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【水垢・皮脂汚れ・カビ】ラクしてキレイを保つ!お風呂掃除の重要ポイント

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回も茂木和哉さんと一緒に「茂木和哉のお掃除お悩み相談室」に届いたお悩みをご紹介していきます!

ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。

どれくらいの頻度でお掃除できるか?で洗剤を選ぼう

のぞみ

それでは今回届いているお手紙をご紹介いたします。
「はじめまして! 私は今月引っ越しをします。
そこで今までお風呂掃除が苦手で、つい汚くしてしまうのを心底反省し お風呂だけはしっかり掃除をしようと思っています。
そこでお風呂掃除について改めてどのようなことを気を付けて掃除をしたらよろしいでしょうか?是非教えてください」

とのことです。引っ越してすぐのおうちはクリーニングがされていてキレイですから、この機会にお掃除の習慣を身につけたいですよね。
茂木さん、こちらはいかがでしょうか?

お風呂掃除においてどんなことを気にしたらよいのか、ということですね。

これはご質問者さんが「毎日のお掃除をどれくらい頑張れるか?」によって変わってきます。

毎日こまめにバスタブのお掃除はもちろん、洗い場もしっかりと、なんだったら壁面の上のほうまでしっかりとお掃除できます!という方なのか。

それとも家事や仕事が忙しくって、夜にはもうヘトヘトで、バスタブを洗うのもやっと、という方なのか、などですね。

のぞみ

たしかに、どのくらいの頻度でお掃除ができるのかって大事ですよね。

そうですね。ここで一番大事なのは洗剤の選び方です。

汚れは掃除しないでいればいるほど、ガンコになっていきますからね。

ですので、毎日掃除をする人におすすめの洗剤と、たまにしかお掃除できない人におすすめする洗剤は違ってきます。

1週間に1回、2週間に1回など、間隔をあけてお掃除する場合は、洗浄力の強い洗剤を使ったほうが、ラクに汚れを落とすことができます。

反対にできるだけ強い洗剤は使いたくない、というかたはこまめに掃除をするようにすれば、中性洗剤だけでも汚れを落とすことができます。

のぞみ

たまにしか掃除をしないのであれば強めの洗剤や専用洗剤が必要で、頻繁にお掃除できるのであれば中性洗剤だけでも十分、ということですね!

そうですね。中性が洗剤一つあれば十分、というのは収納の場所も取りませんし、何種類も洗剤を買う必要がありませんから、その点ではメリットですね。

引っ越ししてすぐにやるべきお掃除は?

のぞみ

ご質問者さんは、引っ越しをされるとのことでしたね。引っ越したらすぐやるべきお掃除には、どんなものがありますでしょうか?

