「橙の雫」は電化製品に使える?洗面台のガンコな水垢を落とす方法は?【お掃除お悩み相談室】
こんにちは!のぞみです。
今回も茂木和哉さんと一緒に「茂木和哉のお掃除お悩み相談室」に届いたお悩みをご紹介していきます!
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
電化製品に「橙の雫」は使えるの?
それでは一つ目のお手紙です。
『電子レンジ内の汚れ落としにレモンのリモネン成分を利用してお掃除できるようなのですが
それならば高濃度の「橙の雫」を使ったらキレイになるのではないかと思ったのですが、電化製品に使用しても大丈夫でしょうか?』
とのことです。
茂木さん、こちらの質問はいかがでしょうか?
「橙の雫」とはこちらの商品です。
リモネン配合、オレンジオイル配合の洗剤は他のメーカーさんからも出ていますが、そのなかでも「橙の雫」は特にリモネン濃度が高いのが特徴です。
ここまでリモネンがたっぷりの洗剤はなかなかありません。
リモネンにはゴムやプラスチックを溶かす性質があるのですが、リモネンの濃度が高いと、プラスチック容器に入れることができません。
リモネン濃度が高い洗剤は、ビンやスチール缶に入って販売されていますね。
「橙の雫」もビンに入れてあります。
リモネン配合の洗剤は結構売られていますが、パッケージがプラスチックであればそこまで濃度は高くない、ということですね。
パッケージに書いてある「高濃度!」という文字よりも、容器を見たほうが確かですね。
さて、茂木和哉シリーズの「橙の雫」はもちろん、油汚れを落とすことができます。
ただし本来の使い方は、いたずら書きを消したり、シールをはがすことです。
例えば家具にテープが貼ってあって、テープをはがすとベタベタが残りますよね。
そのベタベタに「橙の雫」を使うと、簡単にキレイになります。
お子さんのいらっしゃるご家庭は家具がシールだらけになりますからね。「橙の雫」があれば安心です!
我が家にも小学生の息子がいるのですが、学校から帰ってきたとき、たまに壁にランドセルをこすって入ってくるんですよね。
まっすぐ入ってこればいいのに……(笑)
そうすると壁紙のクロスに、黒いランドセルのこすれ跡がついてしまうんです。
そういったプラスチックやゴムのこすれ跡も、「橙の雫」で落とすことが出来ました。
落としている様子を以前動画でご紹介していますので、気になる方は見てみてくださいね。
お子さんがいらっしゃるとそういった汚れもできるんですね。思いつきませんでした!
ほかには玄関タイルについてしまった靴底のこすれ跡や、ヒールの跡などにも「橙の雫」は使えますね。
フローリングについたゴムの跡、プラスチックがこすれた跡なども落とすことができる、特殊な洗剤です。
こういった落書き、シール跡、プラスチック跡、ゴム跡を落とすのが「橙の雫」の本職なのですが、ご質問者さんの仰る通りレンジの油汚れも落とすことができます。
ただし初めにお伝えした通り、リモネンにはプラスチックを溶かしてしまう性質があります。
全てのプラスチックを溶かすということではないのですが、どういったプラスチックが使われているのか?を見分けるのはなかなか難しいですよね。
もし「橙の雫」を電化製品の掃除に使うのであれば、洗剤がプラスチックにつかないように気を付けてください。
あとは汚れの範囲ですかね。
全体的に汚れているのであれば、それなりの量が必要なのでもったいないかもしれませんね。
スポット的に汚れ落としで使うのであれば、良いと思います。
リモネンがたくさん含まれている「橙の雫」ですが、より効果的に使う方法はありますか?
わたしはいつも「橙の雫」でマジックやこすれ跡を落とすときは、小さな小皿にいったん入れて、古歯ブラシなどで塗り広げています。
汚れがひどいときは5分ほど放置して、そのあとさらにこする。
放置することで汚れが柔らかくなり、落としやすくなるんです。
古歯ブラシを使うんですね。「橙の雫」はプラスチックを溶かすとのことでしたが、歯ブラシは溶けないのでしょうか……?
歯ブラシの毛は溶けないプラスチックですので大丈夫です。
わたしも何度も繰り返し、掃除に使っていますよ。
それなら安心です!古歯ブラシって便利ですね。
「橙の雫」はいままで茂木和哉の直販ネットショップと、Amazon、Yahoo!でしか購入できませんでした。
ですがこのたびRakutenでも買えるようになりました!
Rakutenでも「橙の雫」と検索してみてくださいね。
洗面台レバーハンドルの根元についた汚れの落とし方
次の質問に参りましょう!
『洗面台のレバーハンドルの根元の掃除についてです。
これまでその部分の掃除は古歯ブラシでこすっていたのですが
おそらく傷がついてしまい、その傷に汚れが入り茶色くなり 掃除しても汚れが落ちなくなってしまいました。
その汚れをとる何か良い方法はありませんか?』とのことです。
一体どんな汚れなのでしょうか……。茂木さん、こちらはいかがでしょうか?
