速、お酢のジェルをつくっていきます。

まずはお鍋にお酢を入れます。

キッチンスケールで計ってみたところ、お酢は128グラムありました。

今回は残っているお酢を使い切ってしまいたいので、全部入れてしまいます!

そして次に片栗粉を入れます。

手探り状態なのですが……今回は3グラム入れてみました。

お酢に片栗粉を入れたら、スプーンでよくかき混ぜます。

ある程度かき混ぜたら、お鍋ごと火にかけます。

火にかけながらスプーンでかき混ぜて、とろみをつけていきます。

お酢、片栗粉、お鍋、コンロ……と、だんだんお料理をしているような気持ちになってきました。

ですが賞味期限が5ヶ月も切れているお酢なので、うっかり味見しないよう気を付けましょうね。

お鍋がフツフツと沸騰してきました。だんだんお酢のにおいもしてきました。

今回使っているお酢は「やさしいお酢」という、においがそれほど強くないお酢です。

もし普通のお酢だったら、もっとお酢のにおいがしてくるかもしれませんね。

全体が沸騰してきたあたりで、火を止めます。

これでお酢ジェルの完成です!

お酢128グラムに片栗粉3グラムで作りましたが、思ったよりもサラサラしています。

もう少し片栗粉を多めに入れてもよかったかもしれません。

お酢100グラムに対して片栗粉5グラム、くらいがちょうどいいかもしれませんね。

ただし片栗粉を入れたことにより、そのままのお酢よりかはとろみがついています。

もう少しトロトロしてくれてもいいのですが、片栗粉は冷めるととろみが出てくるので、今回はこのままお掃除に進んでみようと思います!

自作したお酢ジェルを使ってシンクのお掃除

それではお酢ジェルを使って、シンクの石鹸カスと水垢を落としていきます。

さっそく作りたてのお酢ジェル洗剤を使いたいところですが……、まずはキッチンシンクの油汚れやヌルツキ汚れを簡単に落としておきましょう。

このとき使う洗剤はいつも使っている台所洗剤で大丈夫です。

もしも台所洗剤では落とせない黒ずみ汚れがあるときは、塩素系カビ取り剤や漂白剤を使ってキレイにしておきましょう!

ここでのポイントは、「シンクを洗ったあとの水気をしっかりとふき取っておくこと」。

お酢はpHがそれほど高くありません。

ですので、シンクに水気が残っているとお酢が薄まってしまいます。

お酢のpHがさらに下がってしまうと効きが悪くなってしまうので、しっかりと水気をふき取っておきましょう!

①お酢ジェルをシンクに塗る

それではお待ちかね、お酢ジェルの登場です♪

厚手のゴム手袋をつけて、お酢ジェルを手に取ります。まだ作りたてのお酢ジェルは熱いので、厚手のゴム手袋のほうがやけど防止となっていいですね!

そしてシンクにそのままお酢ジェルを塗っていきましょう!

まずはシンクの壁面に塗ります。

普通の洗剤であれば、縦になっているところは洗剤が流れ落ちていってしまいますが、ジェルにしたので、しっかりと留まってくれています。

壁面全部に塗り込んだら、全体的にお酢ジェルを塗っていきましょう。

シンクの下の部分を塗っていきます。

スポンジがいらないので、サササッと塗ることができて本当にラクチンです!

そして最後に、蛇口にもお酢ジェルを塗っていきます。

手で直接塗っているので、蛇口のスキマのような細かいところにもきちんとお酢ジェルをつけていくことができます。

さて、これでキッチンシンク全体にお酢ジェルを塗ることが出来ました。

塗っている最中は、少しお酢のにおいが気になったのですが、いまはもうにおいは気になりません。

②お酢ジェルをしばらく放置

お酢ジェルを塗り終えたら、しばらく放置します。

軽い汚れであれば30分程度、ひどい汚れであれば1時間以上は放置してくださいね!

③スポンジでこすり洗い

30分ほど放置しましたので、次はかためのスポンジでこすり洗いをしていきます。

汚れとお酢を長い時間接触させておいたことで、水垢や石鹸カスなどの汚れがかなり柔らかくなっています。

まずは壁面、シンクの下。そして蛇口、とお酢ジェルを塗っていった順にゴシゴシこすり洗いをしていきます。

こすり洗いに使うスポこすり洗いに使うスポンジは、茂木和哉シリーズの「超人たわしZ」です。

水垢洗剤「茂木和哉」と一緒に使うと効果バツグン!でおなじみの青色のスポンジですね。

持ちやすいスポンジで、力加減の調整がしやすいのが気に入っていて、わたしはいつも愛用しています~♪

④お酢ジェルを水で洗い流す

シンク全体をこすり洗いしたら、最後に使ったお酢ジェルを水で洗い流します。

全部洗い流したら……水垢も石鹸カス汚れもキレイに取ることが出来ました!

ちなみに、しっかりめにとろみが付いているお酢ジェルは、そのまま排水口に流すと、詰まってしまうことがあります。

今回つかったお酢ジェルは、それほどとろみが付いていなかったのでそのまま排水口に流しましたが、とろみをしっかりと付けたときは、水で流すまえに排水口にネットを付けて、お酢ジェルをキャッチしてからゴミ箱に捨てたほうがいいかもしれません。

排水口のお掃除をするのも大変ですから、ネットをつけてあらかじめ詰まり防止をしておくといいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は賞味期限が切れたお酢と片栗粉を使って、キッチンシンクのお掃除をしてみました!

キッチンのお掃除って大変なイメージがありますが、マイルドなお酢でもほんの少し工夫をするだけでここまでキレイにできるんですね♪

これまでにお風呂掃除、トイレ掃除、と何回かにわけてお酢を使ったお掃除法をご紹介してきましたが、やっとお酢を使い切ることが出来ました。

どれもおうちにあるものだけでお掃除ができる方法ですので、気になる方は是非これまでの動画もチェックしてくださいね~!

そしてきょうご紹介したお掃除法は、最近一人暮らしを始めた弟のたくみにも教えてあげようと思います!

それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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