そうですね、まずは「防カビくん煙剤」を焚いてみてはいかがでしょうか。カビの発生を抑えることができるものですね。

引っ越ししたてはまだお風呂がピカピカの綺麗な状態かとおもいますので、天井にはカビ菌がいません。

そして一度「防カビくん煙剤」を焚いたら、その後も忘れずに2か月ごとに焚いていってください。

どうしても焚くのを忘れてしまいがちですが、我が家でも2か月に1回程度、「防カビくん煙剤」を焚くようにしています。

ただし、「防カビくん煙剤」を使っていても、カビが生えるのを完全に防ぐことは出来ません。

あくまでカビが発生するのを遅らせる、というもので湿気の多い時期はどうしてもカビが生えてしまいます。

やはり定期的なお掃除がカビ防止では基本となっていきますので、次にお風呂のお掃除方法についてお話します。

お風呂掃除の洗剤の選び方

まずはお風呂掃除における洗剤の選び方について。

どのバスクリーナーがオススメなのかは、ご質問者さんが「安全性」「洗浄力」「価格」のうちどれを重視するか、で変わってきます。

例えば、安全性(肌へのやさしさ)を重視するのであれば、大手が出している洗剤の中では花王さんの「バスマジックリン」がおすすめです。

洗浄力を重視するのであれば、ライオンさんから出ている「バスタブクレンジング銀イオンプラス」がオススメです。

バスタブクレンジングには、銀イオンプラスのものとそうでないものがあるのですが、銀イオンプラスのほうが洗浄力が高いんです。

それは銀イオンが入っているから、というよりも、使用されている界面活性剤が洗浄力の高いものだからです。

また、「バスタブクレンジング銀イオンプラス」は液性も弱アルカリ性ですので、中性洗剤よりも皮脂汚れもよく落ちます。

ただし洗浄力と肌へのやさしさはどちらを取るかが重要で、皮脂汚れが落ちるということはその分手荒れもしやすい、ということになります。

のぞみ

よく見かけるバスクリーナーでも、意外とそれぞれに特徴があるんですね。

いつも忙しいからできるだけラクにお掃除したい、という方は「バスタブクレンジング銀イオンプラス」がオススメ。

反対に、毎日掃除ができるから安全性の高いものを使いたい、という方は、「バスマジックリン」くらいの洗浄力がちょうどいいとおもいます。

バスクリーナーについてはこちらの動画で比較をしていますので、気になる方は見てみてください。

のぞみ

それにしてもバスクリーナーって本当にたくさん売られていて……いつも迷ってしまいます。

ドラッグストアにいけばたくさんのバスクリーナーが売られていますが、正直バスタブ掃除だけでは違いはそこまで分からないと思います。

違いがあらわれやすいのは、洗い場の汚れやのほうですね。少しお掃除ができないでいると、すぐに皮脂汚れや赤カビがあらわれます。

特に1週間に1回程度しか掃除をしない、というお風呂場であれば、洗剤の違いは感じやすいと思います。

なかなか掃除ができない、という方こそ、アルカリが高くて、界面活性剤も強いバスクリーナーを使ったほうが良いと思いますね。

お風呂の水垢は自作洗剤でまとめてお掃除♪

お風呂用洗剤の選び方と、オススメの洗剤をご紹介してきましたが……水垢はこれだけでは予防できません。

水垢の原因は水道水に含まれているミネラル分ですので、皮脂汚れやカビとはできる原因が違うからです。

水垢を予防したいのであれば、お風呂を使った後は水滴をすべて拭くのが一番効果的です。

ただしとっても面倒ですので、毎回拭き上げるのが難しいというかたは酸性洗剤を使って、定期的にお掃除してください。

お掃除の頻度としては、週に1回、もしくは2週間に1回。使う酸性洗剤は、クエン酸でも構いません。

毎日のお掃除はバスクリーナーでお掃除。

1~2週間に1回はクエン酸で水垢を落とし、そしてその時にバスタブだけではなく、全体をお掃除できれば良いですね。

のぞみ

それができれば理想ですが……いくつも洗剤を用意して、何回も洗い流して、とやらないといけないんですよね?少し大変そうです……。

そうですね、クエン酸は水垢を落とすことができますが、赤カビや皮脂汚れは落とすことができません。

でも、せっかくお掃除するなら一回でいろんな種類の汚れを落としてしまいたい、という気持ちもわかります。

そこでわたしがたまにやるのが、「自分で酸性のバスクリーナーを作る」という方法です。

そんなに難しいものではなくて、バスマジックリンや台所洗剤にクエン酸をちょっと入れて、酸性のバスクリーナーをつくるというものです。

のぞみ

えっ、台所洗剤をお風呂掃除に使うんですか!?

意外かもしれませんが、台所洗剤でもお風呂掃除ができるんですよ。

こちらも動画でご紹介しているので、是非参考にしてください。

ちなみに、台所洗剤にクエン酸をいれて作るときは、防腐剤が薄まってしまうため洗剤が日持ちしません。

洗剤を取っておくことができないので、一度で使い切ってくださいね。

普通のバスクリーナーにクエン酸を入れるのであれば、防腐剤は薄まらないので、使い切らずに取っておいても大丈夫だと思います。

のぞみ

次回にとっておけるのは良いですね!ただ……こまめにお掃除できていれば大丈夫そうなのですが、それでもガンコな水垢が出来てしまったらどうすればよいでしょうか?