洗面台のレバーハンドルの根元に傷がついてしまって、そこに茶色い汚れが付いた……。定期的に掃除もされているようですので、おそらく水垢ではないでしょうか?
水垢だとすると、まずはクエン酸を試してみて下さい。
クエン酸はわりとどのご家庭にもあると思いますので、試しやすいかと。
クエン酸を使って水垢を落とす効果的な方法は?
クエン酸を使ってどんな風にお掃除すればよいでしょうか?
今回の場合は、クエン酸湿布をしてみると良いですね。
厚手のペーパーとクエン酸、そして古歯ブラシを用意します。
熱めのお湯にクエン酸を溶かし、クエン酸液を作ります。
お湯はやけどをしない程度の温度で十分です。
厚手のペーパーを汚れを覆うことができるくらいの大きさにカットし、作ったクエン酸液にひたします。
ペーパーを汚れている部分、今回だとレバーハンドルの根本に湿布して30分ほど放置しましょう。
水垢が柔らかくなったら、古歯ブラシでこすり洗いをしてください。
このとき、歯ブラシで傷がついてしまわないよう、力加減には気を付けてくださいね。
もしこれで落ちなければ、クエン酸湿布の時間をのばす。
30分ではなく1時間ほどつけてみましょう。
クエン酸液の濃度はどれくらいが良いですか?
クエン酸液は40倍希釈液がいいですね。
「40倍希釈」ってすこし難しく聞こえるかもしれませんが、わたしがいつも作っている手順をお伝えします。
まず空のスプレーボトルを用意してください。
スプレーボトルは新しく買う必要はありません。
バスクリーナーなどのボトルを捨てずにとっておけばいいんです。
前の洗剤が残らないよう、使用前にしっかりと洗ってください。
忘れがちなのですが、スプレートリガーの部分もしっかりと掃除してくださいね。
ボトルの中に水道水を入れて、泡がきれるまで出し切れば大丈夫です。
次にキッチンスケールにボトルを乗せて、クエン酸を5グラム入れる。
キッチンスケールのメモリが200グラムになるまでお湯を入れる。
ボトルをしめて振って、クエン酸が溶けたら完成です。
キッチンスケールがあれば出来てしまうんですね!これなら簡単そうです。
始めからスプレーで作ってしまうのでラクチンですよ。
桶などの容器でクエン酸液を作ると、残ったときに移し替える手間があるんですよね。
結局クエン酸液が残ったら容器に入れる必要があるので、初めからスプレーボトルで作ってしまいましょう。
クエン酸湿布でも水垢が落とせないときは?
まずはクエン酸希釈液を湿布する方法で試してみてください。
もしクエン酸で落とすことが出来なかった場合は、より強い酸を使ってください。
クエン酸よりも強い酸……?たとえばどんなものがありますか?
わたしだったら、「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」を使いますね。
ジェルタイプですので、クエン酸ののうにペーパータオルで湿布をする不要はありません。
必要に応じて古歯ブラシで塗り広げてください。
ジェルを水垢の部分に塗り、30分放置して、水垢が柔らかくなったら歯ブラシでこする。
塗り込むと中和反応で泡がブクブクと出てきます。
ただし「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」を水垢落としとして使うのは用途外の使い方となります。
使用する場合は自己責任でお願いします。
それと……今回のご質問で気になる点がひとつ。
「歯ブラシでこすった程度で傷がついてしまった」というところです。
経年劣化が進んで、素材がかなり弱くなっているのかもしれませんね。
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」はかなり酸性度が高い洗剤でして、強い酸を使うと素材が傷んでしまう心配があります。
使用する場合は、十分注意してください。
注意するといってもどういう注意をすればいいのかが難しいのですが……初めはあまり目立たない場所で試してみてください。
目立たない場所で素材が傷まないかチェック
「茂木和哉トイレ尿石落としジェル」を塗って30分放置する、と言いましたが、15分なら大丈夫で20分はダメだった、5分は大丈夫で10分はダメだったというケースも考えられます。
テストをするときは付きっ切りでいる必要があるんです。
それが面倒なのであれば、強い酸を使うのはやめておいた方が良いかと。
「ちょっとくらい素材が傷んでもいいから、茶色い汚れを落としたいんです!」というのであれば問題はありませんが……いずれにせよ用途外での使用となりますので自己責任でお願いします。
いきなり強い酸を使わず、まずはクエン酸湿布から試してみてくださいね!
まとめ
茂木さん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
今回は「橙の雫」を使って電化製品の汚れを落とす方法、そして洗面台についた水垢の落とし方についてご紹介しました。
登場した洗剤も汚れもまったく別のものでしたが、どちらにも古歯ブラシと湿布法が出てきたことが驚きでした!
効率的なお掃除には、意外と共通点があるんですね!
今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう~♪