ガンコな水垢ができていたら、洗剤の放置時間を長くしてみてください。

放置時間を長く作っておくことで、水垢が中和反応で柔らかくなります。

柔らかくなった水垢は、少しかためのスポンジでこすり洗いをすれば落とすことができます。

もしそれでも落ちなければ、次のステップとして、もっと酸が強い洗剤を使いましょう。

とはいえ、トイレ用洗剤のように酸が強すぎると素材をいためてしまう恐れがあるので、ちょうどよい酸性度の洗剤が良いです。

わたしのオススメは「なまはげお風呂用」ですね。

お風呂の黒カビのお掃除法&防止法

さて、お風呂で一番ガンコな汚れといえば、黒カビですね。

黒カビはツルツルとしているかたい素材には、根が深く入って行かないので、それほど心配する必要はありません。

心配なのは、コーキング、シーリング、ゴムパッキン、タイルの目地、お風呂のフタのフチの柔らかいところ、手すりのまわり、シャワーのホースなど。

柔らかいところには黒カビが根を生やしやすく、とってもガンコになるので特に注意が必要です。

のぞみ

柔らかいところに生えてしまった黒カビは、いくら洗剤でこすっても落ちないし、本当に困りものです……。

まず大事なのは予防すること。

カビ予防には、①換気をしっかりする のと、②カビのエサとなる汚れを落としておく、というのがあります。

まずは換気について。とにかく浴室から水気をなくすことですね。

お風呂の最後にスクイージやタオルなどで拭き上げるようにすれば、カビ予防はもちろん水垢予防にもなります。

拭き上げるのが面倒であれば、水垢の予防にはなりませんが、換気扇を付けておくこと。

浴室を乾燥した状態にしておくことで、カビが予防できます。

のぞみ

湿気の多い時期はカビが生えるといいますし、それだけカビは水分を好む、ということですよね。

そして2つ目は、カビのエサとなる汚れを落としておくこと。

皮脂汚れなどのカビのエサがなければ、カビが生えてきません。

のぞみ

カビが出てくる前に、カビの原因となる汚れを落としておく!ということですね。

そうです。黒カビを予防する、という点から見ても、先ほど水垢落としのときにお伝えした、自作したバスクリーナーでお掃除するのはオススメです。

お風呂場って、しばらく掃除していないと赤カビができてきますよね。

床のカウンターの奥やコーキングなど、掃除をし忘れしやすい場所は気を抜くとすぐ赤カビが生えてきます。

赤カビがやってきたら、絶対赤カビは落としてくださいね。赤カビがやってきたら、次は黒カビがやってきます。

「赤カビは掃除をするサイン!」と覚えておきましょう。

のぞみ

ガンコな敵がやってくる前にお掃除しないとですね!

ちなみに赤カビはだいたい2週間前後で生えてきます。

時期によっても違いますし、暑い時期はもっと早く赤カビが生えてきてしまいますが、1週間ごとにお風呂全体をお掃除するようにしていれば、ちょうどよいと思います。

のぞみ

1週間に1度、お風呂全体のお掃除ですね。これならなんとか頑張れるような気もします。それでも黒カビが生えてきてしまったら……どうやって落とせばいいのでしょうか?

もし黒カビが生えてきてしまったら、強めの洗剤を使いましょう。

黒カビには、色の脱色とカビの殺菌の両方ができる、塩素系漂白剤を使います。

カビキラーやカビハイターなどが有名ですが、わたしのオススメはカビハイターです。

カビ落としには、長い時間汚れと接触していられるか、が重要なのですが、カビハイターは泡の密着力が高いのがポイントですね。

こちらも以前、洗剤の比較をしています。気になる方はご覧ください。

まとめ

茂木さん、ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?今回は、お風呂のキレイをキープするために、汚れの防止方法や洗剤の選び方をお届けしました。

いろんな情報が盛りだくさんでしたが今回ご紹介した、お掃除方法やおすすめの洗剤などお、きになるものは是非、試してもらえると嬉しいです♪

わたしも最近はなかなかお風呂掃除ができていないのですが、茂木さんがオススメしていた酸性バスクリーナーをつかったお掃除法を試してみたいと思います!

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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